- 英
- ape hand
- 同
- 祝福の手
- 関
- 下垂手、鷲手、正中神経
- 以下、M.439より
- 定義:母指の運動が制限を受けて、手掌面内だけ屈曲・伸展をし、母指を対立できず、外転が制限されている変形
- 母指の対立が不可能
- 示指と中指の精細な動きが損なわれる
参考
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Japanese Journal
- C II-15 運動ニューロン病の猿手, 鷲手の回復例(精神神経科・その他)
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- 25歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。13歳ごろから、重いカバンを持ったときやタオルを強く絞ったときに手を離しにくいことに気付いていたが、運動は問題なくできていた。20歳ごろからペットボトルのふたを開けにくいと感じるようになった。半年前から歩き方がおかしいと周囲から指摘されるようになったため受診した。父方の従兄弟に同様の症状を示す者がいる。意識は清明。身長 172cm、体重 62kg。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 112/72mmHg。呼吸数 24/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側の側頭筋と胸鎖乳突筋は軽度萎縮している。両下肢遠位筋は萎縮しており、筋力は徒手筋力テストで3である。四肢の腱反射は低下しており、病的反射を認めない。血液所見:赤血球 493万、Hb 14.2g/dL、Ht 44%、白血球 5,900、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 4.1g/dL、AST 40U/L、ALT 49U/L、LD 282U/L(基準 176~353)、CK 528U/L(基準 30~140)、血糖 103mg/dL、HbA1c 6.2%(基準 4.6~6.2)、Na 142mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 103mEq/L。CRP 0.2mg/dL。この患者の母指球をハンマーで叩打する前後の写真(別冊No. 6)を別に示す。叩打後、この肢位が数秒間持続した。
- この所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A024]←[国試_112]→[112A026]
[★]
- 英
- median nerve (B)
- ラ
- nervus medianus
- 関
- 筋皮神経、橈骨神経、尺骨神経、腕神経叢
- 筋:前腕の屈筋・回内筋、母指球筋、2,3指の虫様筋
- 皮:掌側は3.5指だが背側は指先のみ
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由来
支配
走行 (KL.127 N.429-431)
枝 (正中神経の枝)
臨床関連
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- ulnar nerve paralysis, ulnar nerve palsy
- 関
- 尺骨神経
- 両筋は中手筋と呼ばれる(KL)
- 尺骨神経麻痺により、両筋が麻痺して、MP関節で過伸展、IP関節で屈曲し、手筋マイナス位をとる(KL.107)
尺骨神経麻痺
原因
症例
- 60歳男性。5年前から徐々に右手の環指、小指に知覚障害が出現したため来院。屈曲障害はない。小指球筋の筋萎縮があり、母指、示指のつまみ運動が困難である。既往に右上腕骨外側顆骨折がある。
[★]
- 英
- median nerve palsy, median nerve paralysis
- 関
- 正中神経
[★]
- 英
- radial nerve palsy
- 同
- saturday night paralysis
- 関
- 橈骨神経、下垂手
[★]
- 英
- claw hand
- 同
- 鉤爪手、かぎ爪手、鉤爪様手、鉤爪指 claw finger
- 関
- 下垂手、猿手、尺骨神経、尺骨神経麻痺
概念
- (大まかに言えば)薬指と小指が屈曲
- 中手指節関節(MCP)が過伸展位、近位指節間関節(PIP)と遠位指節間関節(DIP)とが屈曲位をとる指の病的肢位である。
- 尺骨神経の麻痺においては、薬指、小指に変形が生じる
神経麻痺の比較
参考
- http://www.sapmed.ac.jp/MDP/AMANUAL-vol2/node28.html
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- 英
- hand
- ラ
- manus
- 同?
- wrist
- 関
- 上肢