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- 血液代用剤
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
KNMG3号輸液(500mL袋)
組成
本剤は1容器(500mL)中に次の成分を含有する注射液である。
塩化ナトリウム
塩化カリウム
L-乳酸ナトリウム
ブドウ糖
熱量
電解質濃度
Na+
K+
Cl−
L-Lactate−
- 20mEq/L
- 本剤は添加物として氷酢酸(pH調整剤)を含有する。
禁忌
- 高乳酸血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 高カリウム血症(乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症等)の患者[症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
●内科領域
- 経口的食事摂取不足の時(例えば、脳卒中などの意識喪失時、悪性腫瘍、食欲不振、消化器疾患、全身衰弱など)、糖尿病性アシドーシス、利尿剤投与時、ステロイドホルモン投与時、その他種々の脱水症、呼吸器疾患など
●小児科領域
- 急性消化不良症、消化不良性中毒症、髄膜炎・脳炎・肺炎や栄養失調症などで食欲不振の場合、新生児や未熟児の水分補給
●外科領域
- 術前脱水状態(消化管の通過障害を伴う患者など)、術後輸液
●産婦人科領域
- 術前・術後の水分及び電解質の補給
- 通常成人は1日500〜1000mLを静脈内に徐々に注射する。
なお、症状(体内の水分及び電解質の損失量など)に応じて適宜増減する。
慎重投与
- 腎不全のある患者[水分、電解質の調節機能が低下しているので、慎重に投与すること。]
- 心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化するおそれがある。]
- 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[ブドウ糖の組織への移行が抑制されているので、高血糖を生じ症状が悪化するおそれがある。]
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- infusion, transfusion
- 同
- 輸注
種類
- NSU. 731
-
- 維持輸液剤:一日の水・電解質バランスを保つべく作成される
- 輸液期間が長くなる場合に用いられる。
- Na+, Cl-は少なく、K+、HPO4-ブドウ糖を含む
乳幼児
- 1. 脱水になりやすい。
- 2. 腎機能が未熟。(K排泄能が低い)
- 3. 低血糖になりやすい
輸液量
- 新生児:80-120 ml/kg/日 ← 成人よりも多い
- 乳児下痢症に対する初期輸液:Na 90mEq/l, Cl 70mEql/L, ブドウ糖 2.6%, 乳酸 20mEq/L
投与量の計算
- 体重には身長とBMI22としたときの標準体重を用いる。
- 尿量 + 不感蒸泄(700ml) + 代謝水(5ml x 体重)
乳幼児
- 小児の薬の選び方・使い方
- 10kg以下 100ml/hr
- 10-20kg 200ml/hr
- 20-30kg 300ml/hr
- 30-40kg 400ml/hr
- 成人用のクレンメ:20滴で1ml (1滴 50ul)
- 小児用のクレンメ:60滴で1ml
- x (ml/hr) = 20x (滴/時) = x/3 (滴/分) = x/180 (滴/秒)
- ∴ x (ml/hr) で輸液するためには 180/x (秒/滴) となるようにクレンメの滴下速度を調節する。