ポビドンヨード
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分(100mL中)
- 日本薬局方 ポビドンヨード 10g(有効ヨウ素として1g)
添加物
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
効能または効果
手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒
皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒
慎重投与
(次の場合には慎重に使用すること)
- 甲状腺機能に異常のある患者[血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。]
- 重症の熱傷患者[ヨウ素の吸収により、血中ヨウ素値が上昇することがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 殺菌消毒用ヨードチンキ類剤であり、有効ヨウ素を10%程度含有する粉末である。持続性の殺菌、殺ウイルス作用があり、効力はヨードチンキに匹敵する。本薬は刺激性や組織障害性が低いため、創傷患者へ塗布しても比較的痛みが弱いので、広く用いられている。1)
生物学的同等性試験
- ヒシヨード消毒液10%と標準製剤(液剤、10w/v%)の殺菌効力試験[最小発育阻止濃度(MIC)測定法・フェノール係数値測定法・Kelsey−Sykes改良法]を行った結果、in vitroにおいて両剤の生物学的同等性が確認された。
また、グローブジュース改変法による殺菌効力の比較試験を行った結果、消毒後の手指菌数対数値の平均値の差の95%信頼区間は±20%の範囲にあり、in vivoにおいて両剤の生物学的同等性が確認された。2)
更に、ヒシヨード消毒液10%の添加物変更品は、変更前製剤を対照とした殺菌効力試験を行い、処方変更前後での両剤の生物学的同等性が確認された。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- Poly[(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene]iodine
分子式
性状
- ・暗赤褐色の粉末で、わずかに特異なにおいがある。
・水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
・1.0gを水100mLに溶かした液のpHは1.5〜3.5である。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- povidone iodine
- 同
- ポピドンヨード ← 間違って使っているのか?
- 商
- イオダイン、イソジン、オラロン、スクロード、ソアナース、テルニジン、ドルミジン、ネオヨジン、ネグミン、ハイポピロン、ヒシヨード、ヒポジン、ポビドリン、ポピヨード、ポピヨドン、ポピラール、ポピロン、ホモドン、ボンゴール、ユーパスタ
- 関
- 含嗽剤、外皮用殺菌消毒剤
消毒薬
- ポビドンヨード液10%「ORY」
- ポビドンヨード 100mg/ml (有効ヨウ素として10mg/ml)
- 手術部位の皮膚・粘膜の消毒
- 皮膚・粘膜の創傷部位の消毒。熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒
- 原液で使用
- 有機物存在下では、有効ヨウ素濃度500μg/mlで2.5分で以下の菌が死滅
含嗽剤
- イソジンガーグル
- ポビドンヨード 70 mg/ml (有効ヨウ素 7 mg/ml)
- 使用濃度 15-30倍希釈 (ポビドンヨード 2.3-4.6 mg/ml)
添付文書
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- 英
- iodine、iodo
- 関
- ヨウ化、ヨウ素