-液性免疫
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/04 14:13:47」(JST)
液性免疫(えきせいめんえき)は抗体や補体を中心とした免疫系である。抗体が血清中に溶解して存在するためこのように呼ばれる。別名、体液性免疫。
マクロファージや樹状細胞などは抗原を細胞内へ取り込んだのちに分解を行い、その断片を細胞表面に提示することにより抗原提示細胞として機能している。抗原提示細胞はMHCクラスII分子を介して抗原断片を提示し、ナイーブT細胞(Th0)細胞表面のT細胞抗原受容体(TCR;T Cell Receptor)へシグナルを伝える。Th0細胞が1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)のどちらに分化するかの割合は疾患により異なるがTh2サイトカインと呼ばれるインターロイキン(IL;Interleukin)-4,IL-5等の存在下においてTh0はTh2に分化し、液性免疫を誘導する。
B細胞細胞膜にはB細胞抗原受容体(BCR;B Cell Receptor)が発現しており、Th2細胞による抗原提示を受けて抗体産生能を持つ形質細胞へと分化する。基本的にB細胞は細胞表面に発現しているものと同じ抗体を産生するためにIgMを産生するようになっているが、各種サイトカインの刺激を受けることによりその他の抗体の産生も可能となる。
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| 血漿 | 40 mL/kg | 36 mL/kg |
| 赤血球 | 26 mL/kg | 24 mL/kg |
| 摂取 | 排出 | ||
| 食物 | 1100 ml | 尿 | 1400 ml |
| 飲水 | 1100 ml | 不感蒸散 | 1000 ml |
| 代謝水 | 300 ml | 大便 | 100 ml |
| 合計 | 2500 ml | 合計 | 2500 ml |
血漿浸透圧(mOsm/kg・H2O) = 2[Na]+BS/18+BUN/2.8
[Na]:(mEq/l)
BS :blood suger, 血糖 (mg/dl) BUN :blood urea nitrogen, 血中尿素窒素 (mg/dl)
7.35*7.45 Henderson*Hasselbalchの式 (この式の導出はSP.767) pH=pK+log([HCO3*]/αPCo2)
1.血漿と組織液の間の移動
| 静水圧 | 膠質浸透圧 | ||
| 細動脈 | 細静脈 | ||
| 血漿 | 30mmHg | 10mmHg | 25mmHg |
| 間質 | ≒0mmHg | 5mmHg | |
2.組織液と細胞内液の間の移動
| 主に関与するリンパ球 | 働き | リンパ節での局在 | |
| 細胞免疫 | T細胞 | (1)免疫の活性化 | 傍皮質 |
| (2)抗原を有する細胞への攻撃 | |||
| 液性免疫 | B細胞 | 抗体産生 | 皮質 |
| 細胞の種類 | 補レセプター | 抗原を提示する細胞 | MHC抗原 |
| キラーT細胞(Tc) | CD8 | 抗原提示細胞 | MHCクラスI |
| ヘルパーT細胞(Th) | CD4 | 全ての細胞 | MHCクラスII |
| T細胞 | 関連する因子 | 産生する物質 | 機能 |
| Th1 | IL-12
増殖 |
IL-2,IFN-γなど | 細胞性免疫を促進' |
| Th2 | IL-4
Th→Th2 |
IL-4,IL-5,IL-6,IL-10など | 液性免疫を促進' |
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