メルカプトプリン
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Japanese Journal
- 治療へのアプローチ 炎症性腸疾患における免疫抑制剤 (特集 炎症性腸疾患 UP TO DATE)
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
成分・含量
添加物
効能または効果
- 緩解導入量としては、メルカプトプリン水和物として、通常成人1日2?3mg/kgを単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。緩解後は緩解導入量を下回る量を単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害のある患者〔副作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 腎障害のある患者〔副作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 骨髄抑制のある患者〔骨髄抑制を増悪させるおそれがある。〕
- 感染症を合併している患者〔骨髄抑制により感染を増悪させるおそれがある。〕
- 水痘患者〔致命的な全身障害があらわれることがある。〕
重大な副作用
骨髄抑制
(頻度不明)
- 汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制があらわれることがあるので、頻回に血液検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤は、細胞増殖に重要な意義をもつ核酸の生合成を阻害する。メルカプトプリンは細胞内でinosinic acidのチオ同族体thioinosinic acid(TIMP)に変換し、このTIMPは主としてinosinic acidからのadenylosuccinic acid及びxanthylic acidへの転換を阻害し、adenine, guanine ribonucleotideの生合成を阻害するとされている1?4)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- メルカプトプリン水和物
(Mercaptopurine Hydrate)〔JAN〕
化学名
- 1,7‐Dihydro‐6H‐purine‐6‐thione monohydrate
分子式
分子量
性状
- 本品は淡黄色?黄色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
本品は水、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液又はアンモニア試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- 6-mercaptopurine, mercaptopunne
- ラ
- 6-mercaptopurinum
- 同
- 6-MP
- 商
- ロイケリン
- 関
- アザチオプリン、制癌薬
- GOO. 134-138,1347f
- プリン代謝拮抗薬
- 抗悪性腫瘍薬
代謝
作用機序
- 本剤は、細胞増殖に重要な意義をもつ核酸の生合成を阻害する。メルカプトプリンは細胞内でinosinic acidのチオ同族体 thioinosinic acid(TIMP)に変換し、このTIMPは主としてinosinic acid からのadenylosuccinic acid 及びxanthylic acidへの転換を阻害し、adenine, guanineribonucleotideの生合成を阻害するとされている
適応
- 白血病、悪性リンパ腫以外の腫瘍に対しては効果が少なく適応されない
注意
重大な副作用
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4221001B1052_1_02/4221001B1052_1_02?view=body
[★]
- 英
- febuxostat
- 商
- フェブリク
- 関
- 痛風治療薬、尿酸
作用機序
併用禁忌
併用注意
ADME
たんぱく結合率
代謝
- 主にグルクロン酸抱合反応。
- CYP1A2、CYP2B6、CYP2C9、CYP2C19、及びCYP3A4/5に対する阻害は認められない。
- CYP1A1/2、CYP2B6、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1及びCYP3A4/5を誘導しない。
排泄
- 投与後4時間までの血漿中総放射能に対するフェブキソスタット及びそのグルクロン酸抱合体の割合はそれぞれ83.8~95.8%及び2.3~6.8%
用量
高尿酸血症
- 1日10mg1日1回で開始。尿酸値をフォローアップして徐々に増量、維持量は40mg、コントロール不良であれば60mgまで増量可。
参考
[★]
- 英
- antimetabolite
- 関
- 代謝拮抗物質、代謝拮抗薬、抗代謝剤
商品
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3