- 英
- national registered dietitian, administrative dietitian, registered dietitian
- 関
- 管理栄養士国家試験、栄養士法
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参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%A3%AB
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/23 21:40:51」(JST)
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管理栄養士 |
英名 |
registered dietitian |
実施国 |
日本 |
資格種類 |
国家資格 |
分野 |
栄養、健康、食品 |
認定団体 |
厚生労働省 |
等級・称号 |
管理栄養士 |
根拠法令 |
栄養士法 |
公式サイト |
試験情報|厚生労働省 |
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ウィキポータル 資格 |
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管理栄養士(かんりえいようし、英: registered dietitian)は、栄養士法(昭和22年12月29日法律第245号)に定められる資格のこと。1962年(昭和37年)の栄養士法の一部改正時に設けられた。名称独占資格の一つである。管理栄養士国家試験に合格し取得する。医療系の国家資格で唯一、法令で守秘義務が定められていない。
目次
- 1 資格内容
- 2 取得方法
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
資格内容
管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、
- 傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
- 個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導
- 特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等
を行うことを業とする者をいう(栄養士法1条2項)。
- 栄養士は、都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者をいう(同法1条1項)。
取得方法
管理栄養士の免許は、栄養士の免許を有する者が、管理栄養士国家試験を受けて取得する。
- 栄養士の免許は、栄養士養成施設(2年制、3年制、4年制がある。短期大学、専門学校、大学など)において2年以上栄養士として必要な知識及び技能を修得した者に対して、都道府県知事が与える。
- そして、管理栄養士の免許は、栄養士免許を得た後に一定期間栄養の指導に従事した者(栄養士養成施設の在学期間+実務経験の合計が5年)、または管理栄養士養成施設を修了して栄養士免許を得た者(4年制の大学や専門学校。実務経験不要となるため、4年生の時に、栄養士免許及び管理栄養士国家試験受験資格の両資格取得見込み扱いで即受験可能)が、厚生労働省の実施する管理栄養士国家試験に合格した者に対して、厚生労働大臣が与える。
関連項目
- 栄養士
- 栄養士養成施設
- 管理栄養士国家試験
- 管理栄養士学校指定規則
- 管理栄養士養成施設
- 栄養学
- 栄養教諭
外部リンク
- 社団法人・日本栄養士会
- 社団法人・全国栄養士養成施設協会
- 日本における栄養士・管理栄養士制度と養成システムの変遷 (PDF)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
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次の文を読み、 30、 31の問いに答えよ。
- 62歳の女性。持続性の腹痛を主訴に来院した。
- 現病歴: 6か月前に食欲不振と全身倦怠感とを主訴に受診し、精査の結果、肺癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極的な治療を希望せず、外来通院することとなった。 2週前から右上腹部に持続性の疼痛が出現し、次第に増強した。疼痛は体動によって増悪した。外来で非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が投与され、一時的に疼痛は軽減したが、 1週前から再び増悪したため来院した。
- 2週前までは日中は車椅子で生活できていたが、最近は疼痛のために室内の移動も困難となり、 1日中ベッドに横になっていることが多かったという。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:娘夫婦と同居。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が大腸癌のため72歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長152cm、体重42kg。体温36.2℃。脈拍76/分、整。血圧118/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝を鎖骨中線上で6cm触知する。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に異常を認めない。
- 血液所見:赤血球382万、 Hb10.6g/dl、 Ht36%、白血球5,300、血小板17万。
- 血液生化学所見:血糖98mg/dl、総蛋白6.1g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素32mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、 AST78IU/l、 ALT66IU/l、 LD 477IU/l(基準176-353)、 ALP483IU/l(基準115-359)、 γ-GTP 132IU/l(基準8-50)、 Na139mEq/l、 K4.4mEq/l、 Cl97mEq/l。
- 入院後2週が経過し、疼痛コントロールが安定した。患者は退院して自宅で生活することを希望している。
- 在宅ケアを導入するにあたり、医師が病状観察と服薬管理とを依頼する職種として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C030]←[国試_106]→[106D001]
[★]
- 72歳の男性。脳梗塞で入院し、急性期治療を終え、現在は回復期病棟でリハビリテーションを行っている。右半身麻痺と嚥下障害が残存しているが、病状が安定してきたので退院を見据えて療養環境を調整することになった。
- 多職種連携における職種と役割の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C044]←[国試_112]→[112C046]
[★]
- 80歳の女性。肺炎のため入院中である。症状が改善したため退院を計画している。 75歳で脳梗塞により左不全麻痺となったが、リハビリテーションにより屋内杖歩行が可能である。排泄や食事も自立している。主な介護者である夫は、自宅療養にあたって経済的な不安を訴えている。
- 担当医が夫に勧める相談者として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108C015]←[国試_108]→[108C017]
[★]
- 医療、介護および福祉の分野で連携する職種の専門性や主たる役割について最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B001]←[国試_111]→[111B003]
[★]
- 17歳の男子。糖尿病性ケトアシドーシスによる意識障害のためチーム医療が可能な病院に搬入された。インスリン治療で意識は回復した。学校生活に戻るために、多職種メンバーによる面談を主治医は計画している。
[正答]
※国試ナビ4※ [103C018]←[国試_103]→[103C020]
[★]
- 英
- NST
- 関
- 栄養サポート
栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)とは、職種の壁を越え、栄養サポートを実施する多職種の集団(チーム)である。栄養サポートとは、基本的医療のひとつである栄養管理を、症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することである。<ref name=A>東口高志 『NST完全ガイド』照林社、2005年</ref>
NSTは1960年代の中心静脈栄養(TPN)の開発普及とともに誕生し、欧米を中心に世界各地に広がった。日本ではその普及が容易でなく、1998年のPPM方式の考案が契機となり、全国の医療施設に広がった。2006年4月の診療報酬改定により、多くの病院でNSTが立ち上がることとなった。<ref name=A>東口高志 『NST完全ガイド』照林社、2005年</ref>
この項では日本におけるNSTについて述べる。
NSTの歴史
1968年、米国のダドリック(Dudrick)らによって、中心静脈栄養法(Total Parenteral Nutrition)が開発され、全米に普及した。同時期に、医師・薬剤師・看護師などの栄養管理を専門とするメディカル・スタッフが各施設で求められるようになり、栄養管理チーム構築の始まりとされる。一方、同時期にブラックバーンにより栄養アセスメントが初めて体系化された。
1973年、米国ボストンシティ病院に初のNSTが本格的に誕生した。同時期に、マサチューセッツ総合病院ではフィッシャー教授がNSTをHyperalimentation Unitという名称で構築していた。
NSTは中心静脈栄養法の普及と相まって全米、ヨーロッパ諸国に広がった。
欧米ではNSTは診療部門の一つとして設立されていることが多い。施設内の全ての症例に対して提言・発言する権利を与えられ、中心静脈栄養法の施行にもNSTの承認を必要とするなどの規定が設けられたりしている。NSTが医療の質の向上や医療費の削減に貢献することを全ての医療従事者が認識している。<ref name=B>東口高志、『NSTの運営と栄養療法』医学芸術社、2006年</ref>
日本においても、中心静脈栄養法の普及と同時にNSTが導入されたが、数施設で単科・少数科での活動であったり、全科型でも中心静脈栄養法の管理が中心であった。<ref name=B>東口高志、『NSTの運営と栄養療法』医学芸術社、2006年</ref>栄養管理の有用性が認識されていなかった為、経費のかかる専属チームの設立は考えられていなかった。
全科型のNSTの発足は、PPM(Potluck Party Method)方式によるNSTが、1998年6月に鈴鹿中央総合病院に、2000年7月に尾鷲総合病院に設置されたものが日本初である。<ref name=B>東口高志、『NSTの運営と栄養療法』医学芸術社、2006年</ref>
現在日本でもNST活動の有用性は認識されており、2004年5月に病院機能評価項目Ver5.0の中にNSTの設立が取り上げられ、2005年末には全国で約700施設でNSTが設立されている。また、2006年4月の診療報酬改定に伴い、栄養管理実施加算が新設された。この加算が求めるものは、全科型のNST活動であり、全国の医療施設がNSTを積極的に設立するきっかけとなった。
組織と役割
NSTは職種の壁を越えたチーム医療であり、多職種のメンバーで組織される。主な職種は以下の通りである。
これらのチームによって、患者に対して栄養状態の評価・判定を行い、適正な栄養補給を実施し、さらに経緯を確認しながら栄養を改善することを目的に組織される。
NSTの補助組織
適切な栄養療法を基盤として、より大きな治療効果や予防効果をもたらす補助組織(ワーキングチーム)やコラボレーション組織の育成が必要となる。
- 褥瘡チーム
- 摂食・栄養障害チーム
- 呼吸療法チーム
- 感染症対策チーム
- 生活習慣病対策チーム
- 病院食改善チーム
NSTにおける各職種の役割
医師の役割
看護師の役割
カテーテルの管理、栄養・食事のチェック、身体測定、NST診療録の管理などがあるが、中でも重要な役割は、①患者の身体状況を確認し、正確な情報をチームにアドバイスすること、②患者に栄養状態の実状を把握してもらい、協力してもらうことであろう。
薬剤師の役割
第一に、輸液製剤の無菌的な調製があげられる。また、薬学的見地より栄養状態、処方内容を検討すること。特に輸液製剤、経腸栄養剤と薬剤との相互作用の検討、消毒剤と消毒方法の検討と医療従事者及び患者、患者家族への教育がある。<ref name=C>島田慈彦ら 『実践静脈栄養と経腸栄養』エルゼビア・ジャパン、2003年</ref>。
管理栄養士の役割
NSTにおいて管理栄養士は患者の食事摂取量や摂取状況など情報を元に食事量や食事形態の調節を行う
臨床検査技師の役割
リハビリテーションスタッフの役割
その他
日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)、日本病態栄養学会、日本栄養療法推進協議会などがNST認定施設、NST専門療法士などの認定を行っている。
参考文献
テンプレート:脚注ヘルプ
<references/>
外部リンク
保険点数
- 2010年4月の診療報酬改定により栄養サポートチーム加算(NST加算)がなされるようになり、患者にNSTを行うことにより診療報酬点数が200点/週/人が加算される。(参考1)
参考
- http://www.kondateman-club.com/modules/tinyd2/index.php?id=10
- http://www007.upp.so-net.ne.jp/m-m-office/nst.pdf
[★]
- 英
- nutrition、nutrient、vegetative, alimentation
- ラ
- nutritio
- 関
- 栄養性、栄養素、栄養分、栄養法、植物性、増殖型、栄養剤
- 水:体重x30ml
- Na:体重x 1mEq
- K:体重x 0.5mEq
参考
- http://fooddb.mext.go.jp/
[★]
- 英
-
- 関
- 規制、監督、経営、コントロール、支配、制御、対応、対照、調節、投薬、投与、与薬、行政
[★]
- 英
- dietician、nutritionist
- 関
- 栄養学者、管理栄養士、栄養士法
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%A3%AB