- 英
- neurosis、neurotic
- 同
- ノイローゼ
- 関
- 精神症状、神経症性障害
WordNet
- characteristic of or affected by neurosis; "neurotic disorder"; "neurotic symptoms"
- a person suffering from neurosis (同)psychoneurotic, mental case
- affected with emotional disorder (同)psychoneurotic
- a mental or personality disturbance not attributable to any known neurological or organic dysfunction (同)neuroticism, psychoneurosis
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- 神経症の,ノイローゼの / 神経症患者
- 神経症,ノイローゼ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/22 14:31:03」(JST)
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神経症(しんけいしょう)とは、精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症であり、病因が器質的なものによらない精神疾患のことをさす。軽度のパニック障害や強迫性障害などがこれにあたる。これらはかつて、不安神経症、強迫神経症と呼ばれていたため、総称して神経症と呼ばれていた。現在では精神医学概念としては放棄されている。
目次
- 1 概要
- 2 福祉制度
- 3 注記
- 4 脚注
- 5 関連項目
概要
19世紀以前において、脳や体に何も異常がないのに精神(神経)が病に冒されたようになる病気をそう呼んでいた。当時はアカデミックの精神医学にしろ町の開業医にしろ、体に異常がないのに体や意識がおかしくなる精神疾患は原因不明と考えられており、このような精神疾患に神経症という名前が当てはめられた。神経症はフロイトが精神分析という方法で神経症の患者を研究していたことが有名である。
しかし最近はDSM-IV-TRやICD10などの記述的な診断基準(病気の原因によってではなく症状によって診断するもの)が主流となっているため、臨床的診断として神経症が使用されることは少なくなった。特に精神医学界では表立って使われてはいない。
神経症の病名が使用されることが少なくなった理由として、記述的な診断基準の台頭に加えて、薬物療法の進歩もあげられる。例えば、かつて強迫神経症と言われていたものは超自我や肛門期固着などで解釈され、心理療法が治療の主体であったが、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの薬物が有効である可能性があり、強迫性障害と名を変えた。
また神経症という名称は器質性ではない軽い精神疾患全般に使われる言葉であったため、その拡大された使用法や曖昧な意味が問題となり、DSM-Ⅳ-TRから徐々に使用されなくなったと言われている。
福祉制度
障害年金
原則として障害年金の認定の対象とならないが、臨床症状から判断して精神病の病態を示しているものについては、統合失調症または躁うつ病に準じて取り扱うことになっている[1]。
注記
なお神経症にあたるドイツ語はノイローゼ(Neurose)であり、日本でも神経症の意味で使うこともあるが、一般の人が「ノイローゼ」と言う場合はもっと広い意味に使われる傾向が強いので注意が必要である。例えば「気分が落ち込んだ」とか「あることに悩んでばかりいる」状態をこの言葉で表現する。
脚注
- ^ 国民年金・厚生年金保険障害認定基準について 社会保険庁年金保険部長通知 昭和61年3月31日 2011年7月17日閲覧
関連項目
- 精神医学
- 精神分析学
- 心理学
- 抜毛癖
- チック症
- 緘黙
精神と行動の障害(ICD-F - 290-319) |
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器質性 / 症状性 |
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認知症
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- 軽度認知症
- アルツハイマー型認知症
- 多発性脳梗塞認知症
- ピック病
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- ハンチントン病
- パーキンソン病
- AIDS認知症症候群
- 前頭側頭型認知症
- 日没症候群
- 認知症徘徊
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その他
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- せん妄
- 脳振盪後症候群
- 器質脳症候群
- 他の症状性を含む器質性精神障害
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精神作用物質使用、薬物乱用による障害 |
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- 薬物中毒 / オーバードース
- 身体依存
- 薬物依存症
- 反跳作用
- 二重反跳
- 離脱
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気分障害(感情障害) |
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- 躁病
- 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症)
- 抑うつ症状(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ病)
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神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
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不安障害
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恐怖症
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- 広場恐怖症
- 社会恐怖 / 社交不安障害(対人恐怖)
- 単一恐怖(閉所恐怖症)
- 単一社会恐怖
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その他
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- パニック障害
- 全般性不安障害
- 強迫性障害
- ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
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適応障害
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身体表現性障害
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- 身体化障害
- 身体醜形障害
- 心気症
- 疾病恐怖
- ダ・コスタ症候群
- 疼痛性障害
- 機能性神経症状症(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症)
- 神経衰弱
- Mass Psychogenic Illness
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解離性障害
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- 解離性同一性障害
- 解離性健忘
- 解離性遁走
- 離人感・現実感消失障害
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生理的・身体的 |
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摂食障害
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- 神経性無食欲症
- 神経性大食症
- 反芻性障害
- 特定不能の摂食障害
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非器質性睡眠障害
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- 過眠症
- 不眠症
- 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
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性機能障害
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- 性的欲求(性欲低下障害 - 性欲亢進)
- 性的関心・興奮 (女性の性的関心・興奮障害)
- 勃起障害
- オルガスム(無快楽症 - 射精遅延 - 早漏 - 性的冷感)
- 疼痛(膣痙 - 性交疼痛)
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産後
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成人のパーソナリティと行動 |
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性と性同一性
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- 性成熟障害
- 自我異和的性的志向性
- 性的関係機能障害
- 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
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その他
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- パーソナリティ障害
- 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖)
- 体を対象とした反復的行動
- 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
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小児の精神障害 |
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精神遅滞
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精神発達(発達障害)
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感情・行動の障害
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- ADHD
- 行為障害(反抗挑戦性障害)
- 情動障害(分離不安症)
- 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - 脱抑制性愛着障害)
- チック症(トゥレット障害)
- 言語障害(吃音症 - 早口症)
- 運動障害(常同運動症)
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未分類 |
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- 緊張病
- 想像妊娠
- 間欠性爆発性障害
- 精神運動性激越
- 常同症
- 心因性非てんかん性発作
- Kluver-Bucy症候群
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Japanese Journal
- 癌と脳神経疾患 (特集 内科疾患と脳神経疾患 : 診断と治療の進歩)
- 症例報告 中枢神経症状を呈した急性巣状細菌性腎炎の検討
Related Links
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- 心の病気の中には、うつ病とよく似ている病気があります。医師は診断にあたっては、うつ病なのか他の心の病気なのか、慎重に判断することになります。神経症の症状・治療について紹介します。
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鬱病
- 英
- depression
- 関
- 抗うつ薬、抑うつ症、メランコリー melancholia
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鬱病 : 約 5,160,000 件
うつ病 : 約 23,500,000 件
分類
- 大うつ病性障害(単極性障害)
- 双極性障害
- 気分変調性障害
- 気分循環性障害
- 特別な気分障害
疫学
- 世界的に有病率が高い(十ヵ国を対象とした研究では生涯有病率は平均8-12%、日本では3%、米国では17%であった(参考2)) 097G008(うつ病は世界的に主要な健康問題になっている。)
病因
- 脳のノルエピネフリン神経、セロトニン神経の働きに異常
- レセルピンと鬱病の関係
- レセルピン
- 血圧低下作用が臨床応用されていた
- 1931年に鎮静作用を示すことが明らかにされていた。
- ノルエピネフリン神経におけるシナプス小胞への取り込みを阻害することによって
- 血圧↓→脳内モノアミン枯渇→うつ病発症→使われなくなる
評価
鬱の診断基準
- also see DSM-IV
- 気分の落ち込みや何をしても癒されない気分や空虚感など
診断
鑑別診断
- KPS.973 ← あまり整理されていない印象
- 抑うつ気分を伴う適応障害
- 気分変調性障害
- 失調感情障害
- 統合失調症
- 大うつ病性障害
- 双極I型障害
- 境界性人格障害
- 低カリウム血症
- 短期精神病性障害
- 気分循環性障害
- 抗高血圧性毒性
- ステロイド精神病性障害
- 甲状腺機能低下症
- 脳腫瘍
- 全身不全麻痺
- アンフェタミン使用障害
- コカイン使用障害
- 膵癌
- 肝炎
- ウイルス感染後症候群
- アルツハイマー型認知症
- 血管性認知症
- 晩発性アルツハイマー型認知症
- 早発性アルツハイマー型認知症
- 肝硬変
- 動脈硬化症
- 伝染性単核球症
- 甲状腺機能亢進症
- 潜在性悪性腫瘍
- エイズ
- シゾイド人格障害/統合失調質人格障害
- 失調型人格障害/統合失調型人格障害
- IMD.1077 PSY.284
- 統合失調症:病初期にうつ状態。疎通性障害、幻覚・妄想の出現で鑑別される。
- 神経症
- 脳血管障害:脳梗塞、脳出血など:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する
- 脳変性疾患:パーキンソン病、アルツハイマー病:CT、MRI、神経学的所見などから鑑別する
症状
- 昏迷、不安焦燥、精神活動抑制、微小思考
- 気分の憂うつだったり、寂しくなったりという抑うつ気分
- 将来に希望を持てなくて悲観的になり、考ええばかりおそってくる抑うつ気分
- 意欲、興味、関心の低下をきたす
- 朝に抑うつ気分がひどい
- 症状がひどいと自殺を試みる
治療
方針
- 1. うつ病であることを説明
- 2. 休息
- 3. 治癒の見通しを明らかにする
- 4. 重要決定は延期させる
- 5. 自殺しない約束
modality
- 効果の発現は服用開開始から1-2週間後で即効性はない。鬱症状が改善した後も4ヶ月継続すべき。(PSY.288)
- 軽症~中等症:SSRI, SNRI
- 重症:三環系抗うつ薬
薬物療法
- MAOとうつ病
- MAO inhibitorは脳モノアミン神経伝達物質の量を増やす
- MAO inhibitor
- モノアミン神経伝達物質が蓄積される
- パーキンソン病やうつ病の病状をよくする
参考
- 1. [charged] うつ病の疫学、病因、および神経生物学 - uptodate [1]
[★]
- 英
- acute stress disorder
- 同
- 急性ストレス反応 acute stress reaction(ICD)
- 関
- [[]]
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急性ストレス反応
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外傷後ストレス障害
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適応障害
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ストレス強度
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大
|
大
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小
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個体要因
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小
|
小
|
大
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発現時間
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1hr以内
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遅発性 (数W~数M)
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1M以内
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症状
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幻覚、抑うつ、不安、激怒、絶望、葛藤、引きこもり
|
再体験、回避、精神麻痺、過覚醒
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抑うつ、不安、行為障害
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経過
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48hr以内に沈静化
|
慢性、動揺性の経過 1Y後に50%が回復
|
1M以内、遅くとも5M以内
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[★]
- 英
- psychiatric symptom psychoneurosis psychoneurotic
- 関
- 神経症、精神神経症、神経症性障害
- 研修医当直御法度 症例帳 p.10
- 40歳以降に初発した精神症状は器質的な疾患を鑑別に
- 1. 薬剤、中毒:睡眠薬、精神安定薬、アルコール、レセルピン、メチルドパ、β遮断薬、Ca拮抗薬、ジギタリス、テオフィリン、一酸化炭素中毒、アルコール禁断症候群
- 2. 感染症:尿路感染症、その他の敗血症
- 3. 電解質、代謝、内分泌:低ナトリウム血症、高カルシウム血症、尿毒症、肝性脳症、低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン性高浸透圧性昏睡、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
- 4. 中枢神経:てんかん、脳血管障害、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、髄膜炎
- 5. 呼吸、循環不全(著明な脱水、心不全)
- 6. ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏
[★]
神経症
- 関
- neurotic、neurotic disorder、psychoneurosis
[★]
- 英
- posterior ischemic optic neuropathy
- 関
- 虚血性視神経症、前部虚血性視神経症、視神経虚血
[★]
- 英
- narcissistic actual neurosis
- 関
- 心気症
[★]
- 英
- depressive neurosis
- 神経症性うつ病
[★]
- 英
- anankastic neurosis
- 関
- 強迫神経症
[★]
- 英
- cluneal nerve syndrome
[★]
- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
[★]
- 英
- sis, pathy