ダナゾール
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Japanese Journal
- C-28 ボンゾールによる子宮筋腫治療の試み(一般口演,第21回杏林医学会総会)
- 羽生 一朗,小山 典宏,山田 春彦,神野 正雄,高橋 康一,吉村 泰典,中村 幸雄
- 杏林医学会雑誌 24(1), 165, 1993-03-31
- NAID 110007375433
- 子宮内膜症の診断・治療における血清CA125値測定の有用性
- 小林 浩,金山 尚裕,早田 隆,川島 吉良
- 1987-07-01
- 血清CA125値測定が子宮内膜症の手術および保存療法のパラメーターとなり得るかどうか検討するとともに、子宮内膜症以外で血清CA125値が高値を示す疾患を検討し、CA125の産生・分泌に関して考察した。 1. 健常成人女性の血清CA125値は性周期による差を認め、そのmean±S.D.は卵胞期16.3±9.6、黄体期15.7±8.9、月経期36.8±13.2、閉経後6.7±3.9U/mlと月経期に高 …
- NAID 120005312550
- 子宮内膜症の診断・治療における血清CA125値測定の有用性
- 小林 浩,金山 尚裕,早田 隆,川島 吉良
- 日本産科婦人科學會雜誌 39(7), 1054-1060, 1987-07-01
- 血清CA125値測定が子宮内膜症の手術および保存療法のパラメーターとなり得るかどうか検討するとともに、子宮内膜症以外で血清CA125値が高値を示す疾患を検討し、CA125の産生・分泌に関して考察した。 1. 健常成人女性の血清CA125値は性周期による差を認め、そのmean±S.D.は卵胞期16.3±9.6、黄体期15.7±8.9、月経期36.8±13.2、閉経後6.7±3.9U/mlと月経期に高 …
- NAID 110002121703
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- ボンゾールとは?ダナゾールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ボンゾール錠100mg
組成
有効成分(1錠中)
添加物
- トウモロコシデンプン,カルメロース,クロスカルメロースナトリウム,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウム,ヒプロメロース,酸化チタン,マクロゴール6000
禁忌
- 血栓症の既往歴のある患者〔血栓症を起こすおそれがある.〕
- アンチトロンビンIII,プロテインC,プロテインSなどの凝固制御因子の欠損又は減少のある患者〔血栓症を起こすおそれがある.〕
- 重篤な肝障害,肝疾患のある患者〔原疾患が悪化するおそれがある.〕
- 重篤な心疾患,腎疾患のある患者〔浮腫等の症状が強くあらわれるおそれがある.〕
- ポルフィリン症の患者〔症状を悪化させるおそれがある.〕
- アンドロゲン依存性腫瘍のある患者〔症状を悪化させるおそれがある.〕
- 診断のつかない異常性器出血のある患者〔このような患者では悪性腫瘍の疑いがあるため.〕
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
- 授乳婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
子宮内膜症
- 通常,成人にはダナゾールとして1日200〜400mgを2回に分け,月経周期第2〜5日より,約4カ月間連続経口投与する.症状により増量する.
乳腺症
- 通常,成人にはダナゾールとして1日200mgを2回に分け,月経周期第2〜5日より,4〜6週間連続経口投与する.
- 女性胎児の男性化を起こすことがあるので,以下の点に留意すること.
- 本剤の投与開始は妊娠していないことを確認し,必ず月経周期第2〜5日より行うこと.
- 治療期間中はホルモン剤以外の方法で避妊させること.
慎重投与
- 肝障害,肝疾患のある患者〔原疾患が悪化するおそれがある.〕
- 心疾患,腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者〔浮腫等の症状が強くあらわれるおそれがある.〕
- てんかん患者,片頭痛のある患者〔浮腫等により症状が強くあらわれるおそれがある.〕
- 糖尿病患者〔耐糖能の異常がみられるおそれがあるので,十分コントロールを行いながら投与すること.〕
重大な副作用
血栓症(頻度不明)
- 脳梗塞,肺塞栓症,深部静脈血栓症,網膜血栓症等があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
心筋梗塞(頻度不明)
劇症肝炎(頻度不明)
- 劇症肝炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
肝腫瘍,肝臓紫斑病(肝ペリオーシス)(いずれも頻度不明)
- 長期投与により肝腫瘍,肝臓紫斑病(肝ペリオーシス)が発生したとの報告があるので定期的に肝超音波検査等の画像診断を実施することが望ましい.
間質性肺炎(頻度不明)
薬効薬理
抗ゴナドトロピン作用6〜8)
- 健康成人女性にダナゾールを200mg/日投与すると,血中FSH,LHのmid-cycle surgeを抑制した.
- 一側性卵巣摘除ラットを用いた実験で,ダナゾールは代償性の卵巣肥大を抑制し,腟発情日数を減少させた.
- 幼若去勢ラットを用いたin vivo実験で,ダナゾールは去勢による血中FSH,LHの上昇を有意に(p<0.01)抑制した.
卵巣におけるステロイドホルモン産生酵素活性抑制作用9,10)
- ヒト黄体及びハムスター卵巣のミクロソーム分画を用いたin vitro実験で,ダナゾールは17α-hydroxylase,17,20-lyase,3β-hydroxysteroid dehydrogenaseを抑制した.また,aromataseは阻害しなかった.
ステロイドレセプターとの相互作用11)
- ヒト子宮内膜を用いたin vitro実験で,ダナゾールはアンドロゲンレセプター及びプロゲステロンレセプターに結合することが認められた.
子宮内膜への直接作用12)
- ヒト子宮内膜細胞培養系を用いたin vitro実験で,ダナゾールは3H-thymidine取込みでみたDNA合成を抑制した.
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末である.
アセトンにやや溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けにくく,水にほとんど溶けない.
融点
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- danazol
- 商
- ボンゾール
- 関
- ダナゾール療法、ボンゾール療法
- エチステロン(17α-エチニルテストステロン)の誘導体。
- 抗ゴナドトロピン作用(FSH,LHの分泌を抑制)を有し、無月経をきたす。例えば、子宮内膜の偽閉経療法として用いられる。また、乳腺症にも用いられる。
- 作用機序:(下垂体)LH,FSHを程度低下させ、エストラジオールを中等度低下させる。(子宮体内膜)子宮内膜のアンドロゲンレセプターに結合して増殖を抑制。(NGY.198)