カポジ水痘様発疹症
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Japanese Journal
- 単純ヘルペス・Kaposi水痘様発疹症・水痘・帯状疱疹・手足口病・種痘様水疱症 (特集 専門医にきく子どもの皮層疾患) -- (感染性皮膚疾患)
- 広範囲の皮膚潰瘍を生じたKaposi水痘様発疹症の1例 (特集 ウイルス感染症)
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- 渡辺 大輔 先生 愛知医科大学医学部 皮膚科 教授 カポジ水痘様発疹症 ~overviewと問題点の提起~ Session 2 カポジ水痘様発疹症治療の課題 歴史 カポジ水痘様発疹症は、ハンガリー生まれの皮膚科医、 病理医であるMoritz Kaposiに ...
- る.全身のどこでも発生しうるが,口唇や陰部,手指に好発す る(図23.2).重症の場合,全身に小水疱が汎発する(次項,Kaposi水痘様発疹症で解説).再発型のものは患者によっては 繰り返し発症し,精神的苦痛が大きい場合がある.
- カポジ水痘様発疹症。Kaposi varicelliform eruption. カポジ水痘様発疹症の原因は何か基礎疾患としてのアトピー性皮膚炎などの存在、皮膚のバリア機能の低下と局所の免疫反応の抑制状態などを背景に、単純ヘルペスウイルス(HSV)の ...
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- 23歳の女性。上口唇の小水疱と痛みとを主訴に来院した。2日前から上口唇部がぴりぴりしていた。今朝起きると小さい水疱が出ていた。3年前から年に1, 2回、上口唇に同様の水疱ができて、7~10日くらいで軽快するエピソードを繰り返していた。上口唇の写真を以下に示す。
- この病変を起こす病原体の初感染によって生じるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F057]←[国試_100]→[100F059]
[★]
- 14歳の男子。発熱と顔面の皮疹とを主訴に来院した。乳児期から顔面と四肢屈曲部とに痺みのある皮疹を繰り返し、小学校に入学するころから体幹に乾燥肌を伴うようになった。来院の3日前から38℃台の発熱があり、顔面全体に多数の小水疱とびらんとを認める。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A031]←[国試_102]→[102A033]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F009]←[国試_101]→[101F011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108A001]←[国試_108]→[108A003]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095B008]←[国試_095]→[095B010]
[★]
- 英
- atopic dermatitis
- ラ
- dermatitis atopica
- 同
- ベニエ痒疹 ベニエー痒疹、汎発性神経皮膚炎 neurodermatitis diffusa
- 関
- 皮膚炎
概念
- アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ(日本皮膚学会)
病因
- 参考1
合併症
身体所見
検査
治療
参考
- 1. [charged] Epidemiology, clinical manifestations, and diagnosis of atopic dermatitis (eczema) - uptodate [1]
ガイドライン
- 1. 皮膚アレルギー(蕁麻疹):医療従事者の皆様へ:アレルギーガイドライン情報館:公益財団法人日本アレルギー協会 JAANet STATION
- http://www.jaanet.org/medical/guideline/skin
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- 日
- すいとう
- 英
- varicella, chickenpox
- 同
- 水疱瘡(みずぼうそう)
- 関
- 水痘・帯状疱疹ウイルス、帯状疱疹、水痘生ワクチン
特徴
病原体
潜伏期間
感染経路
- 空気感染?
- 接触感染・飛沫感染→結膜・気道粘膜 (SMB.528)
疫学
- 年齢:5-9歳。(熱帯、亜熱帯では成人が感染する)。ほとんどが10歳以前に感染
- 季節性:12-1月ピーク。8-10月谷。
- 感染率:家族内感染70-90%
- 新生児の死亡率は30%
- 白血病児では死亡率が高い。
- 米:130-200人死亡/年。白血病児の死亡率:7-28%
- 日:白血病児の死亡数、死亡率:水痘 36/118(30.5%)、帯状疱疹 1/48(2.1%)、麻疹 7/48(12.1%)
症状
- 全身倦怠感、小紅斑(掻痒感。頭皮にも出現。口腔粘膜、眼瞼粘膜。紅斑→丘疹→水疱→膿疱→痂皮→瘢痕無し)
合併症
- 脳炎
- 小脳失調症
- (1000例中1例以下)
- 成人での合併例が多い 20%
母子感染
- 母胎は水痘に感染しやすい。発症したらアシクロビルによる治療を行う。
先天性水痘症候群
- 妊娠初期に罹患した例の5%(61例中3例)で起こる
- 眼症状、大脳萎縮、皮膚瘢痕、四肢欠損、萎縮
周産期及び新生児期水痘
母胎の発症 新生児の発症
-----------------------------
出産5日以前 生後0-4日 →正常
前4日-後2日 生後5-10日 →重症 播種性・出血性水痘 死亡率30%
-----------------------------
- 水痘の既往やワクチン投与のない妊婦が分娩5日前-分娩2日後に水痘を発症した場合、胎児の水痘が重症化する(死亡率30%)
- →抗体が母体から新生児に移行しないため
- 分娩間近や分娩前の発症:母胎に免疫グロブリンを投与。
- 産後2日以内の発症 :新生児に免疫グロブリンの投与
経過
治療
- アシクロビル、ビダラビン
- 感染から72時間以内:水痘ワクチン接種→60-80%の発症阻止 (NDE.428)
- 感染から一週間以内:抗ウイルス薬の服用→軽症化 (NDE.428)
検査
- 水痘皮内反応。8hrで判定できる。陰性ならワクチン接種。
予防
- 免疫の獲得率が90%程度。水痘の感染防除、帯状疱疹の発症予防にも効果有り
- 免疫不全症患者も接種可能。ただし全く免疫が0の患者にはいけない。
出席停止の解除(学校保険法)
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- 英
- eruption, skin rash, lesion
- ラ
- exanthema
- 同
- 皮疹?
- 関
- 皮疹
- 出現時期、消長、同様のエピソードの有無、周囲での流行、接触、旅行歴、遺伝性疾患の有無、基礎疾患、予防接種状況
[★]
- 英
- sis, pathy