出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/14 16:38:14」(JST)
クラススイッチ(英:Immunoglobulin class switching)とは、免疫反応で生産される免疫グロブリンの定常領域(Fc領域)が、抗原などの刺激により可変部を変えずにIgMからIgGやIgEなどへと変換すること。免疫グロブリンクラススイッチともいう[1]。
CD40リガンド(CD154)を欠損するX連鎖高IgM症候群ではクラススイッチが働かないのでIgMとIgD以外の免疫グロブリン(IgGやIgEやIgA)を産生できないために免疫不全に陥る。また、高頻度体細胞突然変異を行う活性化誘導型シチジンデアミナーゼ(AID)はクラススイッチにも関わっているのでこれを欠損するAID欠損症でもクラススイッチがうまくいかず高IgM血症を示す。
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リンク元 | 「immunoglobulin class switching」 |
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主に関与するリンパ球 | 働き | リンパ節での局在 | |
細胞免疫 | T細胞 | (1)免疫の活性化 | 傍皮質 |
(2)抗原を有する細胞への攻撃 | |||
液性免疫 | B細胞 | 抗体産生 | 皮質 |
細胞の種類 | 補レセプター | 抗原を提示する細胞 | MHC抗原 |
キラーT細胞(Tc) | CD8 | 抗原提示細胞 | MHCクラスI |
ヘルパーT細胞(Th) | CD4 | 全ての細胞 | MHCクラスII |
T細胞 | 関連する因子 | 産生する物質 | 機能 |
Th1 | IL-12
増殖 |
IL-2,IFN-γなど | 細胞性免疫を促進' |
Th2 | IL-4
Th→Th2 |
IL-4,IL-5,IL-6,IL-10など | 液性免疫を促進' |
近位尿細管 | 70% |
遠位尿細管 | 20% |
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