- 英
- fetoscopic laser photocoagulation of communicating vessels, FLP
- 同
- 胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー焼灼術?
- 関
- 双胎間輸血症候群
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- P1-15-14 双胎間輸血症候群に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術後の慢性期における予後因子(Group28 多胎妊娠1,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 石井 桂介,高橋 雄一郎,林 聡,中田 雅彦,村越 毅,室月 淳,左合 治彦
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 549, 2011-02-01
- NAID 110008509073
- P2-413 双胎間輸血症候群(TTTS)に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術(FLP)における母体合併症の検討(Group94 多胎妊娠1,一般演題,第62回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 江川 真希子,林 聡,左 勝則,須郷 慶信,堀谷 まどか,青木 宏明,高橋 宏典,大井 理恵,三原 慶子,佐々木 愛子,左合 治彦,北川 道弘
- 日本産科婦人科學會雜誌 62(2), 602, 2010-02-01
- NAID 110007686182
Related Links
- 胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術とは. 重症のTTTS,つまり極端に羊水量の違い があるTTTSに対し shapeimage_1_link_0 shapeimage_1_link_1 shapeimage_1_link_2 shapeimage_1_link_3 shapeimage_1_link_4 shapeimage_1_link_5 ...
- 胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術. TTTSの原因である胎盤での吻合血管を凝固 焼灼し、ふたりの循環を完全に独立させることが目的の根本的治療です。1990年に 米国のDeLia医師のグループが報告したのが最初です。その後、1995年にDeLia医師 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- twin to twin transfusion syndrome TTTS, the twin transfusion syndrome, fetal transfusion syndrome
- 同
- 双生児間輸血症候群 twin transfusion syndrome、胎児間輸血症候群 fetofetal transfusion
- 関
- 双胎、双胎間輸血
概念
- 胎盤の血行動態が双胎間で不均衡なことで胎児間で血流の不均衡が起こり、このために胎児機能不全をきたす病態である。
- 一絨毛膜双胎の15%で見られる。(多くはMD双胎(一絨毛膜二羊膜双胎, monochorionic diamnionic))
病態
- 一絨毛膜双胎の胎盤においてはそれぞれの胎児の血管に吻合が存在する。正常例では均衡を保っているが、病的な例ではこの均衡が崩れ一方の胎児の血液が他方の胎児に流れ込む。供血児より血液を受けた胎児では循環血液量が多くなり、高血圧、腎血流増加による多尿、羊水過多をきたす。また容量負荷によりうっ血性心不全を来たし、胎児水腫をきたす。供血児では循環血液量が減少し、低血圧となり、腎血流量の減少により尿量の減少、羊水過少をきたす。また、循環血液量の減少により子宮内胎児発育遅延をきたす。羊水過多と羊水過少が進展すれば、供血児は子宮壁に押しつけられ成長が阻害される(stuck twin)。いずれの胎児でも胎児機能不全をきたす。
症状
- 受血児:羊水過多、多血症、非免疫性胎児水腫(胸水・腹水)、心不全 → 児死亡
- 供血児:羊水過少、子宮内胎児発育遅延 (血液減少→尿量減少→腎不全・酸素不足) → stuch tiwn → 児死亡
- 羊水過多により胎児が圧迫を受けると心房利尿ペプチドが分泌され、さらに尿量が増え羊水が増加する。
検査
超音波検査
- 小さい赤ちゃん(供血児)の膀胱が見えなかったら疑いがある
- 最大羊水深度 max vertical pocket の測定を行う。
診断
一絨毛膜双胎の診断
- 妊娠8-9週に超音波により行う。妊娠10-12週では見えなくなっている。
- DD双胎では2つの胎児の羊膜と子宮壁が三角のシルエットを形成しており、MD双胎と区別される
双胎間輸血症候群の診断
- 双胎妊娠において、最大羊水深度が羊水過多児で8cm以上、羊水過少児で2cm以下の場合に診断する。
治療
予後
参考
- 1. クリニカル・カンファレンス 2.多胎妊娠の管理―最近の知見 3)疾病双胎の管理~双胎間輸血症候群の病態と治療~ - 日産婦誌55巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/55/5509-216.pdf
国試
[★]
- 英
- monochorionic diamniotic twin, MD twin, monochorionic diamniotic twins, MD twins
- 同
- MD双胎
- 関
- 双胎、双胎妊娠
概念
- 子宮内に1つの絨毛膜(胎盤)と2つの羊膜が存在する妊娠状態
- 周産期死亡率や神経学的後遺症は二絨毛膜二羊膜双胎より悪く、一絨毛膜一羊膜双胎よりは良好である。
原因
- 一つの卵子が受精後4-7日後ごろに二つの内細胞塊に分かれる事による。これより遅ければ一絨毛膜一羊膜双胎、早ければ二絨毛膜二羊膜双胎となる。
診断
- 妊娠初期に行う経腹/経腟超音波検査による膜性診断を行う。妊娠11週までにおこなう。
合併症
- G10M.121
治療
参考
- 1. クリニカル・カンファレンス 2.多胎妊娠の管理―最近の知見 3)疾病双胎の管理~双胎間輸血症候群の病態と治療~ - 日産婦誌55巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/55/5509-216.pdf
- 2. 〔多胎妊娠の管理シリーズ〕 多胎妊娠はいつ分娩を終了させたらよいか? - 日産婦誌52巻1号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/52/5201-011.pdf
[★]
胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術
[★]
- 英
- fetus
- 関
- 胎児の発生
成長
- およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
- 25週: 750g
- 30週:1500g
- 35週:2000g ←だいたい2200gだけど
- 40週:3000g
- 25週から5週間で2倍、30週から10週で2倍
循環器
- 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)
感覚系
- 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)
聴覚
- 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
- 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)
胎児の成長
- G10M.6改変
妊娠月数 (月)
|
妊娠週数 (週)
|
胎児のイベント
|
1
|
2
|
肺胞期に着床(受精後6日後)
|
2
|
5
|
中枢神経系、心臓形成開始
|
6
|
肺形成開始
|
7
|
胚形成、胎盤形成開始
|
3
|
9
|
胎児心拍最速(170-180bpm)
|
10
|
躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能
|
11
|
外陰の性差が決まる(が超音波では分からない)
|
4
|
12
|
排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。
|
15
|
胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。
|
5
|
16
|
嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある?
|
17
|
外陰の性差が超音波で観察可能
|
18
|
胎動を感ずる(18-20週)
|
6
|
20
|
肺サーファクタント産生開始
|
7
|
26
|
肺の構造完成
|
8
|
28
|
肺サーファクタント増加
|
9
|
34
|
胚が成熟、腎の発生完了
|
国試
[★]
- 英
- blood vessel, blood vessels
構造
- 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
- 基底板
- 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
- 内弾性板
分類
[★]
- 英
- placenta (Z)
発生
- G10M.30 NGY.287
- 妊娠7週から形成が始まり、妊娠4ヶ月末(妊娠15週末,妊娠前期末)に完成。妊娠10ヶ月末まで増大し続ける。
解剖
- NGY.287
- 正期産では500g、直径20cm、厚さは中央部で2cmの扁平な円盤状構造物である。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
機能
ガス・物質交換と代謝
単純核酸
|
酸素、二酸化炭素、遊離脂肪酸、脂溶性ビタミン、ナトリウム、カリウム、尿素、尿酸、薬剤の大部分、麻酔学
|
促進拡散
|
グルコース。GLUT1とGLUT3による
|
能動輸送
|
アミノ酸、水溶性ビタミン、カルシウム、リン酸塩、鉄、ヨード
|
エンドサイトーシス
|
IgG, LDLコレステロール
|
薬物・毒物・感染性物質の胎盤通過性
- 脂溶性・非イオン性薬剤、分子量≧600、非抱合型ステロイドホルモン、脂質
- 水溶性・イオン性薬剤、分子量<1000、血清蛋白結合能の強い薬剤、ポリペプチドホルモン、抱合型ステロイドホルモン
ホルモン産生
[★]
- 英
- duct、tube、canal、pipe
- ラ
- ductus、vas、meatus
- 関
- 水路、チューブ、導管、道管、卵管、道
[★]
- 英
- anastomosis
- 関
- 網目構造、吻合部
- 異なった管腔、臓器、あるいは神経が人為的・病的につながった状態。