デュタステリド
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Japanese Journal
- PP-893 前立腺肥大症による尿閉患者へのアボルブ投与の検討(発表・討論,一般演題ポスター,第99回日本泌尿器科学会総会)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アボルブカプセル0.5mg
組成
成分・含量
添加物
- ジブチルヒドロキシトルエン、中鎖モノ・ジグリセリド、ゼラチン、グリセリン、濃グリセリン、酸化チタン、黄色三二酸化鉄
禁忌
- 本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある患者
- 女性[「重要な基本的注意」及び「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 小児等[「重要な基本的注意」及び「小児等への投与」の項参照]
- 重度の肝機能障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝されるため、血中濃度が上昇するおそれがある(「慎重投与」の項参照)。]
効能または効果
- 前立腺が肥大していない患者における有効性及び安全性は確認されていない。[国内臨床試験では前立腺容積30cc以上の患者を対象とした(「臨床成績」の項参照)。]
- 通常、成人にはデュタステリドとして1回0.5mgを1日1回経口投与する。
- カプセルの内容物が口腔咽頭粘膜を刺激する場合があるので、カプセルは噛んだり開けたりせずに服用させること。
- 投与開始初期に改善が認められる場合もあるが、治療効果を評価するためには、通常6ヵ月間の治療が必要である。
慎重投与
- 肝機能障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝され、半減期は約3〜5週間である。肝機能障害のある患者に投与した場合の薬物動態は検討されていない(「薬物動態」の項参照)。]
薬効薬理
- デュタステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換する1型及び2型5α還元酵素を阻害する。ジヒドロテストステロンは前立腺肥大に関与する主なアンドロゲンである。
ヒトにおける成績
血清中のジヒドロテストステロン濃度低下作用
- 前立腺肥大症患者に本剤0.05〜2.5mgを1日1回反復経口投与したとき、血清中ジヒドロテストステロン濃度は投与2週までに速やかに低下した。反応は用量依存的であり、投与6ヵ月の0.5mgによる減少は89.7%と2.5mgと同程度で最大であった。
(注)本剤の承認用量は1日1回0.5mgである。
前立腺組織中のジヒドロテストステロン濃度低下作用(外国人のデータ)
- 前立腺肥大症患者に本剤0.5mgを1日1回反復経口投与したとき、投与3ヵ月の前立腺組織中ジヒドロテストステロン濃度はプラセボ投与と比較して93%減少した。
In vitro及び動物における成績
5α還元酵素阻害作用
- In vitroにおいて、ヒト1型及び2型5α還元酵素を阻害した6)。また、去勢ラットにおいて、外因性に投与したテストステロンの前立腺におけるジヒドロテストステロンへの変換を阻害した。
前立腺組織中のジヒドロテストステロン濃度低下作用
- ラットに反復投与することにより、前立腺組織中ジヒドロテストステロン濃度を低下させた。
前立腺縮小作用及び肥大抑制作用
- ラットに反復投与することにより、前立腺を縮小させた7)。また、去勢ラットに反復投与することにより、テストステロン誘発前立腺肥大を抑制した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- N-[2,5-Bis(trifluoromethyl)phenyl]-3-oxo-4-aza-5α-androst-1-ene-17β-carboxamide
分子式
分子量
性状
融点
分配係数(log P)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- dutasteride
- 商
- アボルブ、AVODART
- 関
- その他のホルモン剤。前立腺肥大症
- テストステロン5α還元酵素阻害薬:前立腺肥大治療
- 用法:デュタステリドとして1回0.5mgを1日1回経口投与
- 禁忌:重度の肝機能障害