ダクラタスビル

ジメンシー配合

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 抗ウイルス剤/HCV NS5A複製複合体阻害剤

販売名

ダクルインザ錠60mg

組成

  • ダクルインザ錠60mgは1錠中ダクラタスビル塩酸塩66mg(ダクラタスビルとして60mg)を含有する。
    なお,添加剤として,無水乳糖,結晶セルロース,クロスカルメロースナトリウム,二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム,ヒプロメロース,酸化チタン,マクロゴール400,青色2号アルミニウムレーキ及び黄色三二酸化鉄を含有する。

禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • *次の薬剤を使用中の患者:リファンピシン,リファブチン,フェニトイン,ホスフェニトインナトリウム水和物,カルバマゼピン,フェノバルビタール,デキサメタゾン全身投与,セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品(「相互作用」の項参照)
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[動物実験で胚・胎児致死作用及び催奇形性作用等が報告されている。](「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)

効能または効果

  • セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
  • 本剤の使用に際しては,HCV RNAが陽性であることを確認すること。また,肝予備能,臨床症状等により,非代償性肝硬変でないことを確認すること。
  • ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師が臨床成績の内容を熟知した上で,投与の可否を判断すること。(「その他の注意」,「臨床成績」の項参照)
  • 通常,成人にはダクラタスビルとして1回60mgを1日1回経口投与する。
    本剤はアスナプレビルと併用し,投与期間は24週間とする。
  • 投与開始時は,本剤及びアスナプレビルを同時に投与し,投与開始後は用量の変更及び投与の中断をしないこと。ただし,副作用の発現により投与の継続が困難な場合には,本剤及びアスナプレビルを同時に中断すること。投与再開の可否については,リスクとベネフィットを考慮して慎重に判断し,投与を再開する場合は,本剤及びアスナプレビルを同時に再開すること。
  • 本剤投与中は,血中HCV RNA量を測定すること。ウイルス学的ブレイクスルー(投与中に血中HCV RNA量が最低値から1 log10を超えて増加)が発現した場合は,本剤及びアスナプレビルの投与中止を考慮すること。

慎重投与

  • B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者[再活性化するおそれがある。](「重要な基本的注意」の項参照)

重大な副作用

肝機能障害,肝不全:

  • ALT(GPT)増加(8.6%注1)),AST(GOT)増加(5.6%注1)),血中ビリルビン増加(0.5%注2)),プロトロンビン時間延長,アルブミン低下等があらわれ,黄疸,腹水,肝性脳症等を伴う肝不全に至ることがある。投与開始12週目までは少なくとも2週ごと,それ以降は4週ごとに肝機能検査を行うこと。肝機能の悪化が認められた場合には,より頻回に検査を行い,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。ALT(GPT)が基準値上限10倍以上に上昇した場合には,直ちに投与を中止し,再投与しないこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
  • 注1)基準値上限5倍超
  • 注2)基準値上限2.5倍超

多形紅斑(頻度不明):

  • 多形紅斑があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

血小板減少(頻度不明):

  • 血小板減少があらわれることがあるので,定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

間質性肺炎(頻度不明):

  • 間質性肺炎があらわれることがあるので,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

**腎機能障害(頻度不明):

  • 急性腎障害等の腎機能障害があらわれることがあるので,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)

薬効薬理

作用機序38)〜40)

  • ダクラタスビルは,HCV NS5A複製複合体の強力かつ選択的な阻害剤である。HCV NS5Aは,HCVの複製及び細胞内シグナル伝達経路の調節に関与する多機能蛋白である。

抗ウイルス活性40),41)

  • ダクラタスビルは,HCVレプリコンアッセイにおいて広範なジェノタイプに対して作用を有する。ジェノタイプ1a及び1bに対して,それぞれEC50値が0.003〜0.050nmol/L及び0.001〜0.009nmol/Lの強力な阻害作用を示した。また,ジェノタイプ2aに対して,EC50値0.034〜19nmol/Lの阻害作用を示した。
    HCVレプリコンアッセイを用いた併用試験において,ダクラタスビルはアスナプレビルやインターフェロン アルファとの併用で相加又は相乗効果を示した。

薬剤耐性42)

  • ジェノタイプ1bのC型慢性肝炎患者を対象にダクラタスビル塩酸塩及びアスナプレビルを併用投与した臨床試験において,SVR24未達成の患者では,無効時点で,概してダクラタスビルに対する耐性置換(NS5A-Y93及び/又はL31の置換)がアスナプレビルに対する耐性置換(NS3-D168の置換)とともに検出された。
    HCVレプリコン細胞をダクラタスビル存在下で培養した結果,ダクラタスビルに対する耐性が生じた。遺伝子型解析の結果,NS5Aの1〜100番までのアミノ酸にダクラタスビルに対して耐性表現型を示す複数の置換が認められた。ジェノタイプ1bの場合,高頻度にみられた耐性置換はL31及びY93のアミノ酸残基であり,1ヵ所のアミノ酸置換の場合,EC50値は野生型の30倍未満であり,2ヵ所のアミノ酸に置換がある場合(例えばL31V-Y93H),EC50値は野生型の1000倍超であった。

交差耐性41),42)

  • ダクラタスビルの耐性置換を有するHCVレプリコンは,アスナプレビル,ペグインターフェロン アルファに対して十分な感受性を有していた。

有効成分に関する理化学的知見

一般名:

  • ダクラタスビル塩酸塩(Daclatasvir Hydrochloride)

化学名:

  • Dimethyl N,N ’-([1,1’-biphenyl]-4,4’-diylbis{1H-imidazole-5,2-diyl-[(2S)-pyrrolidine-2,1-diyl][(1S)-3-methyl-1-oxobutane-1,2-diyl]})dicarbamate dihydrochloride

分子式:

  • C40H50N8O6・2HCl

分子量:

  • 811.80
  • ダクラタスビル塩酸塩は白色〜黄色の粉末である。水又はジメチルスルホキシドに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けにくい。



★リンクテーブル★
リンク元ダクルインザ」「ジメンシー配合
関連記事ビル

ダクルインザ」

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商品名

  • ダクルインザ

会社名

  • ブリストル・マイヤーズ

成分

薬効分類

薬効

  • セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるインターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者又はインターフェロンを含む治療法で無効となった患者のウイルス血症の改善を効能・効果とする新有効成分含有医薬品

【優先審査】

ジメンシー配合」

  [★]

商品名

  • ジメンシー配合

会社名

  • ブリストル・マイヤーズ スクイブ

成分

薬効分類

薬効

  • セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善を効能・効果とする新有効成分含有医薬品・新医療用配合剤

ビル」

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