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- たん白アミノ酸製剤
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- 作成又は改訂年月 **2012年11月改訂(第8版) *2011年12月改訂 日本標準商品分類番号 873259 薬効分類名 アミノ酸・ビタミンB 1 加総合電解質液 承認等 販売名 アミグランド輸液(500mL) 販売名コード 3259528G1052 承認・許可番号 承認 ...
- アミグランド輸液,アミノ酸・糖・電解質・ビタミンキット ... 副作用 臨床試験症例61例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告されたのは30例(49.2%)、53件であった(承認時)。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アミグランド輸液 (500mL)
組成
- 本剤は大室液と小室液の2液からなるアミノ酸・ビタミンB1加総合電解質液で,使用時は2液を混合し,1液として使用する.
大室液 (350mL中)
有効成分
ブドウ糖 37.499g
塩化ナトリウム 0.399g
L-乳酸ナトリウム液 0.740g
(L-乳酸ナトリウムとして) (0.370g)
グルコン酸カルシウム水和物 0.560g
硫酸マグネシウム水和物 0.312g
硫酸亜鉛水和物 0.700mg
チアミン塩化物塩酸塩 1.000mg
pH調節剤
氷酢酸 適量
小室液 (150mL中)
有効成分
L-ロイシン 2.100g
L-イソロイシン 1.200g
L-バリン 1.200g
L-リシン塩酸塩 1.965g
(L-リシンとして) (1.573g)
L-トレオニン 0.855g
L-トリプトファン 0.300g
L-メチオニン 0.585g
L-フェニルアラニン 1.050g
L-システイン 0.150g
L-チロシン 0.075g
L-アルギニン 1.575g
L-ヒスチジン 0.750g
L-アラニン 1.200g
L-プロリン 0.750g
L-セリン 0.450g
グリシン 0.885g
L-アスパラギン酸 0.150g
L-グルタミン酸 0.150g
リン酸二カリウム 0.870g
L-乳酸ナトリウム液 1.550g
(L-乳酸ナトリウムとして) (0.775g)
安定剤
亜硫酸水素ナトリウム 0.010g
pH調節剤
氷酢酸 適量
水酸化ナトリウム 適量
混合後 (500mL中)
糖
ブドウ糖 37.499g (7.5w/v%)
電解質
Na+ ※ 17.5mEq
K+ 10mEq
Mg2+ 2.5mEq
Ca2+ 2.5mEq
Cl- 17.6mEq
SO42- 2.5mEq
Acetate- ※ 9.5mEq
Gluconate- 2.5mEq
L-Lactate- 10mEq
P 5mmol
Zn 2.4μmol
ビタミン
チアミン塩化物塩酸塩 1.000mg
アミノ酸
総遊離アミノ酸 15.00g (3w/v%)
総窒素 2.35g
分岐鎖アミノ酸(BCAA)含有率 30w/w%
必須アミノ酸/非必須アミノ酸 1.44
総熱量 210kcal
非蛋白熱量 150kcal
非蛋白熱量/窒素 64
※ 添加物に由来するものを含む.
禁忌
[アミノ酸の代謝が十分に行われないため,症状が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[水分,電解質の過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある.アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し,症状が悪化するおそれがある.]
[投与されたアミノ酸が代謝されず,アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある.]
[乳酸血症が悪化するおそれがある.]
[高カリウム血症が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[高リン血症が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[高マグネシウム血症が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[高カルシウム血症が悪化するおそれがある.]
[循環血液量が増すことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある.]
[水,電解質及び窒素代謝物が蓄積するおそれがある.]
効能または効果
- 下記状態時のアミノ酸,電解質,ビタミンB1及び水分の補給
・経口摂取不十分で,軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
・手術前後
- 用時に隔壁を開通して大室液と小室液をよく混合する.
通常,成人には1回500mLを末梢静脈内に点滴静注する.
投与速度は通常,成人500mL当たり120分を基準とし,高齢者,重篤な患者には更に緩徐に注入する.
なお,年齢,症状,体重により適宜増減するが,最大投与量は1日2500mLまでとする.
慎重投与
[肝障害及び水・電解質代謝異常が悪化するおそれがある.]
[水分・電解質の調節機能が低下しているため.]
[アシドーシスに伴う症状が悪化するおそれがある.]
[高血糖が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[循環血液量が増すことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある.]
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- チアミン塩化物塩酸塩注射液にてショック等があらわれることが報告されているので,観察を十分に行い,血圧低下,胸内苦悶,呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 正常ビーグル犬を用いて絶食下にて100mL/kg/dayの投与速度で8日間の持続投与試験を行った.
その結果,優れた栄養補給効果及び血中ビタミンB1濃度の維持効果が認められた.
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- L-glutamine
- 商
- アズクレニンS配合、アズレミン配合、アズレンスルホン酸ナトリウム・L-グルタミン配合、アミグランド輸液、アンスロビンP500、イムノブラダー、エピサネートG配合、おたふくかぜ生ワクチン、グリマック配合、グロリアミン、グロリアミン配合、セダガストン配合、トーワズレン配合、はしか生ワクチン、はしか風しん混合生ワクチン、パラプロスト配合、プロテアミン12、プロテアミン12X、ポドニンS配合、マーズレンS配合、マーズレン配合、メサドリンS配合、ヨウズレンS配合、ルフレン配合、乾燥BCGワクチン、乾燥はぶ抗毒素、乾燥まむし抗毒素、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、アンコーマ、複合エピサネートG
- 関
- グルタミン
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- 英
- infusion, transfusion
- 同
- 輸注
種類
- NSU. 731
-
- 維持輸液剤:一日の水・電解質バランスを保つべく作成される
- 輸液期間が長くなる場合に用いられる。
- Na+, Cl-は少なく、K+、HPO4-ブドウ糖を含む
乳幼児
- 1. 脱水になりやすい。
- 2. 腎機能が未熟。(K排泄能が低い)
- 3. 低血糖になりやすい
輸液量
- 新生児:80-120 ml/kg/日 ← 成人よりも多い
- 乳児下痢症に対する初期輸液:Na 90mEq/l, Cl 70mEql/L, ブドウ糖 2.6%, 乳酸 20mEq/L
投与量の計算
- 体重には身長とBMI22としたときの標準体重を用いる。
- 尿量 + 不感蒸泄(700ml) + 代謝水(5ml x 体重)
乳幼児
- 小児の薬の選び方・使い方
- 10kg以下 100ml/hr
- 10-20kg 200ml/hr
- 20-30kg 300ml/hr
- 30-40kg 400ml/hr
- 成人用のクレンメ:20滴で1ml (1滴 50ul)
- 小児用のクレンメ:60滴で1ml
- x (ml/hr) = 20x (滴/時) = x/3 (滴/分) = x/180 (滴/秒)
- ∴ x (ml/hr) で輸液するためには 180/x (秒/滴) となるようにクレンメの滴下速度を調節する。
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たん白アミノ酸製剤