- 英
- granulosa cell, granulosa cells
- 同
- 顆粒層細胞
- 関
- 卵胞、
[show details]
- 卵胞由来の細胞で、卵胞の外層に位置する。
- 原始卵胞から一次卵胞への発達はFSH非依存的に進行する。卵母細胞をおおう卵胞上皮(卵胞上皮細胞)は単層かつ扁平な状態から立方状に変化し、さらに多層化する。この状態の卵胞上皮細胞が顆粒層細胞と呼ばれる(HIS.395)。
- 卵母細胞から分泌されるアクチビンによって顆粒層細胞の増殖が促進される(HIS.395)
分子細胞学的な特徴=
機能
- 1. アンドロゲンからエストロゲンへの変換
- 2. (LHの作用により)排卵後に黄体に変化する
ホルモン
調節
- 多層一次卵胞の時にFSHを受容すると二次卵胞になる ← FSHは卵胞発育促進作用があり、顆粒膜細胞に作用して三方の発育・分化・エストロゲン産生を促進する(QB.Q-212)
分泌
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/13 17:42:41」(JST)
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顆粒膜細胞(かりゅうまくさいぼう)とは、卵子の周囲を取り巻く細胞。
概要
顆粒膜細胞とはまだ受精していない卵子にとりついている細胞。未受精卵は、顆粒膜細胞に取り巻かれているため、はっきりとした映像が取れない。
卵子との分離
顆粒膜細胞は卵子が受精した時から剥がれる。それから、10時間~20時間で卵子の正確な映像がとれるようになる。
関連項目
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Japanese Journal
- 若手の最新研究紹介コーナー 顆粒膜細胞におけるアンドロゲンレセプター発現は卵胞発育に重要か?
- P3-2-1 顆粒膜細胞腫におけるFOXL2の遺伝子変異の検討(Group 107 卵巣腫瘍・基礎2,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第65回学術講演会)
- 大瀬戸 久美子,鈴森 伸宏,西川 隆太郎,西川 博,荒川 敦志,浅井 英和,樋口 和宏,河井 通泰,水野 公雄,梶山 広明,吉川 史隆,杉浦 真弓
- 日本産科婦人科學會雜誌 65(2), 860, 2013-02-01
- NAID 110009639320
- P2-17-9 顆粒膜細胞中におけるAMHとインヒビンBに関する検討(Group 69 生殖医学・卵巣,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第65回学術講演会)
- 嶋田 秀仁,伊東 宏絵,寺門 千華,加藤 令子,新村 朋美,羽田野 景子,長谷川 瑛,井坂 惠一
- 日本産科婦人科學會雜誌 65(2), 740, 2013-02-01
- NAID 110009638961
- P2-17-6 子宮内膜症症例の顆粒膜細胞におけるアンドロゲンレセプター(AR)プロモーター領域のメチル化率の検討(Group 69 生殖医学・卵巣,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第65回学術講演会)
- 樋口 容子,山下 能毅,山本 輝,吉田 陽子,川邉 紗智子,林 篤史,林 正美,鎌田 美佳,小野 賀大,太田 沙緒里,奥野 勇輔,大道 正英
- 日本産科婦人科學會雜誌 65(2), 739, 2013-02-01
- NAID 110009638958
Related Links
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- 原始卵胞: 休眠しており、小さく、顆粒層細胞はただ1層で平ら; 一次卵胞: 分裂細胞、 立方状の顆粒層細胞; 二次卵胞: 顆粒膜細胞の存在、多層の顆粒層細胞; 初期胞状 卵胞:空洞の形成; 後期胞状卵胞:空洞の完成、さらなる細胞分化はなく、新たな発達は ...
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102B032]←[国試_102]→[102B034]
[★]
- 英
- follicle stimulating hormone, FSH
- 同
- 濾胞刺激ホルモン、フォリトロピン follitropin
- 関
- 卵胞
分類
性状
産生組織
標的組織
生理作用 (QB.Q-212)
作用機序
分泌調節
- ネガティブフィードバック:卵巣から分泌されるインヒビンにより下垂体からのFSHの分泌が抑制される。
促進
- ゴナドトロピン放出ホルモン GnRH:視床下部由来の
- レプチン:脂肪細胞から分泌される。やせている場合にはFSHが低下。肥満している状態では視床下部に作用して基礎代謝をあげると共に食欲を抑制する
抑制
月経・性周期との関連
- 卵胞期に高く、黄体期に低い。
- 排卵期にピークを示す。
基準値
HIM.A-5
女性
- 卵胞期 :2.0-20.0 mIU/ml
- 排卵期 :9.0-26.0 mIU/ml
- 黄体期 :1.0-12.0 mIU/ml
男性
検査の本
女性
- 卵胞期初期 :2.7-10.2 mIU/ml
- 排卵期ピーク:2-23 mIU/ml
- 黄体期 :1.0-8.4 mIU/ml
- 妊娠時 :≦1 mIU/ml
- 閉経後 :9.2-124.7 mIU/ml
男性
- 思春期前:≦4 mIU/ml
- 成年期 :1.2-15 mIU/ml
- 老年期 :≧15 mIU/ml
ホルモン>:ホルモン
[★]
- 英
- primary follicle (Z)
- 関
- [[]]
- 初期一次卵胞:扁平卵胞細胞が、立方卵胞細胞となる
- 成熟一次卵胞:単層の立方卵胞細胞(=顆粒層細胞)が重層の顆粒層細胞となる。
定義
特徴
- 顆粒膜細胞が4層以下の卵胞はFSHと無関係に発育するが、これ以降の発育にはFSHが必要 (NGY.25)
- 4層の顆粒膜細胞を持つ卵胞では毛細血管が卵胞周囲の繊維娘細胞層を貫入して血管症を作り、内莢膜細胞を構成する。内莢膜細胞は卵および顆粒膜細胞の唯一の栄養源であり、外側は外莢膜細胞に囲まれている (NGY.25)
[★]
- 英
- theca cell
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- yellow body
- ラ
- corpus luteum(Z), (pl.)corpora lutea
概念
- NGY 11,17改変
- 排卵後、卵胞の裂孔が血液で満たされ赤体となった後に血液が吸収され、リポイド色素によって肉眼的に黄色に見える黄体が形成される。排卵後1-4ないし2-3日で形成される。組織的には卵胞の顆粒膜細胞、内莢膜細胞が黄体化ホルモンの作用を受けて大型化した顆粒膜ルテイン細胞と比較的小さめの莢膜ルテイン細胞にそれぞれ変化した細胞から構成される。
分類
- 月経黄体:妊娠しない場合に形成され、約12日間持続した後に退縮し白体となる
- 妊娠黄体:妊娠が成立した場合に形成され、黄体機能は妊娠10~12週がピークとなり、出産後に退縮して白体となる。
機能
[★]
- 英
- inhibin
- 関
- ホルモン
分類
性状
産生組織
- 男性:精巣:セルトリ細胞
- 女性:卵巣:顆粒細胞。卵胞の顆粒膜細胞・莢膜細胞(NGY.26)
標的組織
生理作用
[★]
- 英
- granulosa cell tumor
- 関
- 卵巣腫瘍、性索間質性腫瘍
概念
病理
- H-E染色:コーヒー豆様の核をもつ細胞の小濾胞状配列、Call-Exner小体
検査
-
- T1:高信号(充実性腫瘍)
- T2:高信号(充実性腫瘍)
国試
[★]
- 英
- granulosa cell tumor
- 同
- 濾胞腫 folliculoma
[★]
- 英
- granule
血液細胞の顆粒
一次顆粒
- アズール好性
- アズール→紫褐、紫赤
- リンパ球、単球、前骨髄球、血小板、巨核球
- リンパ球では0.3-0.6μm
- 好酸性
- エオシン→赤橙色
- 好酸球
- 0.5-0.7μm
[★]
- 英
- cell
- ラ
- cellula
- 関
[★]
- 英
- granulosum、granulosa