- 英
- alveolus (Z), alveoli, pulmonary alveoli, alveoli of the lung
- ラ
- alveoli pulmonis
- 関
- 肺、肺胞中隔
解剖
- 表面積:80m2。40-120m2。(およそテニスコートの広さ) 参考によると 縦23.77m横10.97mの長方形だけど?
- 48畳くらいか(ワンルームマンション6畳x8部屋分くらい) = 80(m2) / 1.65(m2/畳)。 1畳 ≒ 0.9(m) x 1.8(m) = 1.62 (m2) ← コンパネの大きさですね
組織
呼吸生理
- 肺胞を押しつぶす力P, 肺胞の半径r, 表面張力T
- P = 2T / r
- 肺胞収縮→r↓→サーファクタントの密度↑→表面張力↓→P↓→肺胞の虚脱が防がれる
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/03 15:57:47」(JST)
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肺胞(はいほう、英: alveolus)は、血液‐ガス交換の場。肺の容積の85%を占め、成人の場合、その表面積の総計は100m2にちかい。
解剖
肺胞はガスを溜める肺胞腔と、これを囲む肺胞上皮からなる。肺胞上皮はI型肺胞上皮細胞とII型肺胞上皮細胞からなる。前者は、肺胞を取り囲む毛細血管内皮細胞と基底膜を介して血液空気関門を形成し、肺胞内ガスと血液ガスの交換を行う。後者は層板小体を多く含み、肺サーファクタント(肺胞界面活性剤)を開口分泌し、肺胞被覆層を形成している。肺胞一つの大きさは100〜200μmくらい。肺胞は中隔孔により互いに交通している。
生理
ヒトの肺胞におけるガス交換の仕組み。正常時(上段)と肺胞が液体で満たされ、交換効率が低下した時(下段)
赤血球中のヘモグロビン(Hb)は酸素分圧に応じて酸素と結合する性質を有しており、酸素分圧が高い肺砲内で酸素と結合し、酸素分圧が低い末梢組織で酸素を遊離する。
二酸化炭素は一部はヘモグロビンと結合しているが、これは二酸化炭素の運搬というよりもヘモグロビンと酸素との親和性を変化させることにより効率よく酸素を運搬させる役割を持っている。二酸化炭素は酸素よりも水に溶解しやすく、二酸化炭素の運搬は専ら血漿への溶解→赤血球内での水和(炭酸に変化)によるイオン化によって血漿中に拡散して運搬される。血漿中にはフリーの二酸化炭素と炭酸イオンが共存し化学平衡に達しているが、二酸化炭素分圧の低い肺胞に血液が到達すると、まず二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、血漿の二酸化炭素分圧が下がることによって炭酸が脱水されて二酸化炭素となり、さらに肺胞気中に拡散して排泄される。
一方、一酸化炭素やシアン化水素は、ヘモグロビンとの親和性が酸素より高いため、酸素運搬を阻害して毒性を発揮する。
なお、血液と空気のガス交換は血液‐ガス分配係数で表される。これは、ガスが溶ける血液の分布容積を求めるものであり、吸入麻酔薬の選択や調整に使用される。臨床においては、肺胞気・動脈血酸素分圧較差(AaDO2)が肺胞における換気能の指標として重視される。
関連疾患
- 呼吸窮迫症候群
- 新生児呼吸窮迫症候群(RDS)
- 急性呼吸窮迫症候群(ARDS): びまん性肺胞障害(DAD)像を呈する。
- 嚢胞性線維症(CF)
- 間質性肺炎(IP)
- 慢性気管支炎(CB)
- 肺気腫
- 肺炎
- 気管支喘息
呼吸器系の正常構造・生理 |
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気道系 |
解剖学的構造
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上気道
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鼻
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鼻孔 | 鼻腔 | 鼻甲介 | 副鼻腔
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口
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口腔前庭 | 口腔 | 口蓋
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咽頭 - 喉頭
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下気道
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気管
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気管支
|
主気管支 - 葉気管支 - 区域気管支 - 亜区域気管支
|
|
細気管支
|
小気管支 - 細気管支 - 終末細気管支
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呼吸細気管支
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ガス交換器
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肺 - 肺胞管 - 肺胞嚢 - 肺胞
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顕微解剖学
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I型肺胞上皮細胞 | II型肺胞上皮細胞 | 杯細胞 | クララ細胞 | 気管軟骨輪
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生理学・生化学
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生理学
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肺気量 | 肺活量 | %肺活量 | 残気量 | 死腔 | 1回換気量 | 1秒率 | 肺サーファクタント | SP-A
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生化学
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PaCO2 | PaO2 | AaDO2 | FiO2 | SpO2 | 呼吸係数および酸素化係数
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血管系 |
肺循環系
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(右心室 -) 肺動脈 - 毛細血管 - 肺静脈 (- 左心房)
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気管支循環系
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(胸部大動脈 -) 気管支動脈 - 毛細血管 - 気管支静脈 (- 奇静脈/副反奇静脈)
|
|
|
運動器系 |
骨格
|
肋骨 | 胸骨
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|
呼吸筋
|
横隔膜 | 内肋間筋 | 外肋間筋 | 胸鎖乳突筋 | 前斜角筋 | 中斜角筋 | 後斜角筋 | 腹直筋 | 内腹斜筋 | 外腹斜筋 | 腹横筋
|
|
|
神経系 |
中枢神経系
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呼吸中枢 | 呼吸調節中枢 | 前頭葉
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末梢神経系
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横隔神経 | 肋間神経
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 肺高血圧の治療により労作時呼吸困難が憎悪した間質性肺炎の一例
- 増渕 裕朗,須賀 達夫,神戸 将彦,相澤 智弘,上野 学,原 健一郎,青木 史暁,青木 望,前野 敏孝,倉林 正彦,Masubuchi Hiroaki,Suga Tatsuo,Kanbe Masahiko,Aizawa Tomohiro,Ueno Manabu,Hara Kenichiro,Aoki Fumiaki,Aoki Nozomi,Maeno Toshitaka,Kurabayashi Masahiko
- The Kitakanto medical journal 63(2), 159-164, 2013-05-01
- … 改善することが示されている一方で,増悪する症例も報告されている.血管拡張薬は,慢性呼吸器疾患による低酸素血症に対する代償反応として生じている肺血管の収縮反応を解除することで,換気に関与しない肺胞への血流を増加させてしまい,換気・血流不均衡を増大させる,という機序が想定されている.間質性肺炎の治療において,合併した肺高血圧症への治療により呼吸状態が増悪する可能性を考慮しなくてはならな …
- NAID 120005231549
- 気管支肺胞洗浄液のRT-PCR検査により診断しペラミビルが有効であった重症インフルエンザA (H1N1)肺炎の1例
- 中曽根 悦子,山沢 英明,瀧上 理子,中山 雅之,間藤 尚子,中屋 孝清,坂東 政司,杉山 幸比古
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 205-209, 2013-03-25
- … 2011年2月,発熱,咳嗽が出現し近医にて鼻腔拭い液のインフルエンザ迅速検査を施行したが陰性であった.その後呼吸困難が悪化,胸部X線で両側のすりガラス陰影を認め,当科を紹介受診した.鼻咽腔拭い液の迅速検査は計4回陰性,鼻腔拭い液のインフルエンザA (H1N1) RT-PCR検査も陰性であったが,気管支肺胞洗浄液のRT-PCR検査が陽性であり,インフルエンザA (H1N1)肺炎と診断した. …
- NAID 110009597496
- 外科的肺生検を施行せず剥離性間質性肺炎と考えられた1例
- 石井 寛,串間 尚子,小宮 幸作,門田 淳一
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 166-171, 2013-03-25
- … .気管支肺胞洗浄液所見では好酸球および好中球比率の増加を認め,経気管支肺生検ではII型肺胞上皮細胞が増生し,好酸性細胞質をもつマクロファージが肺胞腔内に多数集簇していた.その後無治療にて画像所見も改善した.結語.剥離性間質性肺炎は比較的予後良好な特発性間質性肺炎の一亜型で,本邦でも症例が蓄積されてきている.特徴的な気管支肺胞洗浄液所 …
- NAID 110009597489
- 植物性脂肪による外因性リポイド肺炎にMycobacterium fortuitum感染を合併した1例
- 友松 克允,小熊 剛,滝口 寛人,友松 裕美,新美 京子,端山 直樹,青木 琢也,浦野 哲哉,浅野 浩一郎,阿部 直
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 156-161, 2013-03-25
- … 82歳女性.右上顎洞癌に対する放射線治療後に7カ月間持続する乾性咳嗽が出現し,胸部X線, CTで右中下肺野に浸潤影が認められた.気管支肺胞洗浄(BAL)の回収液は二層に分離し,多数の空胞マクロファージを含むとともにM. …
- NAID 110009597487
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- 肺胞. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 肺胞の 構造. 肺胞(はいほう、英: alveolus)は、血液‐ガス交換の場。肺の容積の85%を占め、 成人の場合、その表面積の総計は100m2にちかい。 ...
- 肺胞蛋白症(はいほうたんぱくしょう、Pulmonary alveolar proteinosis; PAP)は、肺胞 腔内にリポ蛋白様物質が貯留するまれな呼吸器疾患。呼吸器内科、呼吸器外科の担当 となる。 目次. 1 病態; 2 疫学; 3 臨床像. 3.1 症状; 3.2 検査; 3.3 合併症. 4 治療・予後 ...
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102E030]←[国試_102]→[102E032]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G030]←[国試_098]→[098G032]
[★]
- 微小粒子状物質のうちPM2.5について正しいのはどれか。
- a 肺胞まで到達する。
- b 炎症を起こさない。
- c 2.5ng以下の物質をいう。
- d たばこの煙には含まれない。
- e 大気中濃度の季節変動は小さい。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E007]←[国試_110]→[110E009]
[★]
- 吸気時に最強となる喘鳴が聴取された場合に、病変部位と考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G069]←[国試_106]→[106H002]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [113F019]←[国試_113]→[113F021]
[★]
- (1) 肺胞の痙性
- (2) 肝内造血
- (3) 尿の生成
- (4) 胎便の形成
- (5) 音刺激による心拍数の増加
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 関
- 気管支の分岐
区分
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部位
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構造を支持する組織
|
単層扁平上皮
|
単層立方上皮
|
単層円柱上皮
|
角化重層扁平上皮
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非角化重層扁平上皮
|
呼吸上皮
|
嗅上皮
|
|
表皮
|
基底細胞
|
杯細胞
|
線毛細胞
|
刷子細胞
|
漿液細胞
|
DNES細胞
|
嗅細胞
|
支持細胞
|
クララ細胞
|
線毛立方細胞
|
I型肺胞上皮細胞
|
Ⅱ型肺胞上皮細胞
|
|
組織
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腺
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|
そのほかの特徴
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肺外気道
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鼻前庭
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硝子軟骨
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○
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○
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-
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脂腺と汗腺
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鼻毛
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鼻腔:呼吸部
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硝子軟骨と骨
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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鼻甲介と鼻中隔前部に動脈叢と静脈洞。リンパ小節、肥満細胞、形質細胞
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粘漿混合腺
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鼻腔:嗅部
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骨(篩骨)
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○
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○
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○
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○
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ボウマン腺(漿液性)
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肺外気道
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咽頭鼻部
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骨格筋
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○
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リンパ成分
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粘漿混合腺
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咽頭扁桃、耳管
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咽頭口部
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骨格筋
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○←
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←○
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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リンパ成分
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粘漿混合腺
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口蓋扁桃
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咽頭喉頭部
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硝子軟骨 弾性軟骨(喉頭蓋軟骨、楔状軟骨)
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△ (喉頭蓋の上面,声帯ヒダ)
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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リンパ成分
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粘液腺と粘漿混合腺
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咽頭扁桃、咽頭蓋、声帯ヒダ、前庭ヒダ
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器官と主気管支
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硝子軟骨と密性結合組織
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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粘液腺と粘漿混合腺
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外膜にC字型の器官軟骨と器官筋(平滑筋)
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肺内気道
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二次気管支
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硝子軟骨と平滑筋
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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粘漿混合腺
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硝子軟骨の板とラセン状の2層の平滑筋層
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細気管支
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bronchiole
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平滑筋
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○
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○
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△
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○
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なし
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直径1mm以下。商用に空気を送る。ラセン状の2本の平滑筋束
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終末細気管支
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terminal bronchiole
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平滑筋
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○
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○
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○
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なし
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直径0.5mm以下。呼吸部に空気を送る。平滑筋少々。
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呼吸部
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呼吸細気管支
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respiratory bronchiole
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平滑筋と膠原繊維
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○
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○
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○
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○
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○
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○
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なし
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|
壁に肺胞あり。肺胞の入り口には平滑筋の括約筋あり。
|
肺胞管
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alveolus duct
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細網繊維(III型コラーゲン)と肺胞の平滑筋性括約筋
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○
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○
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○
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なし
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それ自体の壁はなく肺胞が並ぶ
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肺胞嚢
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alveolar sac
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III型コラーゲンと弾性繊維
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○
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○
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○
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なし
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肺胞の集合
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肺胞
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alveolus
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III型コラーゲンと弾性繊維
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○
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○
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○
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なし
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直径200um。肺胞大食細胞あり
|
[★]
- 英
- lung
- 関
- 肺区域、肺野、呼吸器の上皮の移行
- 図:M.78 N.204(肺のリンパ系),197(肺区域)
解剖
- 重量:右:500g, 左:400g
- 葉:右3葉、左2葉
- 右上葉、右中葉、右下葉、左上葉、左下葉
発生
- L.247
- 肺の上皮、喉頭、気管、および気管支の内面を覆う上皮 → 内胚葉
- 気管および肺の軟骨性要素と筋要素、結合組織 → 中胚葉(臓側中胚葉)
- NGY.283
- 妊娠16週頃:気管、気管支が分岐し腺状構造をなす(腺状期)
- 妊娠16-24週頃:管状構造を形成し、毛細血管が上皮に接触する。(管状期)
機能
肺の構造
- SSUR.323
臨床関連
胸部X線解剖
- 右第1弓:上大静脈
- 右第2弓:右心房
- 左第1弓:大動脈弓
- 左第2弓:肺動脈幹
- 左第3弓:左心房(左心耳)
- 左第4弓:左心室
シルエットサイン
- 右第2弓:(陽性)[上葉]内側中葉区(S5)、[下葉]内側肺底区(S7)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)???? → 陰性だったら背面の区域、つまりS6,S10と考えて良いのではないだろうか?
- 左第4弓:(陽性)[上葉]上舌区(S4)、下舌区(S5)、[下葉]前内側肺底区(S7+8)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)??? → 同様にS6,S10と考えて良いのでは?
肺のリンパ節
- 左肺は心臓があるために、右とは異なる形状・肺区域を有する。
- S1とS2はまとめてS1+2と呼ばれる
- S7とS8はまとめてS7+8あるいはS8と呼ばれる ← 心臓が左胸腔に全内側に突出しているからと考える
臨床関連
- 分葉異常:奇静脈の走行異常による右上葉の奇静脈葉が最も多い(QB.I-295)
[★]
- 英
- bronchiole n. / -s pl.
- ラ
- bronchiolus
- 関
- 気管支の分岐、クララ細胞、肺小葉
臨床関連
- 肺の末梢気道、特に細気管支領域は解剖学的に気道と肺胞の接点に位置し、喫煙や大気汚染物質により早期から障害を生じると考えられてきた。特に内径2mm以下の末梢気道の病変は呼吸生理学的にsmall airway diseaseと呼ばれ、進行すれば肺気腫などの慢性閉塞性疾患の発生につながるものとして喫煙などとの関連で論じられてきた。 (講義録呼吸器学 p.79)
[★]
- 英
- acinus
- 同
- 肺細葉、一次小葉
- 関
- 小葉、二次小葉
概念
- the part of the lung distal to the terminal bronchiole is called an acinus (BPT.480)
- Aschoffの細葉は呼吸細気管支で支配される領域
- Loeshckeの細葉は終末細気管支に支配される領域
- 細気管支 → 終末細気管支 → 一次呼吸細気管支 → 二次呼吸細気管支 → 三次呼吸細気管支 → 肺胞管
参考
- http://www.okinawa.med.or.jp/activities/kaiho/kaiho_data/2007/200704/034.html
- http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/physi1/respi/respi4,5/respi4,5.html
[★]
- 英
- interalveolar septum, alveolar septa
- 同
- 肺胞間中隔
- 関
- 肺胞
- 隣接する肺胞と肺胞の間
- 毛細血管、結合組織、多分、基底膜からなる (HIS.303)
- 結合組織は弾性線維とIII型コラーゲンからなる細網線維からなる (HIS.303)
- マクロファージ、線維芽細胞、肥満細胞、リンパ球など(HIS. 308)
- 毛細血管の内皮と肺胞の上皮細胞はそれぞれ基底膜を有する (HIS.303)
[★]
- 英
- pulmonary alveolar microlithiasis, PAM
- ラ
- microlithiasis alveolaris pulmonum
- 同
- 肺結石症 肺石症 pulmolithiasis
概念
- 肺胞内に微小結石がびまん性に形成される遺伝疾患で、中高年に呼吸困難を発症
病因
遺伝形式
[★]
- 英
- arterial alveolar carbon dioxide difference, aADCO2, a-ADCO2
- 関
- 肺胞気動脈血ガス分圧較差
- 換気血流比が小さい場合に著しい → シャントの傾向
[★]
- 関
- 肺胞気動脈血ガス分圧較差
[★]
- 英
- alveolocapillary block syndrome