シプロヘプタジン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ペリアクチンの食欲増進・体重増加作用に関する検討 婦人科手術患者に対して
- 遊走腎(症)の治療 : 特にペリアクチンによる保存療法
Related Links
- ペリアクチンとは?シプロヘプタジンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:病気別版)
- 日医工株式会社のペリアクチン散1%(アレルギー用薬)、一般名シプロヘプタジン塩酸 塩水和物(Cyproheptadine hydrochloride hydrate) の効果と副作用、写真、保管方法 等を掲載。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペリアクチンシロップ0.04%
組成
ペリアクチンシロップ0.04%
1mL中シプロヘプタジン塩酸塩水和物0.4mg(無水物として)を含有する。
添加物として白糖,グリセリン,エタノール,サッカリンナトリウム,ソルビン酸,水酸化ナトリウム,香料を含有する。
禁忌
- 緑内障のある患者[抗コリン作用により眼内圧が亢進し,症状を悪化させるおそれがある。]
- 狭窄性胃潰瘍のある患者[抗コリン作用により胃内容の停滞が起こり,その結果胃酸分泌亢進が起き,症状を悪化させるおそれがある。]
- 幽門十二指腸閉塞のある患者[抗コリン作用により胃内容の停滞,幽門十二指腸部の膨満が起こり,症状を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により尿閉を悪化させるおそれがある。]
- 気管支喘息の急性発作時の患者[抗コリン作用により,喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり,喘息を悪化させるおそれがある。]
- 新生児・低出生体重児(「小児等への投与」の項参照)
- 老齢の衰弱した患者(「高齢者への投与」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症,薬疹),じん麻疹,血管運動性浮腫,枯草熱,アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
- シプロヘプタジン塩酸塩として,通常成人1回4mg(10mL)を1日1〜3回経口投与する。
なお,年令,症状により適宜増減する。
(参考)
- Augsberger式による小児の1回投与量例: 下記用量を1日1〜3回経口投与する。
年令 1回投与量
2〜3歳 3mL
4〜6歳 4mL
7〜9歳 5mL
10〜12歳 6.5mL
慎重投与
- 気管支喘息又はその既往歴のある患者[抗コリン作用により,喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり,喘息の悪化又は再発を起こすおそれがある。]
- 眼内圧亢進のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 心血管障害のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症のある患者[抗コリン作用により症状を悪化させるおそれがある。]
- 乳・幼児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
- 次のような副作用があらわれることがあるので,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
錯乱,幻覚(頻度不明)
痙攣(頻度不明)
無顆粒球症(頻度不明)
- 重篤な血液障害があらわれることがあるので,定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
薬効薬理
抗セロトニン作用
- シプロヘプタジン塩酸塩はセロトニンによるイヌの血圧上昇,ラット摘出子宮の攣縮及びラット後肢の浮腫を抑制し,その抗セロトニン活性はLSD(lysergic acid diethylamide)やhydroxindasolに匹敵ないしはそれを上回る。10)
抗ヒスタミン作用
- シプロヘプタジン塩酸塩はヒスタミンによるモルモットの気管支収縮,イヌの血圧下降及びモルモット,マウスの能動的,受動的アナフィラキシーショックを抑制し,その抗ヒスタミン活性はクロルフェニラミンに匹敵ないしはそれを上回る。10),11)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- シプロヘプタジン塩酸塩水和物(Cyproheptadine Hydrochloride Hydrate)
化学名
- 4-(5H-Dibenzo[a,d]cyclohepten-5-ylidene)-1-methylpiperidine monohydrochloride sesquihydrate
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末で,においはなく,味はわずかに苦い。
メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく,クロロホルムにやや溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けにくく,水に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
抗ヒスタミン薬
商品
[★]
- 英
- cyproheptadine
- 化
- 塩酸シプロヘプタジン シプロヘプタジン塩酸塩 cyproheptadine hydrochloride
- 商
- ペリアクチン Periactin
- 関
- 抗ヒスタミン剤
[★]
- 英
- cutin
- 関
- 角皮素