サーファクタント

surfactant
肺表面活性物質界面活性剤



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/29 00:20:36」(JST)

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Japanese Journal

  • 特殊な呼吸療法--HFOV,APRV,iNO,腹臥位療法,サーファクタント補充療法,ECMO (特集 基本ルールをおさえよう 小児の呼吸管理マニュアル)
  • 齊藤 修,清水 直樹
  • 呼吸器ケア 9(11), 1093-1101, 2011-11
  • NAID 40019042542
  • バイオサーファクタントの機能利用
  • 福岡 徳馬,森田 友岳,井村 知弘,北川 優,北本 大
  • 高分子 60(10), 753-754, 2011-10-01
  • NAID 10029658346

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サーファクタントは肺胞の表面 サーファクタント展着剤サーファクタント 展着剤サーファクタント 人工サーファクタントを 喘息と肺サーファクタント

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 新生児呼吸窮迫症候群治療剤

販売名

  • サーファクテン気管注入用120mg

組成

  • 1瓶中健康なウシ肺抽出物で,一定比率のリン脂質,遊離脂肪酸,トリグリセライドを有するものを120mg含有する.

効能または効果

  • 呼吸窮迫症候群
  • 生理食塩液(120mg/4mL)によく懸濁して,120mg/kgを気管内に注入する.全肺野に液をゆきわたらせるため,4〜5回に分け,1回ごとに体位変換する.1回ごとの注入にあたって,100%酸素でバギングしながら,経皮酸素分圧をモニターし,80mmHg以上にあることを確認する.初回投与の時期は,生後8時間以内が望ましい.
    追加投与は,患者の症状に応じて決定する.用量は60〜120mg/kgとする.

慎重投与

  • 両親,兄姉等がアレルギー症状の既往のある患者〔患者血清中には抗体は検出されていないが,動物実験(モルモット,マウス)で抗体産生が認められている.〕

薬効薬理

ヒト低出生体重児の肺機能2)

  • 呼吸窮迫症候群の低出生体重児(出生時体重750〜1750g未満)に,人工換気管理下で本剤120mg/kgを投与した.動脈血酸素分圧,動脈血二酸化炭素分圧及びpHを生理的正常範囲に維持するために必要な最大吸気圧,平均気道内圧,換気回数,吸入酸素濃度などの人工換気条件は人工換気療法のみの治療群に比較し有意な改善を示した.

ウサギ未熟胎児の肺圧−量特性6)

  • 帝王切開にて取り出した妊娠27日のウサギ胎児を,初回呼吸前に脱血して屠殺し,本剤60mg/kgを投与したところ,満期ウサギ胎児と同程度の肺圧−量特性を示した.

作用機序

  • 肺サーファクタントは,肺胞の気−液界面の表面張力を低下させて肺の虚脱を防止し,肺の安定した換気能力を維持する.
    本剤は,肺サーファクタントの生理的役割を代償し,表面張力を低下させる.

有効成分に関する理化学的知見

性状

  • 白色〜微黄色の結晶性の塊又は粉末で,わずかに特異なにおいがある.クロロホルムに溶けやすく,メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく,ジエチルエーテル又はヘキサンに極めて溶けにくく,水にほとんど溶けない.

★リンクテーブル★
国試過去問111G067」「102B037
リンク元呼吸窮迫症候群」「肺胞」「界面活性剤」「STA」「surfactant
拡張検索サーファクタント関連タンパク質」「肺サーファクタントタンパク質」「バイオサーファクタント」「肺サーファクタントタンパク質A

111G067」

  [★]

  • 次の文を読み、66~68の問いに答えよ。
  • 84歳の男性。早期胃癌の治療のため入院中である。
  • 現病歴:2か月前から上腹部痛を自覚し、改善がないため受診した。上部消化管内視鏡検査で胃前庭部小彎の早期胃癌と診断された。5日前に入院し、翌日に内視鏡的粘膜下層剥離術が行われたが、同日夜に200mL程度の吐血があり、緊急で内視鏡的止血術が行われた。吐血した際には激しい咳を伴っていた。昨日から38.7℃の発熱と呼吸困難とを自覚している。
  • 既往歴:60歳時に胆嚢摘出術。
  • 生活歴:喫煙は60歳まで10本/日を40年間。飲酒歴はない。石綿などの粉塵吸入歴はない。
  • 家族歴:父親が肺癌で死亡。母親が脳梗塞で死亡。
  • 現症:意識は清明。身長 154cm、体重 41kg。体温 37.6℃。脈拍 96/分、整。血圧 112/60mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 92%(リザーバー付マスク6L/分酸素投与下)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音に異常を認めないが、両側の胸部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(±)、潜血(-)。血液所見:赤血球 378万、Hb 11.4g/dL、Ht 33%、白血球 16,800(桿状核好中球 8%、分葉核好中球 76%、好酸球 3%、単球 3%、リンパ球 10%)、血小板 33万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dL、アルブミン 2.3g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、AST 32U/L、ALT 59U/L、LD 363U/L(基準 176~353)、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 169mg/dL、HbA1c 6.0%(基準 4.6~6.2)、Na 135mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 99mEq/L、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 120pg/mL(基準 18.4以下)。免疫血清学所見:プロカルシトニン 0.20ng/mL(基準 0.05未満)、CRP 18mg/dL。尿中レジオネラ抗原陰性、尿中肺炎球菌抗原陰性。
  • 動脈血ガス分析(リザーバー付マスク6L/分酸素投与下):pH 7.45、PaCO2 35Torr、PaO2 63Torr、HCO3- 25mEq/L。仰臥位のポータブル胸部エックス線写真(別冊No. 11A)及び胸部CTの水平断像(別冊No. 11B)と冠状断像(別冊No. 11C)とを別に示す。



  • この患者に投与すべき薬剤はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 111G066]←[国試_111]→[111G068

102B037」

  [★]

  • 肺の細胞と機能の組合せで誤っているのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 102B036]←[国試_102]→[102B038

呼吸窮迫症候群」

  [★]

respiratory distress syndrome, RDS
呼吸促迫症候群
新生児呼吸窮迫症候群 infantile neonatal respiratory distress syndrome, IRDS
[[]]


概念

  • 出産直後から進行性の呼吸不全を起こす代表的疾患。
  • 胎児の未熟性(在胎34未満)による肺サーファクタントの産生障害により、肺胞の虚脱および硝子膜形成に基づく換気障害である。肺胞の拡張不全によりアシドーシスを来たし、肺血管の収縮により低酸素血症が悪化する。また、アシドーシス・肺血流減少、肺サーファクタント不足により肺胞上皮が障害をうけ、透過性の亢進により肺硝子膜が形成される。結果として呼吸不全となる。(SPE.99 NGY.503)

疫学

症状

1-4が呼吸窮迫症候群の四徴とされる

検査

胸部単純X線写真

SPE.101
Bomsel分類:I~IV度で判定。IV度は真っ白で無気肺が認められる
  • 肺胞の拡張不全
  • 網状顆粒状陰影:空気の入っていない肺胞が黒く見える
  • 気管支透亮像
  • すりガラス状陰影
呼吸窮迫症候群 肺胞の拡張不全、網状顆粒状陰影、気管支透亮像、すりガラス状陰影
一過性多呼吸 肺野全体の透亮像低下(呼吸窮迫症候群より軽度)、肺尖部の高透過性
胎便吸引症候群 胎便による全肺野の炎症像(斑状、まだら状の不透亮像)

肺サーファクタント

診断

  • 臨床症状
  • 胸部X線

治療

肺胞」

  [★]

alveolus (Z), alveoli, pulmonary alveoli, alveoli of the lung
alveoli pulmonis
肺胞中隔


解剖

  • 表面積:80m2。40-120m2。(およそテニスコートの広さ) 参考によると 縦23.77m横10.97mの長方形だけど?
  • 48畳くらいか(ワンルームマンション6畳x8部屋分くらい) = 80(m2) / 1.65(m2/畳)。 1畳 ≒ 0.9(m) x 1.8(m) = 1.62 (m2) ← コンパネの大きさですね

組織

呼吸生理

  • 肺胞を押しつぶす力P, 肺胞の半径r, 表面張力T
P = 2T / r

界面活性剤」

  [★]

surfactant
表面活性剤, surface active agent, surface-active agent
サーファクタント

STA」

  [★]

surfactant」

  [★]

  • n.

サーファクタント関連タンパク質」

  [★]

surfactant protein
[[]]

肺サーファクタントタンパク質」

  [★]

pulmonary surfactant-associated proteinsurfactant proteinSP
サブスタンスP標準模擬患者

バイオサーファクタント」

  [★]

biosurfactant
生物系界面活性剤

肺サーファクタントタンパク質A」

  [★]

pulmonary surfactant-associated protein A