ニコチン酸
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Japanese Journal
- 糖尿病性ノイロパチーに対するニコチン酸(ナイクリン)の治療効果
- 培養鶏胎角膜多角形細胞の位相差顕微鏡的観察及び位相差顕微鏡映画による観察並びに角膜多角形細胞に,ナイクリン(ニコチン酸)及びコンドロン(コンドロイチン硫酸)を添加した際の影響 (組織培養による角膜及び網膜上皮細胞の観察-1〜3-)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1錠中)
添加物
- 乳糖、バレイショデンプン、アラビアゴム、タルク、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 重症低血圧又は動脈出血のある患者
[血管拡張作用により、更に血圧を低下させるおそれがある。]
効能または効果
- ニコチン酸欠乏症の予防及び治療(ペラグラなど)
- ニコチン酸の需要が増大し食事からの摂取が不十分な際の補給
(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
- 下記疾患のうちニコチン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・口角炎、口内炎、舌炎
・接触皮膚炎、急・慢性湿疹、光線過敏性皮膚炎
・メニエル症候群
・末梢循環障害(レイノー病、四肢冷感、凍瘡、凍傷)
・耳鳴、難聴
(上記 3.に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。)
- ニコチン酸として、通常成人1日25〜200mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍又はその既往歴のある患者
[大量投与により、消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]
- 肝・胆のう疾患又はその既往歴のある患者
[大量投与により、胆汁うっ滞と肝細胞配列異常、線維組織の結節形成を伴う肝障害が引き起こされるおそれがある。]
- 耐糖能異常のある患者
[大量投与により耐糖能が低下するおそれがある。]
薬効薬理
- ニコチン酸は生体内でNAD(nicotinamide adenine dinucleotide)、NADP(nicotinamide adenine dinucleotide phosphate)に生合成され種々の脱水素酵素の補酵素として生体内の酸化還元反応に関与している。1,2)
- ニコチン酸はヒトに投与した場合に、明らかな末梢血管拡張作用が認められている。2,3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- Pyridine-3-carboxylic acid
分子式
分子量
融点
性状
- ニコチン酸は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、わずかに酸味がある。水にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ビタミンB
商品
[★]
- 英
- nicotinic acid nicotinate NiA
- 同
- ナイアシン niacin、ビタミンB3、3-ピリジンカルボン酸 3-pyridinecarboxylic acid
- 商
- ナイクリン
- 関
- NAD、ペラグラ、ビタミン
概念
- ビタミンB複合体の一つで、ビタミンB3。別名、ナイアシン(和文ではニコチン酸、英文ではナイアシンという記載をよく見かける、気がする)
臨床関連
- ペラグラを来す
参考
- http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/blog-entry-14.html
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3