- 英
- dihydrofolate, DHF
- 関
- 葉酸
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/30 21:45:53」(JST)
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| ジヒドロ葉酸 | 
|  | 
| 識別情報 | 
| CAS登録番号 | 4033-27-6 | 
| PubChem | 661 | 
| MeSH | dihydrofolate | 
| 特性 | 
| 化学式 | C19H21N7O6 | 
| モル質量 | 443.414 g/mol | 
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | 
ジヒドロ葉酸(ジヒドロようさん、英: dihydrofolic)は、ジヒドロ葉酸還元酵素(EC 1.5.1.3)によってテトラヒドロ葉酸を生成する葉酸誘導体である。ジヒドロ葉酸は細菌の細胞分裂に影響する。
一般にはビタミンB9として知られている。
テトラヒドロ葉酸(THF)による代謝とビタミンB
12によるTHFの再生産、Folsäure=葉酸、DHF=
ジヒドロ葉酸、THF=テトラヒドロ葉酸、Vit.B
12=ビタミンB
12、Methyl-Vit.B
12=メチルコバラミン、Methionin=メチオニン、Methionin Syntase=5-メチルテトラヒドロ葉酸-ホモシステインメチルトランスフェラーゼ、Homocystein=ホモシステイン、N
5-Methyl-THF=5-メチルテトラヒドロ葉酸、N
5,N
10-Methylene-THF=5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸、N
10-Formyl-THF=10-ホルミルテトラヒドロ葉酸、dUMP=デオキシウリジン一リン酸、NADPH、DNA
 
 
 
| 
| ビタミン (A11) |  
|  |  
| 脂溶性 | 
| A | レチノール ·  β-カロテン ·  トレチノイン ·  α-カロテン |  
|  |  
| D | 
D2(エルゴステロール - エルゴカルシフェロール) ·  D3(7-デヒドロコレステロール - プレビタミンD3 - コレカルシフェロール - 25-ヒドロキシコレカルシフェロール - カルシトリオール(1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール) - カルシトロン酸)D4
 (ジヒドロエルゴカルシフェロール) ·  D5 ·  Dアナログ (ジヒドロタキステロール - カルシポトリオール - タカルシトール - パリカルシトール) |  
|  |  
| E | トコフェロール (α - β - γ - δ) ·  トコトリエノール ·  トコフェルソラン |  
|  |  
| K | フィロキノン (K1) ·  メナキノン (K2) ·  メナジオン (K3) |  |  
|  |  
| 水溶性 | 
| B | 
B1(チアミン) ·  B2(リボフラビン) ·  B3(ナイアシン - ニコチンアミド) ·  B5(パントテン酸、デクスパンテノール - パンテチン) ·  B6(ピリドキシン - ピリドキサールリン酸 - ピリドキサミン)B7
 (ビオチン) ·  B9 (葉酸 - ジヒドロ葉酸  - フォリン酸) ·  B12 (シアノコバラミン - ヒドロキソコバラミン - メチルコバラミン - コバマミド) ·  コリン |  
|  |  
| C | アスコルビン酸 ·  デヒドロアスコルビン酸 |  |  
|  |  
| 主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |  | 
| 
| 補因子 |  
|  |  
| 補酵素 | ビタミン: NAD+ (B3) - NADP+ (B3) - 補酵素A (B5) - THF / H4F (B9), DHF, MTHF - アスコルビン酸 (C) - メナキノン (K) - 補酵素F420非ビタミン: ATP - CTP - SAM - PAPS - GSH - 補酵素B - 補酵素M - 補酵素Q - メタノフラン - BH4 - H4MPT
 |  
|  |  
| 有機補欠分子族 | ビタミン: TPP / ThDP (B1) - FMN, FAD (B2) - PLP / P5P (B6) - ビオチン (B7) - メチルコバラミン, コバラミン (B12)非ビタミン: ヘム - α-リポ酸 - モリブドプテリン - PQQ
 |  
|  |  
| 金属補欠分子族 | Ca2+ - Cu2+ - Fe2+, Fe3+ - Mg2+ - Mn2+ - Mo - Ni2+ - Se - Zn2+ |  
|  |  
| 主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |  | 
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Japanese Journal
- 高圧力下における深海生物由来ジヒドロ葉酸還元酵素DHFR構造動態の計算科学研究
 
- 蛋白質の高圧力計算シミュレーション研究ジヒドロ葉酸還元酵素DHFR構造動態の解析
 
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- 英
- pteridine
- 関
- ジヒドロプテロイン酸
- |←dihydropteroate synthetase |-sulfonamides
- |+[グルタミン酸]]
- |←hidyrofolate reductase |-trimetoprim, methotrexate, pyrimethamine
  [★]
ジヒドロ葉酸
- 同
- dihydrofolate, ジヒドロ葉酸
  [★]
ジヒドロ葉酸
- 同
- (FH2
  [★]
- 英
- dihydrofolate reductase DHFR
- 同
- ジヒドロ葉酸レダクターゼ、テトラヒドロ葉酸脱水素酵素 tetrahydrofolate dehydrogenase
- 関
- 葉酸、ジヒドロ葉酸。抗葉酸薬
  [★]
- 英
- dihydrofolate reductase gene
- 同
- thfr遺伝子 tetrahydrofolate reductase gene
- 関
- ジヒドロ葉酸還元酵素
  [★]
ジヒドロ葉酸還元酵素
- 同
- , dihydrofolate reductase, DHFR
  [★]
- 英
- folic acid folate FA
- 同
- プテロイルグルタミン酸 pteroylglutamic acid PteGlu, PGA、フォラシン folacin
- ラ
- acidum folicum
- 商
- M.V.I.-12、M.V.I.-3、アミノレバンEN配合、エルネオパ1号輸液、エレンタールP、エレンタール配合、エンシュア・リキッド 、オーツカMV、ダイメジン・マルチ、ツインラインNF配合、ツインライン配合、ネオパレン1号輸液、ネオラミン・マルチV、パンビタン末、ビタジェクト、フェニルアラニン除去ミルク配合、フォリアミン(単剤)、フルカリック1号輸液、ヘパンED配合、マルタミン、ラコールNF配合、ラコール配合、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合
- 関
- テトラヒドロ葉酸(THF)。プテリン、パラアミノ安息香酸
概念
- 様々な酸化状態のC1基を転移する
吸収
機能
C1単位の調達
- セリン→グリシン (FB.421)
- グリシン開裂系 (FB.421)
- ヒスチジン代謝 (FB.423)
- THF=H4PteGlu
C1単位の転移
- 5,10-CH2H4PteGlu
臨床検査
- 全血もしくは血清で定量する。
- HPLC法により測定する
- 単位:ng/ml x 2.266 = nmol/L
基準範囲
| 年齢 | 平均(範囲)ng/mL | 
| 血清 | 全血 | 
| 新生児 | 24.5 | (3-59) | 315 | (100-960) | 
| 3-4月 | 12.2 | (5-30) | 99 | (20-318) | 
| 6-8月 | 7.7 | (3.5-16) | 77 | (32-176) | 
| 1歳 | 9.3 | (3-35) | 86 | (31-400) | 
| 成人 | 13.1 | (7-20) | 195 | (24-400) | 
臨床関連
  [★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
  [★]
- 英
- dihydro
  [★]
- 英
- hydro
- 関
- ハイドロ