- 英
- granulocyte colony-stimulating factor、G-CSF
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/04 20:22:15」(JST)
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顆粒球コロニー刺激因子(かりゅうきゅうコロニーしげきいんし、granulocyte-colony stimulating factor)とは、サイトカインの一種で顆粒球産出の促進、好中球の機能を高める作用がある。英語の略号でG-CSFと表記することが多い。
医薬品
遺伝子組換えヒトG-CSF製剤は、がん化学療法による好中球減少症や再生不良性貧血に伴う好中球減少症に用いられる。
フィルグラスチム(filgrastim、商品名グラン)、ナルトグラスチム(Nartograstim、商品名ノイアップ)、レノグラスチム(Lenograstim、商品名ノイトロジン)などの医薬品がある。いずれも、かなり高価なものである。
副作用としては、ショック、間質性肺炎、急性呼吸窮迫症候群、LDH上昇、Al-P上昇など。
骨髄系統 - 血液 (白血球 · 赤血球 · 血小板) |
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造血幹細胞
HSC |
骨髄系前駆細胞
(CFU-GEMM)
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顆粒球・単球系前駆細胞
(CFU-GM)
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骨髄芽球→前骨髄球→骨髄球→後骨髄球→桿状核球→分葉核球(好中球)
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マクロファージ
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組織球 · クッパー細胞 · 肺胞マクロファージ · 小膠細胞 · 破骨細胞 · 類上皮細胞 · 巨細胞 (ラングハンス巨細胞、異物巨細胞、トートン型巨細胞)
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CFU-DL
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樹状細胞 · ランゲルハンス細胞
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共通
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骨髄性単球
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CFU-Baso
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骨髄芽球→好塩基性前骨髄球→好塩基性骨髄球→好塩基性後骨髄球→(好塩基球)
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CFU-Eos
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骨髄芽球→好酸性前骨髄球→好酸性骨髄球→好酸性後骨髄球→好酸性桿状核球→好酸性分葉核球 (好酸球)
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MEP
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CFU-Meg
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巨核芽球 · 巨核球 · 血小板
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CFU-E
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赤芽球 · 網赤血球
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CFU-Mast
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肥満細胞前駆体
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非細胞 |
血漿
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Japanese Journal
- 脊髄障害性疼痛に対する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の治療効果
- 加藤 啓,カトウ ケイ,Kei Kato,山崎 正志,ヤマザキ マサシ,Masashi Yamazaki,大河 昭彦,オオカワ アキヒコ,Akihiko Okawa,佐久間 毅,サクマ ツヨシ,Tsuyoshi Sakuma,高橋 宏,タカハシ ヒロシ,Hiroshi Takahashi,橋本 光宏,ハシモト ミツヒコ,Mitsuhiro Hashimoto,林 浩一,ハヤシ コウイチ,Koichi Hayashi,川辺 純子,カワベ ジュンコ,Junko Kawabe,藤由 崇之,フジヨシ タカユキ,Takayuki Fujiyoshi,古矢 丈雄,フルヤ タケオ,Takeo Furuya,山内 友規,ヤマウチ トモノリ,Tomonori Yamauchi,門田 領,カドタ リョウ,Ryo Kadota,宮下 智大,ミヤシタ トモヒロ,Tomohiro Miyashita,萬納寺 誓人,マンノウジ チカト,Chikato Mannoji,染谷 幸男,ソメヤ ユキオ,Yukio Someya,鎌田 尊人,カマダ タカヒト,Takahito Kamada,池田 修,イケダ オサム,Osamu Ikeda,橋本 将行,ハシモト マサユキ,Masayuki Hashimoto,井上 雅俊,イノウエ マサトシ,Masatoshi Inoue,花岡 英紀,ハナオカ ヒデキ,Hideki Hanaoka,国府田 正雄,コウダ マサオ,Masao Koda,高橋 和久,タカハシ カズヒサ,Kazuhisa Takahashi
- 千葉医学雑誌 88(1), 1-9, 2012-02-01
- 脊髄障害性疼痛を有する13例を対象として,顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を用いた神経保護療法の臨床試験を施行した。対象症例は,脊髄症の急性増悪と関連する疼痛を認めた6例(脊髄症急性増悪群)および脊髄症の後遺症と考えられる疼痛を認めた7例(脊髄症後遺症群)の二群に分けられた。G-CSFを5μg/kg/日×5日間(1例),10μg/kg/日×5日間(11例),10μg/kg/日×3日間(1例)の …
- NAID 120004040457
- 急性脊髄損傷に対する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を用いた神経保護療法 (特集 運動器傷害における治療法の新しい試み) -- (脊椎 脊髄損傷の臨床研究)
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- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 顆粒球コロニー 刺激因子(かりゅうきゅうコロニーしげきいんし、granulocyte-colony stimulating factor) とは、サイトカインの一種で顆粒球産出の促進、好中球の機能を高める作用がある。
- GM-CSF(Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor:顆粒球単球コロニー 刺激因子)は、多能性造血幹細胞に分化を促すサイトカインの一種。 IL(インターロイ キン)-3,5などと協力し、多能性造血幹細胞を骨髄系前駆細胞(CFU-GEMM)に分化させ 、 ...
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★リンクテーブル★
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- 51歳の男性。非Hodgkinリンパ腫に対する外来化学療法を開始して12日後に、悪寒を伴う39.1℃の発熱をきたしたため入院した。意識は清明。呼吸困難と咳とはない。脈拍116/分、整。血圧110/72mmHg。血液所見:赤血球415万、Hb13.4g/dl、Ht44%、白血球1,100(桿状核好中球1%、分葉核好中球24%、単球7%、リンパ球68%)、血小板9.7万。血清生化学所見:総蛋白7.4g/dl、アルブミン4.6g/dl、AST32単位、ALT28単位、LDH285単位(基準176~353)、Na139mEq/l、K4.2mEq/l、Cl101mEq/l、CRP13.8mg/dl。入院後、直ちに血液培養のための採血を行った。治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [099G055]←[国試_099]→[099G057]
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- 32歳の女性。3日前から続く高熱と咽頭痛とを主訴に来院した。甲状腺機能亢進症のため、1か月前から抗甲状腺薬を服用している。体温38.9℃、脈拍120/分、整。血圧120/80mmHg。咽頭と口蓋扁桃とに偽膜を認める。胸部打聴診で具常所見はない。腹部は平坦で肝・脾は触知しない。血液所見:赤血球450万、Hb14.0g/dl、Ht42%、白血球1,200(桿状核好中球2%、分葉核好中球2%、単球9%、リンパ球87%)、血小板22万。血清生化学所見:AST35単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH220単位(基準176~353)。まず投与するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A032]←[国試_098]→[098A034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105G037]←[国試_105]→[105G039]
[★]
- 英
- granulocyte colony-stimulating factor receptor、G-CSF receptor
- 関
- 顆粒球コロニー刺激因子レセプター、G-CSF受容体、G-CSFレセプター
[★]
- 英
- granulocyte colony-stimulating factor receptor、G-CSF receptor
- 関
- 顆粒球コロニー刺激因子受容体、G-CSF受容体、G-CSFレセプター
[★]
- 英
- recombinant granulocyte colony-stimulating factor
[★]
- 英
- koro
- ここではかわいい犬の名前ではない。
- 原語はおそらくマレーシアのものであり,陰茎(ないし女性の場合は外陰と乳頭)が身体の中に陥入しそして死んでしまうのではないかという不安が突然激しく生じる症状を指す用語である。この症候群は南アジア,東アジアで報告されており,そこではさまざまな現地語の用語が用いられている。例えばshuk yang,shook yong,suo yang(中国),jininia bemar(アッサム),rok-joo(タイ)などである。また時に西欧でもみられる。コロは東アジアでは,時に局地的な伝染病の形態で生じる。中国の精神疾患分類第2版(Chinese classication of Mental disorders:CCMD-2)にも,この診断は含まれている。(Kaplan p578より)
[★]
- 英
- granule
血液細胞の顆粒
一次顆粒
- アズール好性
- アズール→紫褐、紫赤
- リンパ球、単球、前骨髄球、血小板、巨核球
- リンパ球では0.3-0.6μm
- 好酸性
- エオシン→赤橙色
- 好酸球
- 0.5-0.7μm
[★]
- 英
- (刺激そのもの)stimulus、stimuli。(行為)stimulation、、stimulate、irritate、incite、(薬物や抗原で)prime
- 同
- impulse
- 関
- 刺激作用、煽動、抗原刺激、扇動、予備刺激
[★]
- 英
- granulocyte
- 同
- 顆粒性白血球 granular leukocyte
- 関
- 白血球、無顆粒球、顆粒球数 granulocyte count
顆粒球
[★]
- 英
- bulbus (KH)
- ラ
- bulbus cerebri
- 同
- 延髄