- 英
- pleura (Z)
- 関
- 腹膜、心膜、壁側胸膜、臓側胸膜
- 肺を覆う二重の漿膜であり、大きく2つに分けられる。
- この2つの膜は肺門で折り返してつながり、袋をなしている(Z)
WordNet
- the thin serous membrane around the lungs and inner walls of the chest
PrepTutorEJDIC
- ろく膜,胸膜
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/12 18:01:21」(JST)
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胸膜(きょうまく、pleura)とは、肺と胸郭の内側を覆う膜のこと。
胸膜
胸壁側には感覚神経があり、肺側には分布していない。なので胸痛が発生した場合は壁側胸膜に刺激が与えられたのである。この場合、鋭く短い痛みを訴える場合が多い。
胸膜に覆われた空間が胸膜腔である。胸膜腔は肺が広がっている限り肺で占められ、空間としては存在しない。ここには正常でも数mlの胸水が存在する。肺側の胸膜(臓側胸膜)に弱い部分が出来ると、そこから風船状に膨らむ(成因によりブラ、ブレルと呼ばれる)、そしてそこに穴があき空気が漏れて肺が萎んだ状態が、気胸となる。そして、本来ごく少量しかない胸水が癌細胞や、細菌の刺激で増えると、肺の一部が押しつぶされ肺水貯留という状態になる。
胸膜の疾患
- 胸膜炎
- 胸膿
- 自然気胸
- 巨大肺嚢胞
- 胸膜腫瘍
- 胸膜中皮腫
胸膜肺摘除術は、肺結核性と悪性に適応している。
関連
- 腫瘍が胸膜に浸潤、そして胸膜を破り胸控に露出した場合、そこから腫瘍細胞が胸腔内にこぼれおちる事になる。その細胞の一部のが胸膜の表面に着しょうし増殖し、胸膜上で腫瘍塊を形成した場合、胸膜播種巣と言い腫瘍進行形式を胸膜播種という。この進行形式をとるのは、肺がん、肺線腫、胸膜中皮腫の順で多い。
- 腫瘍の広がりは、胸腔にとどまる。
- 治療は、胸腔内への抗癌剤や胸腔癒着剤の注入となる。
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Japanese Journal
- 32.胸腔鏡下胸膜生検で診断しえた腎盂癌胸膜転移の1例(第21回 日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会)
- 米田 浩人,手塚 敏史,青野 純典,香川 耕造,西條 敦郎,山子 泰斗,大塚 憲司,柿内 聡司,後東 久嗣,埴淵 昌毅,泉 啓介,西岡 安彦
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 229, 2013-03-25
- NAID 110009597533
- 21.軟性胸腔鏡とAFIの両方で観察を行った癌性胸膜炎の1例(第21回 日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会)
- 勝田 知也,二宮 崇,塩手 康弘,洲脇 俊充,亀井 治人
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 227, 2013-03-25
- NAID 110009597522
- 胸腔鏡で確定診断に至った壁側胸膜再発腎細胞癌の1例
- 山口 学,三浦 弘之,中嶋 英治,高橋 秀暢,池田 徳彦
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 35(2), 215-219, 2013-03-25
- … 背景.腎細胞癌の胸部領域への転移形式は肺内転移や気管支内転移が多く,胸膜転移は稀である.胸壁腫瘍を呈し肺内転移を伴わない腎細胞癌の壁側胸膜転移に対して,全身麻酔下胸腔鏡下胸膜生検で確定診断に至った症例について報告する.症例. … 75歳男性.全身倦怠感を主訴に当院を受診した.胸部X線で右胸水を認め,胸部CTでは右胸水及び右胸膜腫瘍を認めた. …
- NAID 110009597498
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- 胸膜は何らかの原因で癒着や肥厚などの問題を起こす部分です。癒着術という気胸を 起こしにくくする方法でもありますが、それをはがす必要もあるなどなど問題となることが あります。 理学療法士や看護師さんなど、直接的には関係が薄い部分ですが国家試験 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g
組成
成分・含量
添加物
禁忌
効能または効果
- 本剤は悪性胸水の再貯留抑制のために使用し、腹水の減少を目的として本剤を使用しないこと。
- 通常、成人には、本剤(4g/バイアル)を日局生理食塩液50mLで懸濁して、胸膜腔内に注入する。
- 両側悪性胸水に対して、両側肺の胸膜腔内に本剤を同時投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。また、片側胸膜腔内に本剤を投与した後、本剤を対側胸膜腔内に投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 同側肺の胸膜腔内に本剤を追加投与(ドレナージチューブ抜管前)又は再投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 本剤と他の胸膜癒着剤との併用投与に関する有効性及び安全性は確立していない。
慎重投与
- 肺機能障害のある患者又は心機能障害のある患者〔呼吸不全等が発現するおそれがある。〕
重大な副作用
急性呼吸窮迫症候群
- 急性呼吸窮迫症候群(頻度不明注1)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
胸膜癒着作用
- ラット、ウサギ及びイヌの胸膜腔内にタルクを投与することにより、胸膜癒着作用が認められた6〜8)。
作用機序
- タルクが胸膜癒着を惹起する作用機序は十分に解明されていないが、タルク投与による胸膜腔内の炎症状態が誘因となり、胸水中にTGF-β、TNF-α、IL-1、IL-8等が分泌され、コラーゲン線維が形成されることにより臓側胸膜と壁側胸膜の癒着が起こると考えられている9〜11)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
性状
- タルクは粉砕、選別した天然含水ケイ酸マグネシウムである。純粋なタルクは、Mg3Si4O10(OH)2(分子量:379.27)である。タルクは白色〜灰白色の微細な結晶性の粉末で、なめらかな触感があり、皮膚につきやすい。水又はエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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[正答]
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[正答]
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- 英
- phrenic nerve (KH)
- ラ
- nervus phrenicus
- 関
- [[]]
由来
- 頚神経叢由来
- 主にC4(C3-C5)の前枝(KL.657)
支配
走行
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- pleural indentation
- 同
- tail sign
- 関
- 胸膜、ウサギの耳徴候 rabbit's ear sign
[★]
- 英
- pleurodynia, pleurodynia, pleural pain
- 関
- 胸膜
[★]
- 英
- pleural lesion, pleural disorder
- 関
- 胸膜
[★]
- 関
- (n.)pleura 胸膜
[★]
- 英
- indrawn pleura, participating tail, pleural indentation
- 関
- 肺癌
[★]
- 英
- pulmonary pleura (Z)
- 同
- 臓側胸膜, visceral pleura
[★]
- 英
- subpleural bleb
- 関
- ブレブ
[★]
- 英
- membrane
- 関
- メンブラン、メンブレン