- 英
- chromate
- 関
- クロム酸塩
WordNet
- any salt or ester of chromic acid
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- クロム酸塩
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/31 12:58:31」(JST)
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クロム酸 |
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
7738-94-5 |
特性 |
化学式 |
H2CrO4 |
モル質量 |
118.00958 g/mol |
外観 |
赤色の固体 |
密度 |
1.201 g/cm3 |
融点 |
197°C
|
沸点 |
n/a (250°Cで分解)
|
水への溶解度 |
166.66 g/100mL |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
クロム酸(クロムさん、chromic acid)とは、示性式が H2CrO4 と表されるクロム(VI)のオキソ酸である。三酸化クロムに水が1分子付加したものに相当する。共役塩基のクロメートアニオン (chromate anion) CrO42− がナトリウムやカリウムなどと塩を作る。それぞれ、クロム酸ナトリウム Na2CrO4、またはクロム酸カリウム K2CrO4 として知られる6価のクロム化合物である。
性質[編集]
強力な酸化剤である。
二クロム酸との間に以下の平衡が存在する。pH1以下の強酸性条件、もしくは、pH7以上の塩基性条件でクロム酸構造が優位となる。
- 2 CrO42− + 2 H3O+ Cr2O72− + 3 H2O
関連項目[編集]
- クロム酸塩
- 三酸化クロム
- 二クロム酸
- クロム酸酸化
- 六価クロム
水素の化合物 |
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二元化合物 |
AlH3 · AsH3 · BH3 · B2H6 · CaH2 · CH4 · GaH3 · GeH4 · HAt · HBr · HCl · HF · HI · HN3 · H2O · H2O2 · H2O3 · H2S · H2S2 · H2Se · KH · NaH · NH3 · PH3 · SiH4
|
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多元化合物 |
H3AsO4 · H5As3O10 · HAuCl4 · HBF4 · HBO2 · H3BO3 · HBrO · HBrO2 · HBrO3 · HBrO4 · HClO · HClO2 · HClO3 · HClO4 · HClO5 · HCN · H2CrO4 · H2Cr2O7 · H2CO3 · H2CO4 · H2CS3 · H[CuCl2] · H2[CuCl4] · HFO · HIO · HIO3 · HIO4 · H5IO6 · HMnO4 · H2MoO4 · HNC · HNCO · HNO2 · HNO3 · HNO4 · H2N2O2 · HOCN · HCNO · HPH2O2 · H2PHO3 · H3PO3 · H3PO4 · H3PO5 · H4P2O7 · H4P2O8 · H5P3O10 · H2[PtCl4] · H2[PtCl6] · HReO4 · HRuO4 · H2RuO4 · H2SeO3 · H2SeO4 · H2SeO5 · H2SiF6 · H2SiO3 · H4SiO4 · H2Si2O5 · HSNC · HSCN · H2SO4 · H2SO5 · H2S2O3 · H2S2O4 · H2S2O6 · H2S2O7 · H2S2O8 · HTcO4 · H2TeO3 · H6TeO6 · HVO3 · H3VO4 · H4V2O7 · H2WO4 · H2XeO4
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クロムの化合物 |
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二元化合物 |
CrBr2 · CrBr3 · Cr3C2 · CrCl2 · CrCl3 · CrCl4 · CrF2 · CrF3 · CrF4 · CrF5 · CrF6 · CrI2 · CrI3 · CrN · CrO · CrO2 · CrO3 · CrO5 · Cr2O3 · CrP · CrS
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三元化合物 |
Cr(C5H5)2 · Cr(C6H6)2 · Cr(ClO4)3 · Cr(CN)3 · Cr(CO)6 · Cr(NO3)3 · CrO2Cl2 · CrO2F2 · Cr(OH)2 · Cr(OH)3 · Cr2(SO4)3 · H2CrO4 · H2Cr2O7
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四元・五元化合物 |
Cr(CH3COO)2 · Cr(CH3COO)3 · Sr(SCN)3
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Japanese Journal
- Ca₄Al₂Fe₂O[10]-CaCrO₄-CaSO₄系の水和生成物とその水和生成物によるクロム酸イオンの固定
- 大宅 淳一,小西 洸,新 大軌 [他]
- Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan : セッコウ・石灰・セメント・地球環境の科学 20(367), 353-358, 2013-11
- NAID 40019850218
- 新しい電子物性を創成する遷移金属(希土類)化合物 新しいタイプの巨大磁気抵抗を示すナトリウムクロム酸化物の発見
- 桜井 裕也,Kolodiazhnyi Taras,道上 勇一 [他]
- 粉体および粉末冶金 : 粉体粉末冶金協会誌 60(7), 313-318, 2013-07
- NAID 40019769025
- 新しいタイプの巨大磁気抵抗を示すナトリウムクロム酸化物の発見
- 桜井 裕也,Kolodiazhnyi Taras,道上 勇一,室町 英治,田邊 雄一,菊池 彦光
- 粉体および粉末冶金 60(7), 313-318, 2013
- Recently, a new calcium-ferrite type chromium oxide, NaCr2O4, was synthesized under high pressure of 7 GPa, and was found to show the unconventional colossal magnetoresistance (CMR) effect below the c …
- NAID 130003367318
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- メッキ加工、金属の表面処理加工の製造加工致します。硬質クロム、硬質アルマイト、テフロン処理加工、無電解 ... クロメート処理のことを指します。 めっき用語で、めっき皮膜の変色防止の一つとして、 めっき直後に薄いクロム酸 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
パッチテストテープ「硫酸ニッケル」160μg
組成
※成分・含量(試験片1枚中)
※添加物
※試験片の色
効能または効果
効能又は効果
- パッチテストテープを皮膚面に貼付する。貼付2日後にパッチテストテープを剥がし、剥がしてから30分から1時間後及び1日又は2日後に反応を以下の基準により判定する。なお、必要に応じて剥がしてから3〜5日後にも同様に判定する。
− :反応なし
? :点在性紅斑 (疑わしい反応)
+ :紅斑及び浸潤、点在性丘疹 (弱陽性反応)
++ :紅斑、浸潤、丘疹及び小水疱 (強陽性反応)
+++ :紅斑、浸潤及び小水疱の融合 (極度の陽性反応)
IR :刺激反応
- 誤った判定をすることがあるので、にきび、損傷、皮膚炎のある部位にはパッチテストを行わないこと。
- 副腎皮質ホルモンは陽性反応を抑制することがあるので、パッチテストを行う2週間前よりテスト部位への局所適用、内服又は注射を原則として避けること。
- 多部位に陽性反応が見られた患者は刺激反応又は偽陽性の可能性があるため、判定には十分注意し、後日の再試験実施を考慮すること。
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- 本診断薬に含まれているアレルゲンのいずれかに対し、強度の全身性又は局所性の反応を示したことがある又は疑われる患者。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- oxo acid、oxoacid
。]]
オキソ酸(オキソさん、Oxoacid)とは、ある原子にヒドロキシル基 (-OH) とオキソ基 (=O) が結合しており、且つそのヒドロキシル基が酸性プロトンを与える化合物のことを指す<ref>IUPAC Gold Book - oxoacids</ref>。ただし、無機化学命名法IUPAC1990年勧告のオキソ酸の定義では、先述した化合物の他にアクア酸(aqua acid)<ref>中心金属イオンに配位した水分子に酸性プロトンが存在する酸。例:ヘキサアクア鉄(III)イオン</ref>、ヒドロキソ酸(hydroxoacid)<ref>隣接するオキソ基が存在しないヒドロキシル基に酸性プロトンが存在する酸。例:オルトケイ酸 (H4SiO4)</ref>もオキソ酸に含まれることになる。無機化合物のオキソ酸の例としては硫酸や硝酸、リン酸などが挙げられる。有機化合物で最も重要なオキソ酸はカルボン酸である。酸性の強弱は化合物の種類によりさまざまなものがある。一般に、オキソ酸は多原子イオンと水素イオンを与える。
オキソ酸が脱水縮合することで、ポリオキソ酸が生成する。例えば、リン酸では二リン酸、三リン酸である。酸無水物も同様に、オキソ酸の脱水縮合生成物にあたる。遷移金属元素のオキソ酸は金属オキソ酸(ポリ酸)と呼ぶ。
ポーリングの規則
単核オキソ酸の酸性度の強さを推定する2つの経験則としてポーリングの規則(Pauling's rules)が知られている。
- 1, 中心元素 E のオキソ酸の化学式が EOm(OH)n で表されるときに、酸解離定数 Ka は次の関係式で表される。
- <math>\mbox{p}K_a = -\log K_a \approx 8 - 5m </math>
- 2, n>1の酸の逐次酸解離のpKa値はプロトン解離が1回起こる毎に5ずつ増加する。
ただし、この規則に従わないオキソ酸も存在する。例えば炭酸の推定値は3であるが実測値は6.4である。これは水溶液中に溶けている二酸化炭素が僅かしか炭酸にならないためである。このことを考慮に入れるとpKa値は規則通り約3.6となる。また、亜硫酸も規則に従わない。これは溶液中に亜硫酸分子は検出されず、さらにSO2が複雑な平衡を持っているからである。
- <math>\rm CO_2 + H_2O \ \overrightarrow\longleftarrow \ H_2CO_3</math>
- <math>\rm SO_2 + H_2O \ \overrightarrow\longleftarrow \ H^+ + HSO_3^-</math>
オキソ酸の一覧
脚注
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<references/>
関連項目
[★]
クロム酸、(化合物)ロム酸塩
[★]
- 英
- chromate
- 関
- クロム酸
[★]
- 英
- cytochrome oxidase
- 関
- チトクロムオキシダーゼ、シトクロムオキシダーゼ、シトクロム酸化酵素
- 英
- cytochrome C oxidase
[★]
- 英
- cytochrome oxidase deficiency
- 関
- チトクロム酸化酵素欠乏、チトクロムc酸化酵素欠損症、チトクロム酸化酵素欠損症
[★]
- 英
- dichromate
- 関
- 二クロム酸塩、二クロム酸化
[★]
クロム酸ナトリウム(51Cr)
- 関
- 放射性医薬品
[★]
- 英
- bichromate
- 関
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[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- chromium、chrome、Cr
- 関
- クロム中毒