- 英
- psychic trauma, trauma
- 同
- 精神外傷
- 関
- 外傷、トラウマ、性犯罪
WordNet
- an emotional wound or shock often having long-lasting effects (同)psychic_trauma
PrepTutorEJDIC
- 外傷 / 精神的外傷(心に永久的な傷を残すような衝撃)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/02 09:25:43」(JST)
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- テレビドラマ『世にも奇妙な物語』の中のエピソードについては「トラウマ (世にも奇妙な物語)」をご覧ください。
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心的外傷(しんてきがいしょう、英語: psychological trauma、トラウマ)とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的な衝撃を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。
心的外傷が突如として記憶によみがえり、フラッシュバックするなど特定の症状を呈し持続的に著しい苦痛を伴えば、急性ストレス障害であり、一部は1か月以上の持続によって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)ともなりえる。
心的外傷となるような体験を、外傷体験(英:traumatic experience)という。
目次
- 1 用語
- 2 説明
- 3 生物学的原因
- 4 出典
- 5 関連項目
用語
traumaは、古代ギリシア語で傷を意味する。traumaの語を比喩的に精神的な事象を指したのは、1887年にピエール・ジャネによる。
日本では、ジークムント・フロイトの著作の強い影響からトラウマとも呼ばれる。身体的外傷との混同のおそれがない場合には、単に外傷と呼ぶことがある。
説明
典型的な心的外傷の原因は、身に危険を感じるような出来事である。例えば、児童虐待(幼児虐待)や性虐待を含む虐待、強姦、戦争、犯罪や事故、いじめ、暴力、アカハラ、パワハラ、セクハラ、モラハラを含む出来事、実の親によるDV、大規模な自然災害などである。
心的外傷が突如として記憶によみがえりフラッシュバックするなど、特定の症状を呈して持続的に著しい苦痛を伴えば急性ストレス障害であり、一部は1か月以上の持続によって心的外傷後ストレス障害 (PTSD) ともなりえる。
症例の目安としては、成人であっても幼児返り現象が見られることがある。これは精神の仕組みとして想定されている防衛機制における退行であり、耐え難い困難に直面していると解釈される。時に夜驚症の反応を交えるため、対応には慎重さが要求される。軽度の場合は、ヒステリー状態が短発的に継続して(間を置いて寄せ返す波のように)発生するのが平均の状態ではあるが、社会生活を営むうえで若干の弊害となるため、専門的治療が必要な場合もありうる。
生物学的原因
極度のストレスを伴う経験は、ストレスホルモンのアドレナリンの過剰な分泌につながり、このことが脳の扁桃体において記憶を強く行うことにつながる。
疲労と睡眠不足のために兵士に出される覚醒剤のメチルフェニデート(リタリン)やデキストロアンフェタミン(アデロール)がアドレナリンの放出を高めることによって、戦闘時の外傷体験の記憶形成が強化され、兵士の心的外傷後ストレス障害の発生率が高まっているのではないかとも推測されている[1]。
出典
- ^ Richard A. Friedman (2012年4月21日). “Why Are We Drugging Our Soldiers?”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2012/04/22/opinion/sunday/why-are-we-drugging-our-soldiers.html 2013年6月9日閲覧。
関連項目
- 心的外傷による障害
- 心的外傷後ストレス障害
- 急性ストレス障害
- 複雑性PTSD
- 戦争神経症
- 被虐待児症候群
嫌がらせ |
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暴力 |
私刑 - 体罰 - 校内暴力 - 家庭内暴力 - ドメスティックバイオレンス - ジェンダーバイオレンス - デートDV - 言葉の暴力(暴言)- 数の暴力- アシッドアタック
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虐待 |
児童虐待(兄弟姉妹間の虐待)- 高齢者虐待 - 障害者虐待 - 動物虐待 - 身体的虐待 - 心理的虐待(ガスライティング)- 過干渉 - ネグレクト - 性的虐待(児童性的虐待・少年への性的虐待・女性による性的虐待)- 経済的虐待
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いじめ |
職場いじめ(職員室のいじめ)- 性的いじめ - しかと - 村八分 - 共同絶交 - 吊し上げ
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差別 |
人種差別 - 言語差別 - 年齢差別 - 性差別(男性差別・女性差別)- 障害者差別 - 部落差別 - 職業差別(性風俗産業に対する差別) - 学歴差別 - 宗教的迫害 - えこひいき(ひいき) - ヘイトスピーチ(憎悪表現)(日本のヘイトスピーチ)
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ハラスメント |
パワーハラスメント - モラルハラスメント - セクシャルハラスメント - ブラッドタイプ・ハラスメント - アルコールハラスメント - スモークハラスメント - アカデミックハラスメント - ドクターハラスメント - エレクトロニック・ハラスメント - マタニティハラスメント - スメルハラスメント - ストーカー
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ネット |
ネットいじめ - サイバーストーカー - DoS攻撃 - サイバーテロ - サイバー暴力 - チェーンメール - スパム(迷惑メール) - 荒らし- 炎上 - いじめ動画 - ハッピー・スラッピング - リベンジポルノ
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その他 |
破壊活動 - 愉快犯 - 悪戯 - 落書き - 情報漏洩 - 嘘 - 風説の流布 - デマ・噂 - ほめ殺し - 悪口(誹謗中傷) - 侮蔑 - ネガティブ・キャンペーン - クレーマー - 迷惑電話 - 電凸 - モラル・パニック - 逆ギレ - 報復
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被害 |
死亡 - 創傷 - 心的外傷(トラウマ) - 心的外傷後ストレス障害 (PTSD) - 急性ストレス障害 (ASD) - 複雑性PTSD - 適応障害 - 被虐待児症候群 - 共依存 - ストックホルム症候群 - 報道被害 - 風評被害 - 片親引き離し症候群
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罪 |
暴行罪 - 傷害罪 - 殺人罪 - 脅迫罪 - 恐喝罪 - 強要罪 - 信用毀損罪・業務妨害罪 - 詐欺罪 - 名誉毀損罪 - 侮辱罪 - 器物損壊罪 - 共同危険行為 - 自殺教唆罪 - 性犯罪 - 強姦罪 - 強制わいせつ罪 - 偽証罪 - 虚偽告訴罪 - 憎悪犯罪(ヘイトクライム)- 少年犯罪
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法律 |
治安維持法 - 組織犯罪処罰法 - 軽犯罪法 - 児童虐待の防止等に関する法律 - いじめ防止対策推進法 - 暴力団対策法 - 破壊活動防止法 - 静穏保持法 - 騒音規制法 - 公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金等の提供等の処罰に関する法律 - 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律 - ストーカー行為等の規制等に関する法律 - 酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律 - 高齢者の虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律 - 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律
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条例 |
公安条例 - 迷惑防止条例 - 淫行条例 - 暴力団排除条例 - 暴走族追放条例 - 拡声機暴騒音規制条例 - いじめ防止条例
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- DSM-5による不安の読解 : その新たな構造と診断
- 東日本大震災を中高生はどう受けとめたのか : 中高生のアイデンティティ発達の視点から
- 安部 芳絵
- 工学院大学研究論叢 (51-2), 73-87, 2014-02-28
- … 心的外傷後ストレス障害をはじめとして、子どもの発達を妨げる影響については、さまざまな研究が展開されてきた。 …
- NAID 110009676530
- 大切な人・物を失った、大きな災害・事故に遭った : 子どものトラウマとPTSD(心的外傷後ストレス障害) (特集 「子どもの精神医学」を学ぶ) -- (子どものメンタルヘルスの問題)
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- 心的外傷(しんてきがいしょう)とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的 ショックを受けた事で、長い間心の傷となってしまうことを指す。外傷体験 (traumatic experience) ともいう。これが精神に異常な状態を引き起こすとPTSDとなる。
- 心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい、Posttraumatic stress disorder:PTSD)は、危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる、心に加え られた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。
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- acute stress disorder
- 同
- 急性ストレス反応 acute stress reaction(ICD)
- 関
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急性ストレス反応
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外傷後ストレス障害
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適応障害
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ストレス強度
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大
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大
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小
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個体要因
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小
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小
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大
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発現時間
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1hr以内
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遅発性 (数W~数M)
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1M以内
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症状
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幻覚、抑うつ、不安、激怒、絶望、葛藤、引きこもり
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再体験、回避、精神麻痺、過覚醒
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抑うつ、不安、行為障害
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経過
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48hr以内に沈静化
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慢性、動揺性の経過 1Y後に50%が回復
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1M以内、遅くとも5M以内
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- 関
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外傷後ストレス障害
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外傷後ストレス障害
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- 関
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- 関
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