- 英
- thyroid stimulating blocking antibody TSBAb
- 関
- TSH受容体抗体、甲状腺ホルモン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- Hypothyroid Graves' Diseaseを併発しTSAb著明高値を示した橋本病の一例
- 中井 美穂,岡田 洋右,谷川 隆久,神田 加壽子,森田 恵美子,田中 良哉
- 産業医科大学雑誌 25(3), 333-339, 2003-09-01
- … を経験した.本例は慢性副鼻腔炎が存在していたためにステロイドパルス療法は施行しなかったが,甲状腺ホルモン補充療法にて眼症状・TSAb値ともに改善傾向を示した.このような臨床経過より,本例では甲状腺刺激阻害抗体(TSBAb)も陽性であったが,甲状腺機能低下の主因はTSBAbではなく橋本病による甲状腺濾胞細胞の破壊と考えられた.バセドウ眼症では甲状腺機能亢進症例が多いが,本例のようにTSAbが高値で甲状腺機能低下 …
- NAID 110001259582
- 甲状腺刺激阻害抗体高値を認めた破壊性甲状腺炎の1例
- 小川 春美,北濱 眞司,皆川 晃伸,鈴木 美穂,今井 富彦,和田 誠基,飯高 誠,片山 茂裕
- 日本内科学会雑誌 92(4), 662-664, 2003-04-10
- 症例は31歳,男性.前頸部腫脹,発熱,動悸で来院した.超音波検査は亜急性甲状腺炎を支持せず,甲状腺自己抗体は陽性を示した. 123Iシンチグラムでは甲状腺への取り込みが見られず,バセドウ病は否定的であった.本例では自己免疫性甲状腺疾患を基礎に破壊性の機序が加わり,さらに経過中に甲状腺受容体阻害抗体が高値となり,甲状腺機能の低下が導かれたと考えられた.
- NAID 10011058251
Related Links
- 関連項目 サイロイドテスト(抗サイログロブリン抗体)、 マイクロゾームテスト(抗マイクロゾーム抗体)、 甲状腺刺激ホルモン(TSH)、 総サイロキシン(T 4)、 トリヨードサイロニン(T 3)、 遊離サイロキシン(FT 4)、 遊離 ...
- 甲状腺機能亢進症におけるバセドウ病はTSH受容体抗体(TRAb)によって発症する。TSH受容体抗体には刺激型と阻害型の2種類があり、このうち刺激型はTSH受容体に対してアゴニストとして作用し、甲状腺細胞膜中のadenylate cyclase ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- thyroid stimulating hormone receptor antibody TRAb, thyroid-stimulating hormone receptor antibody
- TSH結合阻害免疫グロブリン TSH-binding inhibiting immunoglobulin
- 同
- TSH受容体抗体、TSHレセプター抗体、抗TSH受容体抗体 TSH receptor antibody
- 関
- 甲状腺、TSH
- TSH受容体に対する自己抗体を測定する。バセドウ病では90%以上が陽性となる
- TSH受容体に結合してシグナルを入力する自己抗体(TSAb)と、シグナルの入力を妨げるもの(TSBAb)を同時に検出する。
[★]
- 英
- thyroid-stimulating hormone receptor antibody, TSHRAb, thyrotropin receptor antibody, TRAb
- 関
- 甲状腺刺激抗体、甲状腺刺激阻害抗体
[★]
甲状腺刺激阻害抗体
- 関
- thyroid stimulation blocking anti-body
[★]
甲状腺刺激阻害抗体
[★]
- 英
- thyroid gland
- ラ
- glandula thyroidea
- 関
- 甲状腺ホルモン、副甲状腺(上皮小体)
- 喉頭
- 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)
解剖学
部位
性状
- 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。
大きさ
- よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
- 単位はmm?
|
n
|
峡部
|
横断厚
|
横径
|
縦経(右)
|
縦経(左)
|
男性
|
34
|
1.8±0.6
|
18±3.0
|
48±4.8
|
49±3.7
|
49±3.8
|
女性
|
16
|
1.3±0.8
|
16±2.2
|
46±3.6
|
45±6.0
|
46±3.0
|
血管
動脈
静脈
神経
- 声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71
画像
- (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー) ← 要確認
組織学
- 成人甲状腺全体の0.1%を占める
- カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
- 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
- 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。
機能
発生
神経支配
- 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。
臨床関連
診察所見と疾患
非腫瘍性疾患
- a) 無形成 Agenesis
- b) 低形成 Hypoplasia
- c) 異所性甲状腺:異残物
- mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
- a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
- a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
- b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
- c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
- d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
- e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
- f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
分類
[★]
- 英
- antibody, Ab
- 関
- γ-globline、免疫グロブリン
- 抗原を特異的に認識する糖蛋白質である免疫グロブリンの一種。
- 血液・リンパ液中で抗原と非結合状態のものを指す
- 液性免疫に関与
[★]
- 英
- (刺激そのもの)stimulus、stimuli。(行為)stimulation、、stimulate、irritate、incite、(薬物や抗原で)prime
- 同
- impulse
- 関
- 刺激作用、煽動、抗原刺激、扇動、予備刺激
[★]
- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
[★]
- 英
- blocking(精神医学), inhibition(生化学)
- 同
- 遮断 blockade、途絶