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6 欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド)*ビタミンB 6 の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)*ビタミンB 6 依存症(ビタミンB 6 反応性貧血など)*下記疾患のうちビタミンB 6 の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
1) (「重大な副作用」及び「小児等への投与」の項参照)。
6 酵素群の補酵素として生体のたん白質・アミノ酸代謝の中心的役割を果たす。また大脳の刺激伝達物質γ−アミノ酪酸の生成やシナプスの刺激伝達に必要な各種のアミン類(アドレナリン、ノルアドレナリン、5−ヒドロキシトリプタミン等)の生成に不可欠である。 5)6)
5)7)
6 の欠乏は臨床的に脂漏性皮膚炎、低色素性貧血、末梢神経炎、脂肪肝、動脈硬化、異常脳波の発生や重篤な痙攣を惹起する。またトリプトファンの異常代謝生成物キサンツレン酸の排泄が増大するなど、生体に多くの影響を及ぼす。 5)〜9)
6 作用を持つ結果、末梢神経炎や大脳性痙攣などをおこすおそれがあるのでB 6 はその予防と治療に必要である。 10)〜13) 妊産婦、授乳婦、消耗の著しい疾患の場合など需要が増大している際にはB 6 の投与が必要である。 14)
6 依存性の痙攣 1)15)〜21) 、B 6 依存性の貧血 22) 、アミノ酸の代謝異常 23) 等の依存性疾患の治療には、より大量の投与を必要とする場合がある。
6 貯留量を低下させる放射線照射治療による障害(放射線宿酔) 24) を改善する。
8 H 11 NO 3 ・HCl:205.64
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