モルガーニ孔ヘルニア
Japanese Journal
- 胃と横行結腸が同時に嵌入した成人両側胸骨後ヘルニアに対して腹腔鏡下手術を施行した1例
- 森 洋一郎,春日井 貴雄,榊原 一貴
- 日本消化器外科学会雑誌 43(11), 1176-1182, 2010-11-01
- … となった.腹部CTでは胃前庭部から十二指腸球部が右胸腔内へと脱出しており,通過障害のため胃は著明に拡張していた.さらに,横行結腸が左胸腔内へと脱出しており,胃と横行結腸の嵌入を同時に伴う両側胸骨後ヘルニアと診断した.嵌入臓器は立位にて自然に還納するが,仰臥位にて容易に再嵌入し通過障害が再燃するため,手術適応と判断し腹腔鏡下手術を施行した.腹腔内を観察すると,胸骨後部の横隔膜に左右二つのヘ …
- NAID 110007880755
- 9.出生前診断された多量の心嚢液貯留を伴った胸骨後ヘルニアの1例(一般演題,第44回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 平山 裕,窪田 正幸,奥山 直樹,榊原 清一,松永 雅道,臼田 東平,小嶋 絹子,内山 聖,生野 寿史,高桑 好一,菊池 朗,芹川 武大,大木 泉,五日市 美奈,土谷 美和,田中 憲一
- 日本小児外科学会雑誌 46(4), 798-799, 2010-06-20
- NAID 110007657581
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★リンクテーブル★
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- 英
- diaphragmatic hernia, diaphragmatocele
- ラ
- hernia diaphragmatica
- 関
- 横隔膜、胸腹裂孔ヘルニア
分類
発生の時期
横隔膜欠損部位
- 成人のヘルニアの80-90%。50歳以上の女性に多い
- 脱出臓器:胃
- 滑脱型ヘルニア:胃の噴門部が胸腔内に滑脱 → 多い
- 傍食道型ヘルニア:食道下部は横隔膜に下にあって、胃の一部が胸腔内に脱出
- 脱出臓器:結腸、小腸
- 小児のヘルニアの60%以上。左側に多い。 → 症状が重篤であれば緊急手術
- 脱出臓器:大網、横行結腸
- 発症頻度は少ない。右側に多い
国試
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- 英
- Morgagni foramen hernia, Morgagni's hernia
- 同
- Morgagni孔ヘルニア、傍胸骨裂孔ヘルニア parasternal hernia、胸骨後ヘルニア retrosternal hernia
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モルガーニ孔ヘルニア。胸骨後ヘルニア
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- 英
- hernia
- 同
- 脱腸
- 関
- 真性ヘルニア true hernia
-
-
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- 英
- sternum
発生学
臨床関連
- 胸骨下部で拍動性の膨隆を触れた場合は大動脈瘤、あるいは右心不全に伴う肝拍動などを考慮。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- after、following、subsequent、late、posterior、behind、afterward、afterwards、post
- 関
- 下記、後期、後方、後側、遅発、遅発型、次、晩発、引き続く、ポスト、遅い