メコバラミン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
メチクール錠500μg
組成
- メチクール錠500μgは、1錠中に日局メコバラミン500μgを含有する。
添加物として、アラビアゴム、カルナウバロウ、カルメロースCa、クエン酸Ca、結晶セルロース、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、乳糖、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、硫酸Ca、黄色4号(タートラジン)アルミニウムレーキを含有する。
効能または効果
- 本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。
- 通常、成人は1日3錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回にわけて経口投与する。
ただし、年齢及び症状により適宜増減する。
薬効薬理
- メコバラミンは生体でのメチル基転移反応に関与し、N5-methyl THF transmethylaseの補酵素として利用されたり、核酸の代謝とくにDNAの前段階物質であるチミンの生合成、その他メチオニン合成等の代謝を促進する。
- 末梢神経障害のモデルといわれる3つのパターン、即ちワーラー変性、軸索変性、節性脱髄について、ラットを用いた実験ではそれぞれ軸索再生の促進、軸索変性の出現率の抑制、変性神経の出現頻度の低下がみられ、これらの末梢神経障害に有効であることが認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzoimidazol-1-yl)]-Coβ-methylcobamide
分子式
分子量
性状
- メコバラミンは暗赤色の結晶又は結晶性の粉末である。水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。光によって変化する。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ビタミンB
商品
[★]
- 英
- mecobalamin
- 商
- イセコバミン、カロマイドMe、コメスゲン、コバメチン、ノイメチコール、ハイトコバミンM、バンコミン、ビーコバM、メコバマイド、メコラミン、メチクール、メチコバール、メチコバイド、ヨウコバール、レチコラン、ローミス
- 関
- ビタミンB剤
GOO. 1454-1458
製品
- 錠:250μg/500μg
- 細粒:1mg
- 注:500μg/1mL
薬理作用
- 核酸やリン脂質の代謝
- 末梢性神経障害における神経の修復・再生
適応
- 内服:末梢性神経障害
- 注射:末梢性神経障害,ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血
副作用
- 過敏症(発疹など)、
- 内服:消化器症状(胃部不快感,食欲不振,悪心,下痢,腹痛)
- 注射:注射部位の疼痛,硬結,頭痛,発汗,発熱感
重大
[★]
- 英
- kuru, cool
- 関
- 海綿状変性脳症