- 英
- hepatitis E virus, HEV
- 関
- ウイルス、E型肝炎
ウイルス学
- 人獣共通感染症
- ヘペウイルス科?ヘペウイルス属? caliciviruses?(Q book p.207)
- プラス鎖RNAウイルス
- 日本土着のウイルスがあり、ブタからのウイルスの分離→接触や生肉の摂取によりウイルスに感染しうる
感染症
WordNet
- the 5th letter of the Roman alphabet (同)e
PrepTutorEJDIC
- einsteiniumの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/18 17:57:53」(JST)
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E型肝炎(Eがたかんえん、英: hepatitis E)は、ウイルス性肝炎の一種で、E型肝炎ウイルス(略称HEV)と呼ばれる接触感染性ウイルスによって起こる。ウイルスが発見されるまでは日本においては経口伝播型非A非B型肝炎と呼ばれていた。日本の感染症法での取り扱いは4類感染症。
目次
- 1 徴候と症状
- 2 ウイルス学
- 3 疫学
- 4 予防法
- 5 脚注
- 6 外部リンク
徴候と症状[編集]
潜伏期間は15日~7週間と考えられ、15歳から40歳の成人に最も一般的に見られる。小児もまたこの感染症によく罹患するものの、症状が認められることはそれほどない。本症はしばしば自然消失・自然治癒が見られる「自己制御式の」病気のため、その致死率は通常低い。しかし感染期間中(通常数週間)には、労働・家族の世話・食事の摂取といった患者の能力は、著しく低下する。E型肝炎は時折、重症な急性肝疾患に進展し、全症例の約2%が致命的となる。臨床的にはA型肝炎に類似するものの、妊婦では本症は重症化しやすく、『劇症肝炎(ないし肝不全)』と呼ばれる臨床的な症候群となりうる。特に後期の妊婦では、本症に罹患すると死亡率が非妊時より上昇する。
本症において典型的に見られる症状としては、黄疸、食欲不振、肝腫大、腹痛と腹の張り、嘔気や嘔吐、発熱などが挙げられるが、これら症状の表出については、無症候性なものから劇症型まで重症度に幅が見られる。日本ではかなり多くが無症候性であるが、一方少なくとも1例の高齢者の劇症肝炎が報告されている。
ウイルス学[編集]
ウイルス粒子は直径約33ナノメートルで、エンベロープはなく、長さ約7,300塩基対の一本鎖RNAを内包している。かつてはカリシウイルス科に分類されていたが、そのゲノムは風疹ウイルスの方にさらに類似しており、今ではヘペウイルス科と名づけられた新しい科に分類されている。
疫学[編集]
|
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パターン[編集]
本症はほとんどの発展途上国で流行しており、暑い気候の国ではどこでも普通に見られる。東南アジア、北部及び中部アフリカ、インド、中央アメリカなどが主な流行地である。本症は主に糞便などによる水や食料の汚染によって媒介される。ヒトからヒトへの感染は稀である。E型肝炎の広域発生は、大量降雨やモンスーンの後など、給水機能の混乱によって発生するのが最も一般的である。主要な大流行としては、インドのニューデリー(1956年-1957年に30,000症例)、ミャンマー(1976年-1977年に20,000症例)、インドのカシミール(1978年に52,000症例)、インドのカーンプル(1991年に79,000症例)、中国(1986年から1988年の間に100,000症例)などがある。
近年の流行[編集]
2004年に、二つの地域(両方ともサハラ砂漠以南のアフリカ)での主要な大流行がみられた。その一つはチャドで、9月27日までに1,442症例の報告があり46名が死亡した。現在もなお紛争下にあるスーダンでも、人々はE型肝炎の深刻な大流行に苦しんでいる(ダルフール紛争参照)。9月28日までに、主に西ダルフール地方で、6,861症例の報告があり87名が死亡している。ユニセフ、国境なき医師団、赤十字や、その他の国際的保健機関は目下、石鹸の入手機会の増加、新たな井戸掘り、給水・貯水の塩素処理などに取り組んでいる。しかし、現存する資源は未だ充分でなく、この地域の人々の健康と福祉を保証するために、より多くの人材や資金が著しく求められている。
英国や米国、日本での症例報告により、E型肝炎は先進諸国でもだんだん見られるようになってきている。それは動物が発生源となった人畜共通感染症であると考えられており、シカ、ブタ、イノシシとの関連が言われている。野生動物やブタの生肉、生臓器(レバー、ホルモンなど)が感染原因となりうる。厚生労働省の調査によれば、市販されていた豚レバー363件中7件からHEV遺伝子が検出されている。また、野生イノシシの 5~10%からHEV遺伝子が検出される。2005年に福岡県での症例の感染源が、野生イノシシであることが遺伝子レベルで確認された[1]。経口感染ではあるが、ウイルス血症の時期が長く、無症候急性感染献血者からの輸血後感染も5例報告されている。なお献血者における頻度は1万分の1程度であり、早急なスクリーニング開始が望まれる。
予防法[編集]
現在までにE型肝炎には有効なワクチンが存在しないことから、現実的な唯一の予防策は公衆衛生の向上・改善である。人間の排泄物の適切な処理と廃棄、より高い水準の公共水道設備、個々人の衛生行動の改善、衛生的な食糧供給、これら全てが本症の流行拡大を防ぐ上で重要な措置である。このように、本疾患の予防対策は、発展途上国の人々を悩ませている他の多くの問題に対する対策法と近似しており、彼らは給水・水処理プロジェクトに対する大規模な国際的経済支援を必要としている。
脚注[編集]
- ^ [ 野生イノシシ肉がE型肝炎感染源に 厚労省「火通して」]朝日新聞 2008年04月08日
外部リンク[編集]
- WHO hepatitis E factsheet(世界保健機関(WHO)によるE型肝炎概況報告書・英語)
- 厚生労働省
- 食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について 通知
- 食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について Q&A
- 国立感染症研究所
日本の感染症法における感染症 |
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一類感染症 |
エボラ出血熱 - クリミア・コンゴ出血熱 - 痘そう - 南米出血熱 - ペスト - マールブルグ病 - ラッサ熱
|
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二類感染症 |
急性灰白髄炎 - 結核 - ジフテリア - 重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る) - 鳥インフルエンザ(H5N1) - 腸チフス - パラチフス
|
|
三類感染症 |
コレラ - 細菌性赤痢 - 腸管出血性大腸菌感染症
|
|
四類感染症 |
E型肝炎 - ウエストナイル熱 - A型肝炎 - エキノコックス症 - 黄熱 - オウム病 - オムスク出血熱 - 回帰熱 - キャサヌル森林病 - Q熱 - 狂犬病 - コクシジオイデス症 - サル痘 - 腎症候性出血熱 - 西部ウマ脳炎 - ダニ媒介脳炎 - 炭疽 - チクングニア熱 - つつが虫病 - デング熱 - 東部ウマ脳炎 - 鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く) - ニパウイルス感染症 - 日本紅斑熱 - 日本脳炎 - ハンタウイルス - Bウイルス病 - 鼻疽 - ブルセラ症 - ベネズエラウマ脳炎 - ヘンドラウイルス感染症 - 発しんチフス - ボツリヌス症 - マラリア - 野兎病 - ライム病 - リッサウイルス感染症 - リフトバレー熱 - 類鼻疽 - レジオネラ症 - レプトスピラ症 - ロッキー山紅斑熱 - 重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)
|
|
五類感染症 |
アメーバ赤痢 - ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) - 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く) - クリプトスポリジウム症 - クロイツフェルト・ヤコブ病 - 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 - 後天性免疫不全症候群 - ジアルジア症 - 先天性風しん症候群 - 梅毒 - 破傷風 - バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - バンコマイシン耐性腸球菌感染症 - 風しん - 麻しん - 侵襲性インフルエンザ菌感染症 - 侵襲性髄膜炎菌感染症 - 侵襲性肺炎球菌感染症 - RSウイルス感染症 - 咽頭結膜熱 - A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 - 感染性胃腸炎 - 水痘 - 手足口病 - 伝染性紅斑 - 突発性発しん - 百日咳 - ヘルパンギーナ - 流行性耳下腺炎 - インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く) - 急性出血性結膜炎 - 流行性角結膜炎 - 性器クラミジア感染症 - 性器ヘルペスウイルス感染症 - 尖圭コンジローマ - 淋菌感染症 - クラミジア肺炎(オウム病を除く) - 細菌性髄膜炎 - マイコプラズマ肺炎 - 無菌性髄膜炎 - ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 - メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - 薬剤耐性アシネトバクター感染症 - 薬剤耐性緑膿菌感染症
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 12年前から宮崎県に存続している遺伝子型3型E型肝炎ウイルスによるE型急性肝炎の2症例―1例での急性末梢性顔面神経麻痺の合併―
- 中村 仁彦,楠元 寿典,落合 俊雅,川越 富夫,田井 博,松岡 均,中野 達徳,永田 賢治,下田 和哉,岡本 宏明
- 日本消化機病學會雜誌. 乙 112(8), 1533-1541, 2015
- … 宮崎県内で同時期に2例のE型急性肝炎症例を経験した.2例に交友関係,共通の生活歴はなかった.両症例のE型肝炎ウイルス(HEV)株は,遺伝子配列の解析から近縁ではあるが同一株ではなく,感染源は異なると考えられた.2例のHEV株はともに12年前に同県内の飼育ブタから検出された遺伝子型3型株の子孫と考えられ,このウイルスが宮崎県内で存続していることが証明された.1例は急性末梢性顔面神経麻痺を合併した …
- NAID 130005091876
- E型肝炎ウイルスについて : 食の安全・安心の観点から(談話室)
- 三重県で発症した野生動物肉摂食歴のない4型E型肝炎ウイルス愛知静岡株による急性E型肝炎の1例
Related Links
- 農研機構は食料・農業・農村に関する研究開発を行う機関です。 ... E型肝炎ウイルスの概要 豚とE型肝炎ウイルス 食用家畜であるブタのE型肝炎における役割について、抗体調査成績をもとに考えてみました。
- ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 報道発表資料 2003年8月 > 食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について > E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A
- 感染しても、症状が出ることはほとんどありません。 一部の方は、感染してから平均6週間経つと、だるさ、黄だん(皮膚や粘膜が黄色くなる)、発熱などの症状が出ます。 症状が出ても大半の方はなおりますが、まれに重症になって死ぬ方 ...
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- 児への直接の授乳を避けることで母乳を介した母子感染予防効果がある病原体はどれか。2つ選べ。
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[正答]
※国試ナビ4※ [ ]←[国試_105]→[105A002]
[★]
- 英
- hepatitis virus
- 関
- ウイルス、ウイルス性肝炎、肝炎
典型的なウイルス
肝炎ウイルスによる肝炎
|
A型肝炎
|
B型肝炎
|
C型肝炎
|
D型肝炎
|
E型肝炎
|
ウイルス科
|
ピコルナウイルス科
|
ヘパドナウイルス科
|
フラビウイルス科
|
|
ヘペウイルス科
|
ウイルス属
|
ヘパトウイルス属
|
オルソヘパドナウイルス属
|
ヘパシウイルス属
|
デルタウイルス属
|
ヘペウイルス属
|
エンベロープ
|
-
|
+
|
-
|
+
|
-
|
ゲノム
|
RNA1本鎖(+)
|
DNA
|
RNA1本鎖(+)
|
RNA1本鎖(-)
|
RNA1本鎖(+)
|
潜伏期
|
15-40日
|
50-180日
|
21-90日
|
1-5月
|
2-9週
|
発症型
|
急性
|
潜伏性
|
潜伏性
|
急性
|
急性
|
感染経路
|
糞口感染、 飲料水
|
母子感染、 性感染、 周産期感染
|
母子感染、 性感染
|
母子感染、 性感染
|
飲料水、 人獣共通感染症 (イノシシ、豚の肝臓)
|
保因者
|
しない
|
する
|
する
|
する
|
しない
|
慢性肝炎
|
なし
|
約10%
|
50-70%
|
あり
|
なし
|
死亡率
|
0.1%-0.2%
|
0.5%-2.0%
|
1%-2%
|
2%-20%
|
1%-2%(20%:妊婦)
|
特徴
|
|
|
|
Ribozyme活性を持つ
|
|
[★]
- 英
- viral hepatitis
- 関
- 肝炎、肝炎ウイルス
ウイルス
スクリーニング検査
- HAV:HAV-IgM 陽性で急性A型肝炎
- HBV:HBsAg, HBc-IgMAb 陽性で急性B型肝炎
- HCV:HCVAb
- HDV
- HEV
- EBV:EBVCA-IgG, EBVCA-IgM, EBNA
- HIV:HIV抗体
- CMV:CMV-IgG, CMV-IgM, CMVアンチゲネミア
- HSV:HSV-IgG, HSV-IgM
[★]
- 英
- infection by fecal-oral route, fecal-oral infection
- 関
- A型肝炎、A型肝炎ウイルス、E型肝炎、E型肝炎ウイルス
[★]
- 英
- high endothelial venule、HEV
- 関
- 高内皮性細静脈、E型肝炎ウイルス、高内皮細静脈
[★]
[★]
- 英
- hepatitis
- 関
- 肝炎ウイルス、肝臓の病理
概念
疫学
- B型肝炎:感染者数は約110~140万人、患者数は約7万人(慢性肝炎:約5万人、肝硬変・肝がん:約2万人) (参考1)
- C型肝炎:感染者数は約190~230万人、患者数は約37万人(慢性肝炎:28万人、肝硬変・肝がん:約9万人) (参考1) → 肝細胞癌の80%がC型肝炎ウイルスによる
病因
- 薬物性
- アルコール性
- 細菌性
- ウイルス性
- 自己免疫性
病理
細菌
ウイルス
- 形態・増殖などピコルナウイルス参考
- 他のピコルナウイルスと異なり細胞培養では、 CPEを起こさない。
- 感染経路:主に経口、糞便にウイルスを排世
- 発熱を伴う。慢性化しない。
- 予防:A型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)
- 逆転等酵素を有するDNAウイルス。エンベロープあり。
- 抗HBs抗体一中和抗体・感染防止抗体 B型肝炎ワクチンによる予防 3TC
- 感染経路:血液、体液、垂直感染 慢性化 約10%
- Gianotti病(extrahepatic)
- 感染経路:血液体液、
- 慢性化:50-70%
- インターフェロン療法HCV I FN昔効例全体で約30%
- 日-t V型 f FN曹効例 2a60%、 2b45%、日本で多い1b15%)
- HBVと同時に感染する。
- Rib ozyme活性(RNAがRNAを切断)
- 慢性化
- E nterically-transmitted、 E ndemic
- RNAウイルス
- 妊婦での死亡率高い(10-20%)他 (HAV 約0-1%)
- 人畜共通感染症(豚、イノシシ、鹿)
- G型肝炎 肝炎との関連は当初考えられたほど高くない
- TTV 1本鎖(-)DNA9歳以下8%、 10-20代50%、30代以降70%以上感染者
- サイトメガロウイルス、アデノウイルス、EBウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルス、B19ウイルス など
肝炎ウイルスまとめ
肝炎ウイルス.xls
感染症
|
A型肝炎
|
B型肝炎
|
C型肝炎
|
D型肝炎
|
E型肝炎
|
ウイルス
|
HAV
|
HBV
|
HCV
|
HDV
|
HEV
|
科
|
ピコルナウイルス科
|
ヘパドナウイルス科
|
フラビウイルス科
|
未分類
|
ヘペウイルス科
|
属
|
ヘパトウイルス属
|
オルソヘパドナ属
|
ヘパシウイルス属
|
デルタウイルス属
|
ヘペウイルス属
|
ゲノム
|
ssRNA+
|
dsDNA
|
ssRNA+
|
ssRNA-
|
ssRNA+
|
エンベロープ
|
-
|
+
|
+
|
+
|
-
|
逆転写酵素
|
-
|
+
|
-
|
-
|
-
|
潜伏期
|
文献1
|
15-40days
|
50-180days
|
1-5months
|
21-90days
|
2-9weeks
|
文献2
|
約4週
|
1-6ヶ月
|
平均6-8週
|
平均7週
|
平均5-6週
|
|
|
|
|
|
|
type of onset
|
急性
|
潜行性
|
潜行性
|
急性
|
急性
|
前駆症状
|
|
関節炎、皮疹
|
関節炎、皮疹
|
|
|
感染経路
|
経口・糞光
|
○
|
無
|
無
|
無
|
○
|
非腸管
|
稀
|
○
|
○
|
○
|
無
|
その他
|
食物、水
|
性的接触、周産期感染。血液、体液、垂直感染
|
性的接触(稀)。血液、体液
|
性的接触(稀)
|
水
|
後遺症
|
キャリアー
|
×
|
○(約10%)
|
○(約50-70%)
|
○(重複感染:2-20%)
|
×
|
慢性肝炎
|
×
|
○
|
○
|
○
|
×
|
肝硬変→肝細胞癌
|
×
|
2.5-3 %/年
|
5-7 %/年
|
|
×
|
劇症肝炎
|
0.1%
|
0.2 %
|
0.2 %
|
|
0.3-5.0%
|
死亡率
|
0.1-0.2%
|
0.5-2.0%(健常者)
|
1-2%(健常者)
|
2-20%
|
2%(一般)。20%(妊婦)
|
発熱
|
○
|
?
|
?
|
?
|
?
|
予防
|
A型肝炎ワクチン(不活化)
|
B型肝炎ワクチン(成分, HBs抗原)、HBIG
|
なし
|
B型肝炎ワクチン(成分, HBs抗原)
|
ワクチン
|
治療
|
なし
|
IFN ラミブジン アデフォビル エンテカビル テルビブジン
|
INF+リバビリン
IFN(著効率:30%。2a 60%, 2b 45%, 1b 15%)
|
IFN?
|
なし
|
その他
|
CPEなし
|
Gianotti病
|
|
HBVと同時感染、Ribozyme活性
|
風土病。人獣共通感染症(豚、イノシシ、鹿)
|
参考
- 1. 肝炎対策の経緯と今後 ―B 型肝炎訴訟・C 型肝炎訴訟を中心に― 国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 702(2011. 2.22.)
- 2011年以前までの状況がサマリーしてあってよい
- http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0702.pdf
- 2. 肝炎総合対策の推進 - 健康局疾病対策課肝炎対策推進室
- http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/index.html
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- hepatitis E
- 関
- E型肝炎ウイルス
病原体
潜伏期
感染経路
- 汚染食物、飲料水を介する
疫学
症状
- 全身倦怠感、発熱、嘔吐、黄疸など慢性肝炎 (SMB.553)
- 1ヶ月で治癒
- 劇症肝炎に移行しうる
- 通常、1-2%, 妊婦の死亡率10-20%
合併症
経過
治療
検査
予防
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
アインスタイニウム
- 関
- einsteinium