| 橈骨神経 | 正中神経 | 尺骨神経 |
| 下垂手 | 猿手 | 鷲手 |
| 祝福の手 | ||
| drop hand | ape hand | craw hand |
| 尺骨神経麻痺 | 正中神経麻痺 | 橈骨神経麻痺 | |||
| 小指球筋萎縮 | 母指、示指の屈曲障害 | (祈祷手) | 手関節背屈障害 | (下垂手) | |
| 骨間筋萎縮 | 母指球の萎縮 |
(猿手) | 指MP関節進展 | (下垂指) | |
| 中節・末節屈曲位 | (鷲手) | 母指の対立障害 | |||
| 指内転・外転不能 | (フロマン徴候陽性) | ||||
UpToDate Contents
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- 1. ポリオおよび前角細胞への感染性疾患 polio and infectious diseases of the anterior horn
- 2. 成人における横隔膜損傷の認識およびマネージメント recognition and management of diaphragmatic injury in adults
- 3. 腕神経叢症候群 brachial plexus syndromes
- 4. 小児におけるギラン・バレー症候群の疫学、臨床症状、および診断 epidemiology clinical features and diagnosis of guillain barre syndrome in children
- 5. 上肢末梢神経症候群の概要 overview of upper extremity peripheral nerve syndromes
Japanese Journal
- 肝区域切除・後腹膜リンパ節郭清術後に発症した左正中神経麻痺の1症例
- 吉松 文,星 拓男,田中 誠
- 麻酔 60(5), 635-637, 2011-05
- NAID 40018828095
- 徒手整復後に正中神経麻痺を生じた小児上腕骨顆上骨折の1例
- 成田 裕一郎,千馬 誠悦,宮本 誠也,山田 晋,畠山 雄二,小林 志
- 東北整形災害外科学会雑誌 = Tohoku journal of orthopaedics and traumatology 53(1), 76-78, 2009-06-01
- NAID 10026083251
- 肘部上腕動脈穿刺による心臓カテーテル検査後に生じた高位正中神経麻痺の1例
- 野村 一世,松井 貴至,三崎 智範,上田 康博,山内 健輔
- 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 中部日本整形外科災害外科学会抄録 52(3), 771-772, 2009-05-01
- NAID 10026233877
- 757 多発外傷後、正中神経麻痺により腱移行術を施行された一症例(骨・関節系理学療法X)
- 栄崎 彰秀,長岡 誠吾,笹内 信行
- 理学療法学 32(supplement_2), 379, 2005-04-20
- NAID 110004016700
Related Links
- 正中神経は手にとって最も重要な神経で正中神経の傷害は手にとって致命的な ダメージになります。
- 正中神経麻痺（手根管症候群）。正中神経麻痺（手根管症候群）とはどんな病気か 正中 神経のはたらきは、前腕を内側にひねるように回す運動（回内(かいない)）、手首、手指 の屈曲、親指を手の平と垂直に立てる運動（外転）、親指と小指をつける運 gooヘルス ...
- 肘窩より近位が障害されて起こる麻痺。正中神経が支配する筋肉および知覚範囲が 障害される。低位麻痺の症状に加えて、前腕回内が出来ない、手関節、母指と示指が 屈曲出来ない（祈祷指位）などの症状も出ることがある。（円回内筋症候群（英語版）） ...
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★リンクテーブル★
| 国試過去問 | 「097H051」「082B057」 |
| リンク元 | 「手根管症候群」「尺骨神経麻痺」「橈骨神経麻痺」「長母指外転筋」「母指球筋」 |
| 関連記事 | 「正中神経」「神経」「麻痺」「正中」「神経麻痺」 |
「097H051」
- 上腕骨顆上骨折に最も生じやすい後遺障害はどれか。
※国試ナビ4※ ［097H050］←［国試_097］→［097H052］
「082B057」
- 母指球の萎縮を来さないものはどれか？
「手根管症候群」
概念
- 手関節レベルでの正中神経の絞扼性神経障害である。
病因
- REU.354
- 局所性
- 反復性外傷(仕事、手の過度使用)
- 手首骨折後
- 良性腫瘍
- 痛風
- 全身性
診断
- 橈側3本半(母指・示指・中指・環指橈側)の知覚障害、
- 母指球橈側の筋萎縮
- ティネル徴候：(手根管症候群を診る場合には)手関節屈側で正中神経をハンマーでたたくと指先に痛みが放散する(BET.406)
- ファレン徴候：手関節を強く屈曲位にして1-2分保つと、指のしびれが増強し、正常にすると戻る。
- 逆ファレン徴候
- 電気診断 ← 確定診断
治療
- 参考3
- 手関節の装具固定(wrist splinting)：軽度の例であれば装具固定でよい。糖質コルチコイド注射と組み合わせると症状の出現期間を短縮できる。
- 糖質コルチコイド注射
- 経口コルチコイド
- ヨガ ← really???
- 手根骨の移動(carpal bone mobilization)
- 神経の移動(nerve gliding)
- 超音波療法
- NSAIDsやその他の経口薬物
- 電気、磁気、およびレーザー療法
- 保存的治療
- 手術：重症例では屈筋支帯を切除し手根管の開放を行う。
参考
- 1. [charged] 手根管症候群の病因 - uptodate [1]
- 2. [charged] 手根管症候群の臨床症状および診断 - uptodate [2]
- 3. [charged] 手根管症候群の治療 - uptodate [3]
- 4. [charged] 手根管症候群に対する外科手術 - uptodate [4]
国試
「尺骨神経麻痺」
- 両筋は中手筋と呼ばれる(KL)
- 尺骨神経麻痺により、両筋が麻痺して、MP関節で過伸展、IP関節で屈曲し、手筋マイナス位をとる(KL.107)
尺骨神経麻痺
| 尺骨神経麻痺 | 正中神経麻痺 | 橈骨神経麻痺 | |||
| 小指球筋萎縮 | 母指、示指の屈曲障害 | (祈祷手) | 手関節背屈障害 | (下垂手) | |
| 骨間筋萎縮 | 母指球の萎縮 |
(猿手) | 指MP関節進展 | (下垂指) | |
| 中節・末節屈曲位 | (鷲手) | 母指の対立障害 | |||
| 指内転・外転不能 | (フロマン徴候陽性) | ||||
原因
- 上腕骨頭や肘関節部の骨折・外反肘(遅発性尺骨神経麻痺)、肘部管症候群などによる機械的損傷(肘部管症候群(良くある)、尺骨管症候群(あまりない))、運動ニューロン疾患、ハンセン病などにおける部分症として発症。
症例
- 60歳男性。5年前から徐々に右手の環指、小指に知覚障害が出現したため来院。屈曲障害はない。小指球筋の筋萎縮があり、母指、示指のつまみ運動が困難である。既往に右上腕骨外側顆骨折がある。
「橈骨神経麻痺」
| 橈骨神経 | 正中神経 | 尺骨神経 |
| 下垂手 | 猿手 | 鷲手 |
| 祝福の手 |
| 尺骨神経麻痺 | 正中神経麻痺 | 橈骨神経麻痺 | |||
| 小指球筋萎縮 | 母指、示指の屈曲障害 | (祈祷手) | 手関節背屈障害 | (下垂手) | |
| 骨間筋萎縮 | 母指球の萎縮 |
(猿手) | 指MP関節進展 | (下垂指) | |
| 中節・末節屈曲位 | (鷲手) | 母指の対立障害 | |||
| 指内転・外転不能 | (フロマン徴候陽性) | ||||
「長母指外転筋」
- 英
- abductor pollicis longus (K) APL, abductor pollicis longus muscle
- ラ
- musculusabductor pollicis longus
- 関
- 上肢の筋、手の筋。短母指外転筋
起始
- 橈骨(背面・骨間膜)
停止
- 第1中手骨(骨底外側)
神経
機能
- 母指の外転、伸展
臨床関連
- 正中神経麻痺：母指の外転は橈骨神経支配の長母指外転筋も関わっているため麻痺しない。
「母指球筋」
臨床関連
「正中神経」
- 英
- median nerve (B)
- ラ
- nervus medianus
- 関
- 筋皮神経、橈骨神経、尺骨神経、腕神経叢
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由来
支配
走行 (KL.127 N.429-431)
枝 (正中神経の枝)
臨床関連
- 正中神経麻痺 (KL.129,130)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
「神経」
解剖で分類
情報で分類
機能で分類
「麻痺」
- 運動麻痺と感覚麻痺