- 英
- Felty's syndrome, Felty syndrome
- 同
- フェルティー症候群、Felty症候群
- 関
- 関節リウマチ
概念
三徴
病因
- 好中球減少は顆粒球産生と顆粒球除去のinbalanceによる。また次の機序が関係しうる:免疫複合体生成に伴う顆粒球の消耗、抗顆粒球抗体の酢告げん、遊走白血球の増加(white blood cell margination)、骨髄の異常(骨髄細胞系の成熟の停止(最多)、骨髄の低形成、骨髄へのリンパ球浸潤)、G-CSFに対する自己抗体の結合。(参考1)
参考
- 1. [charged]Clinical manifestations and diagnosis of Felty's syndrome - uptodate [1]
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/24 22:06:20」(JST)
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フェルティ症候群 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
M05.0 |
ICD-9 |
714.1 |
OMIM |
134750 |
DiseasesDB |
11506 |
MedlinePlus |
000445 |
eMedicine |
med/782 |
NCI |
フェルティ症候群 |
Patient UK |
フェルティ症候群 |
MeSH |
D005258 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
テンプレートを表示 |
フェルティ症候群(Felty's Syndrome)は関節リウマチ、脾腫、白血球減少を三徴候とする疾患のこと[1]。
目次
- 1 概説
- 2 治療
- 3 歴史
- 4 脚注
- 5 関連事項
概説
長期関節リウマチ患者に発症することが多く、日本国の有病率は関節リウマチ患者のうちの1%未満、50歳代以降に多い[1]。白血球では特に好中球が減少し、一般に関節リウマチ症状は重度で、三徴候以外に易感染性、貧血、多発性単神経炎や皮膚潰瘍などの血管炎症状をしめすこともある[1]。全身性エリテマトーデスと類似した病像を呈し、鑑別診断が必要[1]。
治療
関節リウマチの基本治療である抗関節リウマチ療法をおこなう。ステロイド剤の投与も有効の場合もあるが易感染性のため投与は慎重に行う[1]。
歴史
本症候群の名称は、米国の医師フェルティ(Augustus Roi Felty:1895-1964)が1924年に発見・報告したことに由来する[2]。
脚注
- ^ a b c d e 病気がみえるVol.6 メディックメディア社発行 ISBN 978-4-89632-309-2
- ^ A. R. Felty (1924). "Chronic arthritis in the adult, associated with splenomegaly and leucopenia. A report of 5 cases of an unusual clinical syndrome.". Bulletin of the Johns Hopkins Hospital (Baltimore) 35: p.p.16–20.
関連事項
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 重症筋無力症発病7年後に発症したフェルティ症候群の1例
- 多田 芳史,草場 公宏,成富 由司,林田 功,佐藤 浩信,山野 裕二郎,香月 一朗
- 日本臨床免疫学会会誌 16(1), 81-86, 1993
- … stage III, class 2の慢性関節リウマチと診断,さらに白血球は1,200?2,800/mm3,顆粒球は300?1,000/mm3と低下し,腹部超音波検査にて中等度の脾腫を認め,以上の所見よりフェルティ症候群と診断した.抗核抗体,抗DNA抗体および抗アセチルコリンレセプター抗体が陽性であった.両疾患の合併はほとんど報告がないが,自己免疫性疾患の重複や病像の広がりを考える上で興味ある症例と考えられ報告した. …
- NAID 130000851574
- フェルティー症候群再燃時に肝機能障害の発現及び増悪を認めた1例
- フェルティ症候群再燃時に肝機能障害の発現及び増悪を認めた1例
- 貝瀬 満,橋本 国男,田村 英俊,田中 重之,鈴木 昭文,小林 義隆,西村 誠,並木 真生
- 日本消化器病学会雑誌 87(9), 1893-1896, 1990
- NAID 130001068280
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - フェルティ症候群の用語解説 - 体重減少,皮膚の色素沈着,脾臓の腫大,血液中の白血球の減少を示す成人関節リウマチで,1924年アメリカの内科医 A.フェルティが報告した。皮膚では,悪性 ...
- しかし、脾腫はフェルティ症候群(ふぇるてぃしょうこうぐん)だけでなく普通の関節リウマチにも見られるため、その識別に脾腫は関係ないとも考えられています。また ...
- フェルティ症候群はどんな病気か、原因は何か、何科を受診したらよいか、症状、検査と診断、治療方法について解説します。メディカルiタウンは、NTTタウンページ(株)が運営する医療総合サイトです。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- splenectomy
- 同
- 摘脾、脾摘、脾臓摘出、脾摘出、(国試)脾摘術、脾臓摘出術
適応
注意
- 血小板増加による血栓症 → 脾摘後血栓症
- 免疫能低下
- 易感染性
- 莢膜を持つ菌に感染しやすくなる→脾網内系はIgMを産生する場らしい?
- 脾摘後重症感染症症候群 脾摘後敗血症
[★]
- 同
- HLA-DR4抗原 HLA-DR4 antigen
- 関
- ヒト白血球抗原
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候