- falciform
- 英
- falciform ligament of liver (Z,KH), falciform ligament (KL)
- ラ
- ligamentum falciforme hepatis
- 図:N.245,267 L.261
- 肝臓の前上面と前腹壁・横隔面との間にある腹膜ヒダ(KL.370)
- 正中面上かつ前腹壁面の内面に付着している?(KH.104)
発生学的由来
- 腹側胃間膜の中に肝臓が発生し、前腹壁と肝臓の間に肝鎌状間膜ができ、肝臓と食道下部、胃、十二指腸上部の間に小網ができる (L.259)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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Japanese Journal
- 右胃大網動脈グラフトによる冠動脈バイパス術後の幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の経験
- 梶 理史,原田 信比古,小池 伸定,鈴木 修司,鈴木 衛,羽生 富士夫
- 日本消化器外科学会雑誌 43(8), 822-827, 2010-08-01
- … たので報告する.症例は72歳の男性で,67歳時に心筋梗塞で冠動脈バイパス術を受けていた.今回は貧血精査中に膵頭部腫瘤を指摘された.血管構築3DCTでは縦隔内へ走行する右胃大網動脈を認めた.術中所見では肝鎌状間膜背側やや左側を走行し縦隔内へ至る右胃大網動脈が確認された.胃十二指腸動脈-右胃大網動脈根部は癌浸潤陰性であった.右胃大網動脈と前上膵十二指腸動脈分岐部を確認し,前上膵十二指腸動脈を根部で結 …
- NAID 110007703360
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- 機能的区分は門脈血流によって肝を区分したものである。肝臓を胆嚢と下大静脈を結ぶ 主分割面(Cantlie line、カントリー線)によって左葉と右葉に分割する。左葉はさらに肝 鎌状間膜により内側区と外側区に分けられる。右葉はさらに右肝静脈により前区と後区 ...
- 肝鎌状間膜裂孔ヘルニアの 1 例. 岡崎市民病院外科. 加藤. 彩. 金住 直人. 鈴木 祐一. 木村 次郎. 症例は 81 歳の男性で,腹部手術歴なし.腹痛,嘔吐を主訴に近医を受診し ,イレウスの診断. で当院に紹介となった.腹部 X 線検査では上腹部に腸管の液面 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- liver
- 関
- 肝臓の病理、肝区域
発生学的由来
- 発生第3週の中頃に、前腸末端における内胚葉性上皮芽として現れる。
- 造血細胞、クッパー細胞、結合 組織細胞は横中隔の中胚葉に由来
- 肝芽は横中隔(心膜腔と卵黄嚢柄)との間の中胚葉板に進入
肝臓の周辺の膜
肝臓に関係する血管
解剖
- 体重の約2%。1.2-1.5kg。(YN.B-2)
参考資料
- 肝臓研究室
- http://www.med.kyushu-u.ac.jp/intmed3/medical_3.html
組織
体表解剖
- 第4肋間以下のレベルで貫通する障害を受けたとき、肝臓が損傷する。
機能
- 物質の合成と貯蔵 → (肝障害時)低下:アルブミン、凝固因子、補体、LCAT、コレステロール、コリンエステラーゼ
- 解毒
- 血糖コントロール
- 胆汁の合成分泌
- 血液循環と濾過
- 血液循環:肝循環の調整、血清Na, Kの調整 → (肝障害時)腹水、Kプールの減少
- Kupffer細胞による菌・有害物の貪食 → (肝障害時)易発熱性
薬物代謝 PPC.51
- phase I: oxidation, reduction
- phase II: hydrolysis, conjugation
年齢との関連
- I相:加水分解、酸化、還元 :加齢により低下
- II相:抱合 :不変
酵素
- 肝酵素
画像
CT
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- subphrenic recess (Z)
- 関
- 肝腎陥凹、横隔下膿瘍
臨床関連
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- 英
- membrane
- 関
- メンブラン、メンブレン
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- 英
- mesentery
- 関
- 漿膜
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- 英
- sickle、falciform