- 英
- lactomin
- 商
- アタバニン、ビオスミン、ビオスミン配合、ビオスリー配合、ビオヂアスミンF-2、ビオフェルミン、ビオフェルミン配合、ビオラクト、ビフラミン、フソウラクトミン、ラクトミン、レベニンS
- 関
- 止しゃ剤,整腸剤
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/06 07:45:54」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。
- 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2013年4月)
- マークアップをスタイルマニュアルに沿った形に修正する必要があります。(2013年4月)
|
ラクトミン(Lactomin)は、乳酸菌製剤であり、医療用医薬品としても、一般用医薬品(OTC)としても使用されている。腸内菌叢の異常による諸症状の改善という効能または効果を有する。
ラクトミンは、「Streptococcus faecalis、Streptococcus faecium、Lactobacillus acidophilus、またはLactobacillus bulgaricusの生菌菌体を集め、乾燥した後、殿粉、乳糖、白糖など適当な賦形剤またはそれらの混合物と混合したもの」と定められている[1]。
現在日本で製造販売されている医療用医薬品ラクトミンは、Streptococcus faecalisのみを含むもの(大日本住友製薬のアタバニン散[2]、ビオフェルミン製薬のビオスミン配合散[3]およびビオフェルミン配合散[4]、東亜薬品のビオスリー[5]など)と、Streptococcus faecalisおよびLactobacillus acidophilusの二つの菌が混合されたもの(わかもと製薬のレベニンS散[6]など)の2種類がある。
脚注[編集]
- ^ 日本公定書協会編:日本薬局方外 医薬品規格 2002. じほう, 2002, p.584. ISBN 9784840730549
- ^ アタバニン散 https://ds-pharma.jp/product/atabanin/
- ^ ビオスミン配合散 http://www.biofermin.co.jp/iryo/pdf/biosmin_6.pdf
- ^ ビオフェルミン配合散 http://www.biofermin.co.jp/iryo/pdf/bg_ract_5.pdf
- ^ ビオスリー http://www.toabio.co.jp/html/medicalitem_index.html
- ^ レベニンS散 http://www.wakamoto-pharm.co.jp/mpc/medic/index.html#re
Japanese Journal
- P-152 ワルファリンとラクトミン製剤との相互作用が疑われた 1 症例
- 焼肉用若鶏生産におけるラクトミン添加飼料の肥育効果に関する研究
Related Links
- ビオフェルミンとは?ラクトミンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 おなかの調子をよくするお薬です。下痢や便秘に用います。 作用 このお薬は乳酸菌の仲間です。腸にやさしい善玉の ...
- ラクトミン(腸内細菌叢の異常による症状を調整する薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ラクトミンの詳細情報|ラクトミンなどお薬事典のここカラダ [元に戻す | + 拡大] ここカラダTOP > お薬事典 > ラクトミン
- 腸内細菌叢の異状による症状を調整する薬「ラクトミン(各社)」の説明。成分名、製品名、作用・副作用、用法・注意点など。 ... 乳酸菌や酪酸菌を含む製剤で、抗生物質や化学療法剤を服用したときに、腸内細菌叢のバランスがくずれて ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビオスリー配合散
組成
有効成分
- 1g中※
ラクトミン10mg
酪酸菌 50mg
糖化菌 50mg
※ビオスリー配合散1gとビオスリー配合錠2錠がほぼ等しい生菌数となるように調製している。
添加物
- ポリビニルアルコール(完全けん化物)、ポビドン、バレイショデンプン、乳糖水和物
効能または効果
・ビオスリー配合散
- 通常成人1日1.5〜3gを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
・ビオスリー配合錠
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
腸内細菌叢の正常化1)
- 細菌性下痢症の乳幼児にビオスリー配合散を投与し糞便内細菌叢を検索したところ、ビフィズス菌は増加し、腸内細菌叢の改善度の指標とされる好気性総菌数に対する嫌気性総菌数の比率は有意に増加することが認められた。
共生による増殖性向上11)
- 本剤の酪酸菌と乳酸菌の混合培養では、酪酸菌の菌数は単独培養時に比較し、約10倍に増加した。また、糖化菌培養ろ液を添加して培養するとき、乳酸菌の菌数は約10倍に増加した。
共生による整腸作用1) 12)
- 本剤は、三種の活性菌の共生により、ヒト腸管内において増殖し、有害菌の発育を阻止して腸内細菌叢の正常化を図り整腸作用を発揮する。
共生による病原性細菌に対する抑制作用
- 連続流動培養において、酪酸菌と乳酸菌を混合培養し、病原性細菌(大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ディフィシール菌、ボツリヌス菌、MRSA)に対する拮抗作用を確認したところ、各菌の単独培養時より顕著に認められた。
一方、ビフィズス菌、ラクトバチルスに対しては抑制せず、共生関係を維持した。12)〜15)
- 小児のサルモネラによる下痢症において、ビオスリー配合散を構成する菌株は、共生作用によりサルモネラ菌に対して抑制作用を有した。16)
- 本剤の投与により内分泌系及びリウマチ性疾患由来の便通異常に対してBifidobacterium の増加、Clostridium perfringens の減少等が観察され、腸内細菌叢の正常化による症状改善が認められた。17)
有用菌の助長作用1) 18)〜20)
- 本剤の投与によりBifidobacterium の助長作用が認められ、また、Bacillus mesentericus TO-Aの代謝産物にBifidobacterium の分裂促進作用が認められた。
有効成分に関する理化学的知見
ラクトミン(乳酸菌)
- Streptococcus faecalis (Streptococcus faecalis T-110の生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。21)
酪酸菌
- Clostridium butyricum (Clostridium butyricum TO-Aの生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに灰褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
糖化菌
- Bacillus mesentericus (Bacillus mesentericus TO-Aの生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに灰褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。21)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
糖分解により乳酸で腸内を酸性にする
→病原菌大腸菌の増殖阻止
→腐敗発酵物のアンモニアの産生抑制
下痢止め作用弱→止瀉薬併用
ラクトミン
antibiotic resistant lactobacillus(耐性乳酸菌ビオフェルミンR)
抗生物質使用時に使う
[★]
ラクトミン(ストレプトコッカス・フェカリス、ラクトバチルス・アシドフィルス)、ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム)
- 関
- 止しゃ剤,整腸剤
[★]
ラクトミン、糖化菌
[★]
- 関
- 止しゃ剤,整腸剤