ゾニサミド
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
トレリーフ錠25mg
組成
有効成分
添加物
- 乳糖水和物、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン、タルク、黄色三二酸化鉄
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照〕
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)
- 本剤は、レボドパ含有製剤と併用する。
通常、成人にゾニサミドとして、1日1回25mgを経口投与する。
- ゾニサミドをてんかん(本剤の承認外効能・効果)の治療目的で投与する場合には、てんかんの効能・効果を有する製剤(エクセグラン等)を用法・用量どおりに投与すること。
慎重投与
- 重篤な肝機能障害又はその既往歴のある患者〔血中濃度が上昇するおそれがある。〕
重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)(1%未満)
- 本剤の中止により悪性症候群(Syndrome malin)があらわれることがある。観察を十分に行い、発熱、意識障害、無動無言、高度の筋硬直、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、血清CK(CPK)の上昇等があらわれた場合には、体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。なお、本症発症時には、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。〔「重要な基本的注意」の項参照〕
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) (0.1%未満注1))、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)
- 観察を十分に行い、発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
過敏症症候群(頻度不明)
- 初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
再生不良性貧血、無顆粒球症、赤芽球癆(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満注1))
- 観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全(頻度不明)
- 観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明)
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害(0.1%未満注1))、黄疸(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(1%未満)
- 観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
腎・尿路結石(1%未満)
- 観察を十分に行い、腎疝痛、排尿痛、血尿、結晶尿、頻尿、残尿感、乏尿等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発汗減少に伴う熱中症(頻度不明)
- 発汗減少があらわれ、体温が上昇し、熱中症をきたすことがある。発汗減少、体温上昇、顔面潮紅、意識障害等がみられた場合には、投与を中止し、体冷却等の適切な処置を行うこと。〔「重要な基本的注意」、「小児等への投与」の項参照〕
幻覚(5%以上)、妄想(1%以上)、錯乱(1%未満)、せん妄(1%未満)等の精神症状
- 観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 注1)てんかん(承認外効能・効果、用法・用量)に使用した場合の頻度
薬効薬理
レボドパ作用の増強効果5)
- レセルピン処置パーキンソン病モデルラットにおけるレボドパ(ベンセラジド塩酸塩含有)惹起運動亢進に対して増強効果を示す。
レボドパ作用の延長効果6)
- 6-ヒドロキシドパミン(6-OHDA)により片側黒質線条体のドパミン神経を選択的に破壊したパーキンソン病モデルラット(片側6-OHDA処置ラット)におけるレボドパ(ベンセラジド塩酸塩含有)惹起回転運動の持続時間に対して延長効果を示す。
実験的wearing-off現象の改善効果7)
- 片側6-OHDA処置ラットへの高用量塩酸メチルドパ(ベンセラジド塩酸塩含有)反復投与により惹起した実験的wearing-off現象に対して改善効果を示す。
作用機序8)
- 作用機序はまだ完全に解明されてはいないが、片側6-OHDA処置ラットを用いた脳微小透析法による実験において、レボドパ(ベンセラジド塩酸塩含有)併用下における破壊側線条体細胞外液中ドパミンレベルに対し有意な上昇作用を示す。
また、ラット及びサル線条体ミトコンドリア・シナプトソーム膜標本中のMAO活性を阻害し、その阻害作用は比較的MAOのB型に選択性を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 1,2-Benzisoxazole-3-methanesulfonamide
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末である。アセトン又はテトラヒドロフランに溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、水に極めて溶けにくい。
融点
分配係数
- 1.04(クロロホルム/水系溶媒、pH7.04、室温)
★リンクテーブル★
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- 英
- antiparkinsonian drug
- 関
- 抗パーキンソン病薬
商品
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- 英
- zonisamide
- 商
- エクセグラン、Zonegran、エクセミド、トレリーフ
- 関
- 抗てんかん薬
[★]
- 英
- Leri
- 関
- レリ徴候