- 英
- obturator hernia
- 関
- 骨盤部ヘルニア
疫学
- 高齢のやせた女性に多い → (1)骨盤が広く、閉鎖感が大きい、(2)老化・多産により骨盤支持組織の脆弱化、(3)体重減少により後腹膜脂肪組織の減少による閉鎖管の拡大。(SSUR.488)
症状
検査
診断
治療
国試
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Japanese Journal
- 症例報告 自然還納後に診断され,保存的に治療した閉鎖孔ヘルニアの1例
- 松浦 良樹,瀧口 由希
- 救急医学 = The Japanese journal of acute medicine 36(12), 1722-1725, 2012-11-00
- NAID 40019508321
- 症例 嵌頓と自然還納を繰り返した閉鎖孔ヘルニアをKugel法で修復した1例
- 症例 右大腿骨転子下骨折術後に発症した左閉鎖孔ヘルニアの1例
Related Links
- 和文文献. 異時性両側閉鎖孔ヘルニアの1例. 猪狩 公宏,藍原 有弘,落合 高徳,熊谷 洋一,山崎 繁; 日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 71(9), 2481-2485, 2010-09-25; NAID 10026732635. 若年性閉鎖孔 ヘルニアの1 ...
- 閉鎖孔ヘルニアの 例. 平成 年 月日受付 平成 年月 日受理,〒 ‐. 滋賀県東近江市桜川 西町. 京府医大誌 (), ∼ , . 原 著. 閉鎖孔ヘルニアの 例. 藤山 准真 ,望月 聡 ,戸川 剛 ,萩原 明於 ,大辻 英吾. 1東近江市立蒲生病院外科*. 2京都きづ川病院外科 ...
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- 77歳の女性。今朝から腹痛と左大腿内側部痛とが出現したため来院した。昨晩から悪心と嘔吐とが統いている。26歳時に帝王切開の既往がある。腹部はやや膨隆し、腸雑音の亢進を認める。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球378万、Hb10.8g/dl、Ht34%、白血球8,100、血小板17万。血清生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.0g/dl、AST30単位、ALT25単位、LDH410単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ230単位(基準260以下)。CRP2.5mg/dl。骨盤部造影CTを以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
D
- CT:ヘルニア嚢の前方に恥骨筋、後方に外閉鎖筋、その内側には内閉鎖筋が存在する。
※国試ナビ4※ [099A029]←[国試_099]→[099A031]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106D006]←[国試_106]→[106D008]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110A017]←[国試_110]→[110A019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104I009]←[国試_104]→[104I011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109A007]←[国試_109]→[109A009]
[★]
- 英
- femoral hernia, crural hernia
- 同
- 股ヘルニア
- 関
- ヘルニア、鼠径ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア
概念
- 大腿部に膨隆を起こすヘルニア。鼡径ヘルニアとの鑑別が困難な場合がある
- 前腹壁の弱い部分である大腿管で、腹部内臓が大腿輪を通って大腿管に突き出る。
疫学
- 鼡径ヘルニアの十数%を占める。
- 中年以降。女性に多い。多産もリスク。幼児にはほとんどない。 → 女性は骨盤が大きいが故に、大腿輪も大きい。分娩による大腿管組織の脆弱化。(SSUR.485)
- 比較的右側に多い。右60-70%
解剖
- ヘルニア門:大腿輪(血管裂孔の内側1/3でリンパ管が通っている。大腿輪中隔で仕切られている) ← ヘルニア門が狭く嵌頓を起こしやすい。
- ヘルニア内容:大網、小腸
症状
- 嵌頓による症状が初発のことが多い。
- 診察では鼠径靭帯の下で、かつ大腿動脈の内側に膨隆を触知するが、ヘルニアが小さく気づかない場合もある。
鑑別診断
検査
治療
- 嵌頓の頻度が高いため、外科手術を行う。
- クーパー靭帯と腸骨恥骨筋を縫合して大腿輪を縫縮する方法、或いはメッシュやプラグで大腿輪を閉鎖する方法がある。
- 死冠が存在する場合、大腿ヘルニアの嵌頓を解除するために、裂孔靭帯を無神経に内側に切開すると出血を起こすことがあるので注意(SSUR.485)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
国試
参考
- https://epos.myesr.org/esr/viewing/index.php?module=viewing_poster&task=viewsection&pi=143217&ti=509497&si=1720&searchkey=
[★]
- 英
- Howship-Romberg sign
- 同
- Howship-Romberg徴候、ハウシップ・ロンベルク症状 Howship-Romberg症状
- 関
- 閉鎖孔ヘルニア
[show details]
- 閉鎖孔ヘルニアにより閉鎖神経の知覚枝を刺激し膝から大腿内側、股関節部に疼痛を生じる。この疼痛は股関節の伸展、外転、内旋により増強する。閉鎖孔ヘルニアの25-50%に見られる
[★]
- 英
- pelvic hernia
- 同
- 骨盤ヘルニア
骨盤部ヘルニア
[★]
- 英
- hernia
- 同
- 脱腸
- 関
- 真性ヘルニア true hernia
-
-
[★]
- 英
- obturator foramen
- ラ
- foramen obturatum
- 関
- 寛骨
通過する構造物
臨床関連
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- closure
- 同
- 縫合