UpToDate Contents
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- 1. 新生児における非抱合型高ビリルビン血症:発症機序および病因unconjugated hyperbilirubinemia in the newborn pathogenesis and etiology [show details]
…10 to 25 percent of infants with pyloric stenosis when vomiting begins. Lactation (breastfeeding) failure jaundice typically occurs within the first week of life, as lactation failure leads to inadequate…
- 2. 授乳および離乳の一般的問題common problems of breastfeeding and weaning [show details]
…infant. Breastfeeding is associated with hyperbilirubinemia as two distinct entities, breastfeeding failure jaundice and breast milk jaundice, which are discussed separately. Most, but not all, therapeutic…
- 3. 正期産児や後期早産児に生じる非抱合型高ビリルビン血症:スクリーニング検査unconjugated hyperbilirubinemia in term and late preterm infants screening [show details]
- 4. 新生児や乳児の胆汁うっ滞への評価アプローチapproach to evaluation of cholestasis in neonates and young infants [show details]
- 5. 母乳の開始initiation of breastfeeding [show details]
Related Links
- 母乳栄養の際は、黄疸が目立つことがありますが、赤ちゃんが元気で母乳をよく飲み、便の色が薄くなければ、母乳はやめずに様子をみていても大丈夫です。
- 結論としては、母乳性黄疸では、母乳栄養をやめる必要がない、ということです。
- 母乳 栄養成熟児の約10~15%にみられる遷延性(せんえんせい) 黄疸 で、非閉塞型(ひへいそくがた)黄疸です。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- breast feeding jaundice, breast milk jaundice, mother's milk jaundice
- 同
- 母乳栄養児黄疸 jaundice of breastfed infant
- 関
- 黄疸、新生児黄疸、遷延性黄疸
概念
- 新生児は生後3-4日ごろに黄疸になるが、やがて消失するが、母乳を哺乳させている場合1カ月ぐらい続くことがある(1)。母乳の中のプレグナンジールがビリルビンの抱合を妨げることにより、間接ビリルビンが上昇して黄疸を来す。通常、予後は良好であり、黄疸症状が出ても母乳には胎便の排泄を促進する成分が含まれており、胎便の早期排泄のために母乳哺乳を継続した方がよいのかもしれない。
定義
- 母乳栄養児で、生後1か月頃まで高ビリルビン血症が持続し、黄疸を呈すること。
原因
- 1. 早発型:生後5日までの早期に母乳栄養と関連して、生理的黄疸の増強として観察される:母乳量と授乳回数、摂取エネルギーの不足
- 2. 遷延性:生後1週間を過ぎたことから第6-8週間にわたって遷延する:母乳成分と関係
症候・検査
予後
症例
- 出産後28日の乳児。母乳栄養でほ乳は良好である。3日前から黄疸が見られ、1日に6回黄色軟便をした。肝臓を右季肋部に一横指蝕知する。血液検査で貧血はないが、非抱合型ビリルビンが上昇している。
- 白色便ではなく黄色軟便なので先天性胆道閉鎖症は否定的
- ほ乳は良好 → 健康
- 肝臓を右季肋部に一横指蝕知 → ????
- 貧血はない → 溶血性貧血は否定的
- じゃあ、母乳性黄疸?
参考
[★]
- 英
- breast milk、breastmilk
- 関
- 人乳、母子感染
分類
母乳を介して感染しうるウイルス
成分
- ミネラル:初乳 > 成乳
- IgA:初乳 > 成乳
- タンパク質:初乳 > 成乳
- 熱量:成乳 > 初乳
- 脂肪:成乳 > 初乳
- 乳糖:成乳 > 初乳
- 防御因子:ラクトフェリン、リゾチーム、分泌型IgA、マクロファージ、リンパ球
アレルギー促進因子、防御因子
- 参考1
母乳と人工乳との比較
- 母乳は消化されやすく、胃内停滞時間が長い。
- 母乳はビタミンKが少ない。
- 人工乳は蛋白顔奥、蛋白代謝負担が大きい
- 児の成長に連れ母乳のみの栄養ではビタミンD、鉄が不足してくる。 → 母乳栄養のみでは水様便となってくる。離乳食開始を考慮。
- 母乳栄養時では軟便傾向となる。
母乳と牛乳との比較
- 母乳は乳糖のみ多い。
- グロブリン、不飽和脂肪酸、糖質は牛乳より多い。 → ビフィズス菌の増殖に不可欠なオリゴ糖も母乳の方が多い。
- エネルギーや脂質はほぼ同じ。
- その他の成分は牛乳の方が多い。
参考
- http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0809/ks0809_3.pdf
国試
[★]
- 英
- jaundice (prejndiceと似ている?), choloplania
- ラ
- icterus
- 関
- ビリルビン、新生児黄疸
- 基準値:総ビリルビン(TB) 0.2-1.2 mg/dl
- 総ビリルビンが2.0 mg/dl を超えると肉眼的に黄疸が認められる
黄疸の原因 (内科診断学 第2版)
- 同
- jaundice
- 同
- 付録16
[★]
- 英
- nutrition、nutrient、vegetative, alimentation
- ラ
- nutritio
- 関
- 栄養性、栄養素、栄養分、栄養法、植物性、増殖型、栄養剤
- 水:体重x30ml
- Na:体重x 1mEq
- K:体重x 0.5mEq
参考
- http://fooddb.mext.go.jp/
[★]
- 英
- breast feeding、breastfeeding
- 関
- 母乳で育てること、母乳栄養法
[★]
- 英
- breast-fed infants
- 関
- 母乳