- 英
- ulnar nerve paralysis, ulnar nerve palsy
- 関
- 尺骨神経
- 両筋は中手筋と呼ばれる(KL)
- 尺骨神経麻痺により、両筋が麻痺して、MP関節で過伸展、IP関節で屈曲し、手筋マイナス位をとる(KL.107)
尺骨神経麻痺
原因
症例
- 60歳男性。5年前から徐々に右手の環指、小指に知覚障害が出現したため来院。屈曲障害はない。小指球筋の筋萎縮があり、母指、示指のつまみ運動が困難である。既往に右上腕骨外側顆骨折がある。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例 尺骨神経麻痺を合併した屈曲型小児上腕骨顆上骨折の1例
- 遅発性尺骨神経麻痺をきたした上腕骨外顆偽関節に対する動態解析
- 秋本 泰芳,村瀬 剛,森友 寿夫,三宅 潤一,吉川 秀樹
- 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 中部日本整形外科災害外科学会抄録 54(2), 319-320, 2011-03-01
- NAID 10029071847
- 加藤 義洋,高原 政利,荻野 利彦,菊地 憲明,渡邉 忠良
- 日本手外科学会雑誌 = The journal of Japanese Society for Surgery of the Hand 26(6), 625-627, 2010-11-22
- NAID 10027693585
Related Links
- 尺骨神経麻痺。尺骨神経麻痺とはどんな病気か 尺骨神経のはたらきは、手首の屈曲( 正中神経と共同で行います)、小指と薬指の屈曲、親指を人差し指の根元にぴったり つける運動(内転)、親指以外の4本の指を外に開いたり(外転) gooヘルスケア 家庭の 医学。
- 外傷や腫瘍以外で尺骨神経が障害される主なものは、肘部管症候群とギヨン管症候群 (尺骨神経管症候群)があります。尺骨神経が傷害されると細かい動きが上手くでき なくなります。母指球以外の手内筋の筋萎縮と鉤(かぎ)爪変形(鷲手変形)が生じます。
- 同じく肘が原因の尺骨神経麻痺を患っている者です。発症してから現在で7ヶ月経ちます 。 早期の社会復帰をご希望されていることをお伝えすると同時にそれは可能なのか 厳しいのか、復帰できた場合の再発・悪化の可能性、 保存療法で様子を ...
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★リンクテーブル★
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- 68歳の男性。右小指が伸ばせなくなったことを主訴に来院した。糖尿病にて内服治療中で、HbA1cは6.3%(基準 4.6~6.2)である。10年前から右手掌の小指側に硬結を触れ、硬結は徐々に硬くなってきた。洗顔の際に右小指で眼や鼻を突くようになってきたため受診した。硬結は22×8mmの大きさで索状に縦走する。右小指中手指節関節(MP関節)が屈曲しており、自動、他動ともに屈曲40°までしか伸展できない。他の指に可動域制限を認めない。感覚障害はなく握力も低下していない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I057]←[国試_110]→[110I059]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097H050]←[国試_097]→[097H052]
[★]
- 英
- median nerve palsy, median nerve paralysis
- 関
- 正中神経
[★]
- 英
- radial nerve palsy
- 同
- saturday night paralysis
- 関
- 橈骨神経、下垂手
[★]
- 英
- claw hand
- 同
- 鉤爪手、かぎ爪手、鉤爪様手、鉤爪指 claw finger
- 関
- 下垂手、猿手、尺骨神経、尺骨神経麻痺
概念
- (大まかに言えば)薬指と小指が屈曲
- 中手指節関節(MCP)が過伸展位、近位指節間関節(PIP)と遠位指節間関節(DIP)とが屈曲位をとる指の病的肢位である。
- 尺骨神経の麻痺においては、薬指、小指に変形が生じる
神経麻痺の比較
参考
- http://www.sapmed.ac.jp/MDP/AMANUAL-vol2/node28.html
[★]
- 英
- ulnar tunnel syndrome
- 同
- 尺骨神経管症候群、ギヨン管症候群 Guyon canal syndrome
- 関
- 尺骨管、尺骨神経、尺骨神経麻痺、肘部管症候群
症例
- 65歳女性。手の感覚低下で来院した。左の第4・5指の手掌側に感覚の低下を認めるが、手背の第3・4・5指の感覚は正常であった。
[★]
- 英
- Froment sign
- 同
- 新聞徴候 signe de journal
- 関
- 尺骨神経麻痺
- 母指内転筋の筋力低下を長母指屈筋が代償するため、母指と示指で物を挟むときに母指IPの過屈曲を生じ、母指、示指のつまみ運動ができない徴候。
[★]
- 英
- delayed ulnar palsy (KH)
- 同
- 肘部管症候群、cubital tunnel syndrome
-小児期に上腕骨遠位端の骨折した場合、職業上(たとえばプログラマー)、慢性的な圧迫を受けた場合に起こる (KH.54)
症状
- 徐々に麻痺が起こる。
- 肩関節の運動では症状は変わらないが、尺骨神経溝の圧迫で増悪
[★]
- 英
- tardy ulnar palsy, tardy ulnar nerve palsy
- 関
- 尺骨神経麻痺
[★]
- 英
- ulnar nerve
- ラ
- nervus ulnaris
- 関
- 筋皮神経、橈骨神経、正中神経
筋:前腕部1つ。手掌母指1つ。小指球筋。骨間筋。尺側の虫様筋
皮:上腕・前腕部なし。手の掌側は尺側1.5指、背側2.5指
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- 図:N.456,459(上腕、前腕、手掌の走行の概略)
由来
支配 (M.407,424,425)
- 前腕の筋枝 (正中神経が前腕の屈筋群を支配するが、唯一の例外)
- 手掌(母指の一部、小指、骨間筋、尺側の虫様筋を支配)
走行 (KL.130)
- 上腕
- 前腕
- 手根部
- 屈筋支帯の表層を走り、豆状骨のすぐ橈側で尺側動脈との間を通る
枝
部位分類
- 手背枝:前腕で分岐:手背の尺側半分、尺側2+1/2指(中指の尺側、薬指、小指)の背側面
- 浅枝:尺骨管あたりで分岐:手掌の尺側と1+1/2指(小指と薬指の尺側半)
- 深枝:尺骨管あたりで分岐:筋
機能的分類
臨床関連
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- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
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- 英
- ulna
- ラ
- cubitus
- 関
- 橈骨
解剖
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- 英
- paralysis, palsy
- 関
- (comb form)plegia。不全麻痺 paresis
[★]
- 英
- nerve paralysis、neuroparalysis