クレマスチン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分 1g中
- (日局) クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
(クレマスチンとして1mg)
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状が悪化するおそれがある。]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿障害が悪化するおそれがある。]
- 狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある患者[抗コリン作用により消化管運動が抑制され,症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
- アレルギー性皮膚疾患 (蕁麻疹,湿疹,皮膚炎,そう痒症)
- アレルギー性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
- 通常,成人はクレマスチンとして2mg (クレ・ママレットドライシロップ0.1%として2g) を1日量とし,2回に分け,用時溶解して経口投与する。年齢,症状により,適宜増減する。
慎重投与
- てんかん等の痙攣性疾患,又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
重大な副作用
痙攣,興奮
(頻度不明)
- 痙攣,興奮があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと (乳児,幼児では特に注意すること)。
肝機能障害,黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,LDH,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- H1受容体においてヒスタミンと競合的に拮抗することにより,ヒスタミンの作用 (細血管の拡張,大血管の収縮,毛細血管透過性亢進,血圧低下,気管支及び胃腸管平滑筋の収縮,知覚神経終末刺激による痒みや痛みの発生など) を阻害する。抗ヒスタミン作用はクロルフェニラミンより強く,持続性である。抗ヒスタミン作用を示す薬用量では,鎮静作用,抗コリン作用,抗セロトニン作用及び抗アドレナリン作用は弱い。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- クレマスチンフマル酸塩 (Clemastine Fumarate)
化学名:
- (2R)-2-{2-[(1R)-1-(4-Chlorophenyl)-1- phenylethoxy]ethyl}-1-methylpyrrolidine monofumarate
分子式:
分子量:
★リンクテーブル★
[★]
抗ヒスタミン薬
商品
[★]
- 英
- clemastine
- 化
- フマル酸クレマスチン clemastine fumarate
- 商
- インベスタン、キソラミン、クレ・ママレット、クレマニル、タベジール、テルギン、ベナンジール、マスレチン、マルスチン
- 関
- 抗ヒスタミン薬、抗ヒスタミン剤