- 関
- たん白アミノ酸製剤
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- プラスアミノ輸液,総合アミノ酸製剤(ブドウ糖加)注射液.
- この薬の作用と効果について. ・食事が不十分なときや血液中のタンパク質濃度が低い とき、または手術前後にアミノ酸を補給します。 注射の前に確認すること. ・次のような人 は注射のまえに主治医に申し出てください: 以前に薬を飲んで、または注射を受けて、 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プラスアミノ輸液(200mL袋)
組成
- 本剤は1容器(200mL)中に次の成分を含有する注射液である。
L‐アルギニン
L‐ヒスチジン
L−イソロイシン
L−ロイシン
L−リシン塩酸塩
(*L‐リシンとして)
L−メチオニン
L−フェニルアラニン
L−トレオニン
N−アセチル−L−トリプトファン
(L−トリプトファンとして)
L−バリン
グリシン
ブドウ糖
総遊離アミノ酸含有量
必須アミノ酸含有量(E)
非必須アミノ酸含有量(N)
E/N
総窒素含有量
Na+
Cl −
総熱量
- 82kcal
- 本剤は添加物として亜硫酸水素ナトリウム0.5g/L、*L-乳酸ナトリウム(pH調整剤)、*L-乳酸(pH調整剤)を含有する。
禁忌
- 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[アミノ酸代謝が十分に行われないため、症状が悪化するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。]
- アミノ酸代謝異常症の患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
- 下記状態時のアミノ酸補給
- 低蛋白血症、低栄養状態、手術前後
- 通常成人1回500〜1000mLを点滴静注する。
投与速度は、アミノ酸の量として60分間に10g前後が体内利用に望ましく、通常成人500mLあたり90〜120分を基準とし、小児、老人、重篤な患者には更に緩徐に注入する。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
- 本剤にはナトリウムイオン約34mEq/L、クロルイオン約34mEq/Lが含まれているので、電解質液を併用する場合には電解質バランスに注意すること。また、カリウムイオンは含まれていないので、必要であればカリウム塩を添加し、補正して使用すること。
慎重投与
- 高度のアシドーシスのある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- うっ血性心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
- カリウム欠乏傾向のある患者[ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[ブドウ糖の組織への移行が抑制されているので、高血糖を生じ症状が悪化するおそれがある。]
- ジギタリス等の強心配糖体の投与を受けている患者[ブドウ糖の投与により一時的に血清カリウム値が低下し、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。]
薬効薬理
- 本剤は、7.5%ブドウ糖加3%アミノ酸注射液である。本剤に配合のブドウ糖は、生体にとって最も生理的な糖であり、優れた蛋白節約作用を有している15,16)。
- 絶食飢餓ウサギ17,18)及び腹部手術後の飢餓ラット19,20)を用いて栄養輸液としての効果を検討した。その結果、窒素出納、累積水分出納、体重減少抑制率、尿糖排泄率において、他の糖(キシリトール、ソルビトール)加アミノ酸注射液に比べて本剤は良好な成績を示した。
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 英
- infusion, transfusion
- 同
- 輸注
種類
- NSU. 731
-
- 維持輸液剤:一日の水・電解質バランスを保つべく作成される
- 輸液期間が長くなる場合に用いられる。
- Na+, Cl-は少なく、K+、HPO4-ブドウ糖を含む
乳幼児
- 1. 脱水になりやすい。
- 2. 腎機能が未熟。(K排泄能が低い)
- 3. 低血糖になりやすい
輸液量
- 新生児:80-120 ml/kg/日 ← 成人よりも多い
- 乳児下痢症に対する初期輸液:Na 90mEq/l, Cl 70mEql/L, ブドウ糖 2.6%, 乳酸 20mEq/L
投与量の計算
- 体重には身長とBMI22としたときの標準体重を用いる。
- 尿量 + 不感蒸泄(700ml) + 代謝水(5ml x 体重)
乳幼児
- 小児の薬の選び方・使い方
- 10kg以下 100ml/hr
- 10-20kg 200ml/hr
- 20-30kg 300ml/hr
- 30-40kg 400ml/hr
- 成人用のクレンメ:20滴で1ml (1滴 50ul)
- 小児用のクレンメ:60滴で1ml
- x (ml/hr) = 20x (滴/時) = x/3 (滴/分) = x/180 (滴/秒)
- ∴ x (ml/hr) で輸液するためには 180/x (秒/滴) となるようにクレンメの滴下速度を調節する。