- 英
- central vein (Z), central vein Rolando
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/02 22:38:10」(JST)
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この項目では、肝の微小構造としての中心静脈について説明しています。
- 中心静脈カテーテルについては「点滴静脈注射#中心静脈路」をご覧ください。
- 中心静脈栄養については「高カロリー輸液」をご覧ください。
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中心静脈(ちゅうしんじょうみゃく、英: central vein, central venule)は、肝小葉において認められる静脈。類洞において混合された血液を受け取り、その血液を肝静脈を介して体循環へと戻す。
外部リンク
- Histology at okstate.edu
- Histology at ntu.edu.tw
- Diagrams at vanderbilt.edu
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 東京慈恵会医科大学附属第三病院における安全な中心静脈カテーテル挿入の取り組み:中心静脈カテーテルワーキンググループの活動を通して (第109回成医会第三支部例会)
- 29.長期中心静脈栄養中に上大静脈血栓症を合併した症例に対する肋間静脈アプローチの試み(一般演題,第45回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 薄井 佳子,大浜 用克,新開 真人,武 浩志,北河 徳彦,平田 義弘,小坂 太一郎
- 日本小児外科学会雑誌 47(3), 381, 2011-06-20
- NAID 110008673319
Related Links
- Gray1092.png. 中心静脈(ちゅうしんじょうみゃく、英: central vein, central venule)は 、肝小葉において認められる静脈。類洞において混合された血液を受け取り、その血液 を肝静脈を介して体循環へと戻す。 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 52歳の女性。黄疸を主訴に来院した。
- 現病歴 : 15年前に健康診断で肝機能の異常を指摘された。7年前から全身の掻痒感が出現し、2年前から黄疸が出現した。1年前には吐血があり、食道静脈瘤に対して硬化療法を受けた。最近になり黄疸が増強したため、紹介され入院した。
- 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 身長150cm、体重52kg。脈拍64/分、整。血圧108/58mmHg。皮膚と眼球結膜とに黄疸を認める。腹水と下腿前面の浮腫とを認める。
- 検査所見 : 尿所見:.蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球369万、Hb11.8g/dl、Ht36%、白血球3,800、血小板8万、プロトロンビン時間(PT)35%(基準80~120)。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン2.8g/dl、IgA630mg/dl(基準110~410)、IgG3,178 mg/dl (基準960~1,960)、IgM 641mg/dl (基準65~350)、クレアチニン0.6mg/dl、総ビリルビン20.7mg/dl、直接ビリルビン18.5mg/dl、AST(GOT)123単位(基準40以下)、ALT(GPT)75単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ512単位(基準260以下)、γ-GTP112単位(基準8~50)、コリンエステラーゼ106単位(基準400~800)、Na135mEq/l、K4.1mEq/l、Cl100mEq/l。免疫学所見:HIV抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、HCV抗体陰性、抗ミトコンドリア抗体陽性、AFP2ng/ml(基準20以下)。
- この患者で予想される肝病理組織所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C010]←[国試_096]→[096C012]
[★]
[★]
- 英
- liver
- 関
- 肝臓の病理、肝区域
発生学的由来
- 発生第3週の中頃に、前腸末端における内胚葉性上皮芽として現れる。
- 造血細胞、クッパー細胞、結合 組織細胞は横中隔の中胚葉に由来
- 肝芽は横中隔(心膜腔と卵黄嚢柄)との間の中胚葉板に進入
肝臓の周辺の膜
肝臓に関係する血管
解剖
- 体重の約2%。1.2-1.5kg。(YN.B-2)
参考資料
- 肝臓研究室
- http://www.med.kyushu-u.ac.jp/intmed3/medical_3.html
組織
体表解剖
- 第4肋間以下のレベルで貫通する障害を受けたとき、肝臓が損傷する。
機能
- 物質の合成と貯蔵 → (肝障害時)低下:アルブミン、凝固因子、補体、LCAT、コレステロール、コリンエステラーゼ
- 解毒
- 血糖コントロール
- 胆汁の合成分泌
- 血液循環と濾過
- 血液循環:肝循環の調整、血清Na, Kの調整 → (肝障害時)腹水、Kプールの減少
- Kupffer細胞による菌・有害物の貪食 → (肝障害時)易発熱性
薬物代謝 PPC.51
- phase I: oxidation, reduction
- phase II: hydrolysis, conjugation
年齢との関連
- I相:加水分解、酸化、還元 :加齢により低下
- II相:抱合 :不変
酵素
- 肝酵素
画像
CT
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- Scvo2
- 関
- 中心静脈圧 central venous pressure CVP, 混合静脈血酸素飽和度 SvO2
参考
[★]
中心静脈。Rolando中心静脈
[★]
- 同
- central venous pressure, CVP
正常値
- SAN.174
エコーによる評価
- レジデントノート 12(8);2010,1369
下大静脈径
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中心静脈圧
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低
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正常 (≦10mmHg)
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高
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呼気時(mm)
|
|
≦15mm
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>15mm
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呼吸性変動(%)
|
100%(完全虚脱)
|
≧50%
|
<50%
|
[★]
- 英
- central retinal vein occlusion
- 関
- 網膜中心静脈閉塞症
[★]
- 英
- hepatic veno-occlusive disease
- 関
- 類洞閉塞症候群
[★]
- 英
- center、centre、hub、centrum、centro、central、medial
- 関
- センター、中央、中心性、中心的、中枢神経性、中枢性、中枢的、内側、内側性、中央に置く、椎体、中枢、ハブ
[★]
- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。