死斑

lividity
postmortem lividity, death spots
livor mortis
早期死体現象死体現象


  • 死後1-2時間で発現、5-6時間で著明、12-15時間で最高。死後5-6時間以内の体位変化で死斑の移動。8-10時間くらいまでは死斑が移動しうる。死後12時間くらいまでは死斑を圧迫すると消失。死後24時間以降は消退しなくなる(SLE.263)


死斑の色(SLE.263)

WordNet

  1. a state of fury so great the face becomes discolored

★リンクテーブル★
国試過去問110G065」「103G042」「098G069」「104G014」「096B024」「108B024」「096G075
リンク元早期死体現象」「血液就下」「死の確徴
関連記事

110G065」

  [★]

  • 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
  • 63歳の男性。上行結腸癌の経過観察と腹部造影CT検査のため来院した。
  • 現病歴:1年前に上行結腸癌に対して右半結腸切除術を受けている。術後の経過観察のため来院し、外来診察、採血検査および腹部造影CT検査を受けた。
  • 既往歴:高血圧症に対し内服治療中。薬物アレルギーはない。
  • 生活歴:酒店経営。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴:父親は心筋梗塞で死亡。母親は膵癌で死亡。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 309万、Hb 10.4g/dL、Ht 32%、白血球 4,200、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、AST 34IU/L、ALT 40IU/L、尿素窒素 21mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 107mEq/L。
  • その後の経過:腹部造影CT検査の直後から、全身の掻痒感と呼吸困難が生じ、声がかすれてきた。
  • 症状出現時の現症:意識は清明。体温 36.3℃。脈拍 88/分、整。血圧 80/68mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 92%(room air)。四肢の伸側に膨疹を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。胸部全体にwheezesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
  • その後の経過:適切な治療を行い呼吸困難は改善した。腹部造影CTの結果、単発の肝腫瘤を認め転移性肝癌と診断した。肝切除術を行うこととなり、手術の前日に右内頸静脈から中心静脈カテーテルを留置する方針となった。留置処置の当日、局所麻酔後、穿刺を行ったところ鮮紅色の血液の逆流を認めた。穿刺針を抜去したところ同部位が腫脹し始めた。意識は清明。脈拍 72/分、整。SpO2 96%(room air)。呼吸に異常を認めない。
  • その後の経過:適切な処置をした後、肝切除術が施行された。3年後、多発性の転移性肝腫瘍が再発した。患者と家族は積極的な治療を望まず、自宅で過ごすことを希望したため訪問診療が開始された。今朝になって患者の意識がなく呼吸が停止している状態であると、家族から連絡があった。昨晩は意識があり、意思疎通可能であったという。担当医として駆けつけたところ、瞳孔は散大固定で、対光反射の消失、心停止および呼吸停止を認め死亡を確認した。
  • 認める可能性が低いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 110G064]←[国試_110]→[110G066

103G042」

  [★]

  • 69歳の男性。自宅のかもいにヒモをかけ首を吊っているのを午後6時半ころ帰宅した家族に発見された。
  • 家族はすぐにヒモを切断し、男性を仰向けに寝かせ、身体を揺り動かし呼びかけたが、身体は冷たく全く応答はなかった。
  • 診療所の医師に連絡したところ、午後7時に医師が到着し、死亡の確認後、死体の検案が行われた。
  • 直腸温34.0℃。室温22.0℃。顎、肩および股関節の硬直が軽度である。
  • 検案時の死斑の出現部位はどれか。
  • a. 顔面
  • b. 下半身の背面
  • c. 下半身の全面
  • d. 全身の背面
  • e. 全身の全面

[正答]


※国試ナビ4※ 103G041]←[国試_103]→[103G043

098G069」

  [★]

  • 死斑について正しいのはどれか。
  • (1) 出血死では減弱する。
  • (2) 一酸化炭素中毒による死亡患者では暗紫色を呈する。
  • (3) 死体腹臥位であっても体背面に出現する。
  • (4) 死後30分~1時間で明瞭となる。
  • (5) 死後7~10時間経つと圧迫しても消えない。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

[正答]


※国試ナビ4※ 098G068]←[国試_098]→[098G070

104G014」

  [★]

  • 室温15℃前後の室内において死後約12時間経過した死体にみられるのはどれか。
  • a 瞳孔透視できない。
  • b 腹壁の緑変が始まる。
  • c 関節の硬直が高度である。
  • d 体温が15℃に下がっている。
  • e 体位を変えると死斑が容易に転移する。

[正答]


※国試ナビ4※ 104G013]←[国試_104]→[104G015

096B024」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 096B023]←[国試_096]→[096B025

108B024」

  [★]

  • 高齢者が自室内で心肺停止状態で発見された。外因死を最も強く示唆するのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108B023]←[国試_108]→[108B025

096G075」

  [★]

  • 死亡時刻の推定に有用でない死後変化はどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 096G074]←[国試_096]→[096G076

早期死体現象」

  [★]

early postmortem change, postmortem phenomena at early stage
死体現象

早期死体現象

  • 死後1-2時間で発現、5-6時間で著明、12-15時間で最高。死後5-6時間以内の体位変化で死斑の移動。8-10時間くらいまでは死斑が移動しうる。死後12時間くらいまでは死斑を圧迫すると消失。死後24時間以降は消退しなくなる(SLE.263)
  • 死後2-3時間で発現(顎関節、頚関節→上肢関節→下肢関節)。6-8時間で全身の関節に及ぶ。12-15時間で最高となる。死後1日から1日半持続。30-36時間で発現した順序に従って緩解が始まる。夏2-3日、冬4-5日で完全に緩解、消失(SLE.263)
  • 3. 体温の降下(死体冷却) → 低体温の場合がある。
  • 死体の直腸温:死後1-2時間は殆ど低下しない。10-12時間までは直線的かつ急激に低下。以降、気温とゆるかやに平衡に達する。(SLE.265)
  • 1時点測定法:死後10時間までは1時間あたり1度低下、10-20時間までは0.5時間低下するとして推定。夏:1.4倍、冬:0.7倍、太った人:1.2倍、やせた人:0.8倍。(SLE.266)
  • 4. 角膜混濁:24時間以降に顕著
  • 5. 死体の乾燥(表皮の乾燥)
  • 6. 眼圧の低下

血液就下」

  [★]

cadaveric lividity, hypostasis
早期死体現象死斑
  • 血液が重力に従って体部位の低い位置に集まること

死の確徴」

  [★]

死の不確徴早期死体現象

斑」

  [★]

macula
発疹