クロルフェニラミン
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
添加物
禁忌
- 緑内障のある患者〔抗コリン作用により房水流出路が狭くなり眼圧が上昇し、緑内障を増悪させるおそれがある。〕
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を増悪させるおそれがある。〕
- 低出生体重児・新生児〔中枢神経系興奮など抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣など重篤な反応があらわれるおそれがある。〕
- 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- じん麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
- 通常、成人は1回0.2〜0.6g(dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩として2〜6mg)を1日2〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 眼内圧亢進のある患者〔抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。〕
- 甲状腺機能亢進症の患者〔抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。〕
- 狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者〔抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下がおこり、症状が増悪するおそれがある。〕
- 循環器系疾患のある患者〔抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。〕
- 高血圧症の患者〔抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。〕
重大な副作用
- 再生不良性貧血、無顆粒球症(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロルフェニラミンマレイン酸塩(Chlorpheniramine Maleate)
化学名
- (3RS)-3-(4-Chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropylamine monomaleate
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の微細な結晶である。酢酸(100)に極めて溶けやすく、水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。希塩酸に溶ける。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
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