- 英
- constitutional jaundice
- 関
- 先天性ビリルビン代謝異常症、黄疸
体質性黄疸
- IMD.875改変
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 黄疸 (日常診療でよくみる症状・病態--診断の指針・治療の指針) -- (消化器系の異常)
- 黄疸の診かた・専門医への紹介のタイミング (特集 内科医のための肝臓・胆道系機能異常の診断と治療--ウイルス肝炎からNASH・肝臓がんまで) -- (肝機能異常への診断アプローチ)
- 臨床研究・症例報告 初発時に腎浸潤を認め,経過中に体質性黄疸も判明した急性リンパ性白血病の9歳男児例
- 市販薬およびフルバスタチンナトリウムによる薬物性肝障害を発症した Gilbert 症候群の1例
- 綾田 穣,石川 哲也,奥村 明彦,堀田 直樹,広瀬 昭憲,増子 和郎,各務 伸一
- 肝臓 50(3), 139-144, 2009-03-25
- … 持続する間接ビリルビン優位の高ビリルビン血症を認めた.Gilbert症候群を疑い,遺伝子解析により同症候群と確定診断した.Gilbert症候群は,bilirubin UDP-glucuronyl transferase(UGT1A1)活性の低下によるビリルビンのグルクロン酸抱合の障害が主たる病因と考えられている体質性黄疸である.UGT1A1は脂溶性薬物代謝の第II相に関与する酵素の遺伝子多型であり,UGT1A1活性の低下が,薬物性肝障害を発症した原因と推察された. …
- NAID 10024804922
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- 体質性黄疸。体質性黄疸とはどんな病気か 血液の赤血球には酸素を運ぶ役割をする ヘモグロビンがたくさん含まれています。このヘモグロビンが分解される過程でつくられる のが、ビリルビンという物質です。通常1日に約250mg gooヘルスケア 家庭の医学。
- ジルベール症候群(じるべーるしょうこうぐん)は、黄疸を呈する症候群の一つ。 ギルバートとは読まない。フランスのジルベール博士によって報告された。ジルベール 症候群は、成人で間接ビリルビン優位の黄疸を示す症候群なので、 ...
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★リンクテーブル★
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- 28歳の女性。全身倦怠感と黄疸とを主訴に来院した。幼少時から何度か顔色不良を指摘されたことがあった。兄が貧血と言われたことがある。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認める。第3肋間胸骨左緑に2/6度の収縮期雑音を聴取する。左肋骨弓下に脾の先端を触れる。血液所見:赤血球262万、Hb8.2g/dl、Ht25%、網赤血球7.4%、白血球4,600、血小板17万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl.アルブミン4.6g/dl,尿素窒素12.0mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl.総コレステロール185mg/dl、総ビリルビン3.8mg/dl.直接ビリルビン0.8mg/dl、AST 78IU/l、ALT 35IU/l、LDH 684IU/l(基準176~353)、ALP220IU/l(基準260以下)。
[正答]
※国試ナビ4※ [102C017]←[国試_102]→[102C019]
[★]
- 英
- Gilbert syndrome, Gilbert's syndrome
- 同
- Gilbert症候群
- ジルベール病 Gilbert病 Gilbert's disease Gilbert disease
- グルクロニルトランスフェラーゼ欠損症II型、アリアス型高ビリルビン血症
- 関
- 黄疸、高ビリルビン血症、体質性黄疸、クリグラー・ナジャー症候群
- 家族性非溶血性黄疸 familial non-haemolytic hyperbilirubinemia
疫学
- 体質性黄疸の中で最多
- 発症頻度は日本では約5%ないし2-7% 8%(HIM.1930)
- 男女比は1.5:1~>7:1 (HIM.1930)
病因
- 2q37.1に座乗するUGT1A1遺伝子が関連。
- 翻訳産物のUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UDP-glucuronosyltransferase ,UDPGT)の活性低下による。 → 他の遺伝子が関与しているだの、クリグラー・ナジャー症候群の疾患スペクトラムの延長線にあるんじゃねえのとか所説有り。
遺伝
病態
- 間接ビリルビンが軽度増加するが通常無症状である。増悪因子の存在により黄疸が増悪するが、原因の除去により軽快。
症状
- 無症状が多い、あっても軽い黄疸。感染、ストレス、絶食、過労時に増悪するが、原因の除去により軽快。
検査
- 血清ビリルビン:3mg/dlないし5mg/dlであり、動揺性黄疸を呈する。
- 低カロリー食試験:400kcal/day , 2days -> 総?ビリルビンが2倍以上に増加
- 肝酵素:正常
- ICG試験:正常
- BSP試験:正常
=Gilberts syndromeでは以下の場合にビリルビン産生が増加して間接ビリルビンが上昇する
- 空腹、溶血、発熱性疾患(intercurrent febrile illnesses)の併発、労作、ストレス、月経
診断
- 肝生検組織におけるUDPGTの活性低下、低カロリー食試験で陽性、フェノバルビタール投与における黄疸の軽快など
治療
- 無治療でも予後は良好で、治療の必要なし。
- 症状が気になればフェノバルビタール
体質性黄疸
- IMD.875改変
注意
- ビリルビン-UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼにより代謝(グルクロン酸抱合)される薬物の投与により、副作用が強く出現する ex.イリノテカン(CPT-11) (HIM.1930)
参考
- http://omim.org/entry/143500
[★]
- 英
- inborn error of bilirubin metabolism
- 同
- 先天性黄疸 congenital jaundice、体質性黄疸 constitutional jaundice、遺伝性高ビリルビン血症 hereditary hyperbilirubinemia
[★]
- 英
- constitutional hyperbilirubinemia
- 関
- ジルベール病、体質性黄疸
[★]
- 英
- jaundice (prejndiceと似ている?), choloplania
- ラ
- icterus
- 関
- ビリルビン、新生児黄疸
- 基準値:総ビリルビン(TB) 0.2-1.2 mg/dl
- 総ビリルビンが2.0 mg/dl を超えると肉眼的に黄疸が認められる
黄疸の原因 (内科診断学 第2版)
- 同
- jaundice
- 同
- 付録16
[★]
- 英
- trait、constitution、habitus
- 同
- 個人的素因 individual disposition
- 関
- 気質、形質、構成、構造、組成、特色、体格、素因、素質
[★]
- 英
- constitutional
- 関
- 体質的