ホモクロルシクリジン
Japanese Journal
- 早期ダンピング症候群に対するHomochlocyclizine(ホモクロミン)の使用経験
- N-p-chlorbenzhydryl-n-methyl homopiparazine dihydrochloride : ホモクロミンの抗アナフィラキシー作用機序(第2回プラズマキニン研究会)
- 畔柳 武雄,斉藤 昌信,狩野 庄吾
- アレルギー 17(4), 295-299, 1968-04-30
- The administration of 0.5 mg of N-p-chlorbenzhdryl-n-methylhomopiparazine dihydrochoride (homoclomin) suppressed completely anaphylactic death in guinea pigs. It had no effect on an increase of plasma …
- NAID 110002425528
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- 本剤は、1錠中にホモクロルシクリジン塩酸塩10mgを含有する白色の素錠である。
添加物としてステアリン酸カルシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する。
禁忌
- 緑内障の患者
〔抗コリン作用により眼圧を上昇させるおそれがある。〕
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者
〔抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれるおそれがある。〕
効能または効果
- 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、中毒疹、小児ストロフルス)、じん麻疹、アレルギー性鼻炎
- 通常成人、1回1〜2錠(ホモクロルシクリジン塩酸塩として10〜20mg)を、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
抗ブラディキニン作用
- モルモット摘出回腸片を使用したSchultz‐dale法によるブラディキニンの収縮作用に対し、本薬は0.1μg/mLの低濃度で拮抗がみられ、1〜2μg/mLではほとんど100%に近い緩解効果を示す。1)
遅延作用物質に対する拮抗作用
- 遅延作用物質によるモルモット摘出回腸の収縮に対し、本薬は4μg/mLで部分的に拮抗を示す。2)
抗ヒスタミン、抗セロトニン、抗アセチルコリン作用
- モルモット摘出回腸片を使用したSchultz‐dale法によるヒスタミン、セロトニン、アセチルコリンの収縮作用に対し、本薬はヒスタミンには0.1μg/mL、セロトニン、アセチルコリンには1μg/mLで100%の緩解効果を示す。1)
アナフィラキシー防御効果
- モルモットの受動性アナフィラキシーは、本薬20mg/kgの腹腔内投与で防御される。3)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
- ホモクロルシクリジン塩酸塩
(Homochlorcyclizine Hydrochloride)
化 学 名
- 1‐[(RS)‐(4‐Chlorophenyl)(phenyl)methyl]‐4‐methylhexahydro‐1H‐1,4‐diazepine dihydrochloride
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- ホモクロルシクリジン塩酸塩は白色〜微褐色の結晶又は粉末である。
本品は水に極めて溶けやすく、酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、アセトニトリル又は無水酢酸に極めて溶けにくい。
本品は0.1mol/L塩酸試液に溶ける。
本品は吸湿性である。
本品は光によってわずかに着色する。
本品の水溶液(1→10)は旋光性を示さない。
融 点
★リンクテーブル★
[★]
抗ヒスタミン薬
商品
[★]
- 英
- homochlorcyclizine
- 化
- 塩酸ホモクロルシクリジン, ホモクロルシクリジン塩酸塩, homochlorcyclizine hydrochloride
- 商
- パルファード、ヒスタリジン、ベラホルテン、ホモクリシン、ホモクロミン
- 関
- 抗ヒスタミン剤