出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/12 16:14:49」(JST)
歯科衛生士(しかえいせいし、英: Dental Hygienist)は、厚生労働大臣から免許を与えられ、歯科予防処置、歯科診療補助および歯科保健指導等を行う歯科医療職(コ・メディカル/コ・デンタル)である。
歯科衛生士 | |
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英名 | Dental Hygienist |
実施国 | 日本 |
資格種類 | 国家資格 |
分野 | 医療 |
試験形式 | 筆記および実技 |
認定団体 | 厚生労働省 |
根拠法令 | 歯科衛生士法 |
公式サイト | http://www.jdha.or.jp/ |
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日本においては、歯科衛生士は1948年(昭和23年)制定の歯科衛生士法に基づく厚生労働大臣免許の国家資格となっている。歯科医師の指示のもと、歯科予防処置、歯科診療補助および歯科保健指導等を行う。単独で診断・治療・レントゲン撮影は行えない。
現在のところ、看護師とともに需要が多い職業である。毎年7,000人以上の卒業者が出ているが、現在でも歯科衛生士不足が見られる。一因として離職率の高さが指摘されている。また(開業医の)歯科医の側でも、歯科衛生士を「職場の花」的な位置付けに考える意識を持つ者がおり、中高年の歯科衛生士の雇用に消極的であることも相まっている。
歯科衛生士法により以前は女子のみに限定されていたが、現在では同法附則第2項により男子にも同法が準用されるため、資格取得可能となっている。男性歯科衛生士はきわめて少数ではあるがすでに存在する。近年、大学に歯科衛生士養成課程が新設されてからは、男子学生も在籍している。
多くの歯科衛生士養成施設では女子のみの募集となっていて、資格取得機会の面で不均衡になっている。なお、平成24年6月30日の時点で男性歯科衛生士は43名となっている。
勤務先の大半は歯科診療所である。医科病院の口腔外科や歯科に勤務する者もあるが、診療補助業務に関して重複する看護師との住み分けは施設ごとに様々である。
専門教育課程を修了し、歯科衛生士国家試験に合格した者が、歯科衛生士となれる。従来、専門学校、短期大学での養成課程が一般的であったが、歯科医療の高度化、多様化に伴い、大学課程(歯学部口腔保健学科等の名称)、大学院課程(修士課程のみ)もある
アメリカ合衆国においてdental hygienistは、予防医療を専門とする資格であり、多くのdental hygienistに局所麻酔を行うことが許されている。口腔清掃、レントゲン撮影、シーラント、スケーリング、ルートプレーニングを規則に基づき行うことが出来る。ほとんどの州では歯科医師の指導の元に行うが、歯科医師の指導無しにこれらのことを行うことが許されている州もある。
dental hygienistとなるためには、いくつかの方法がある。最も一般的なものは、科学と一般教養を学んだ後に3年間の専門教育を受けることである。この専門教育には解剖学、口腔解剖学、理工学、薬理学、歯周病学、栄養学、及び臨床科目を含んでいる。さらに、四年や六年をかける学校もある。また、アメリカ歯科衛生士会は、さらに上位に当たるAdvanced Dental Hygiene Practitionerの資格を定めた。
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