- ラ
- Clostridium butyricum
- 商
- ビオスリー配合
- 関
- クロストリジウム・ブチリクム、宮入菌
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/13 11:31:14」(JST)
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酪酸菌(らくさんきん、Clostridium butyricum Prazmowski 1880)は、酪酸を生成する偏性嫌気性芽胞形成グラム陽性桿菌である。クロストリジウム属のタイプ種でもある。芽胞の形で環境中に広く存在しているが、特に動物の消化管内常在菌として知られている。日本では宮入菌と呼ばれる株が有用菌株として著名であり、芽胞を製剤化して整腸剤として用いられている。その一方で醸造食品の劣化の原因になり、また天然にはE型ボツリヌス毒素を産生する株があり、稀ではあるが食中毒の原因ともなる。なおクロストリジウム属および近縁の細菌には酪酸を生成するものが数多く知られている。
酪酸菌を含む医薬品
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P1-515 芽胞形成性酪酸菌製剤の抗菌剤感受性について(一般演題 ポスター発表,薬物療法(その他),臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- イタリアンライグラス(Lolium multiflorum Lam.)に付着する微生物の菌種構成と乳酸菌添加による高水分サイレージの発酵特性
- 小林 寿美,蔡 義民,上垣 隆一,清水 雅代,中島 麻希子,金谷 千津子,岡島 毅,高田 良三
- 日本草地学会誌 56(1), 39-46, 2010-04-15
- … 材料草に付着する好気性細菌は新鮮物1g当たり10^6-10^7,大腸菌群は10^5-10^6,乳酸菌は10^4以下,酪酸菌はタチワセのみ10^1CFUで分布していた。 …
- NAID 110007594040
Related Links
- 楽天市場-「酪酸菌」検索結果です。楽天市場は、セールや送料無料など取扱商品数が日本最大級のインターネット通販サイト・オンラインショッピングコミュニティです。(標準順 写真付き一覧)
- 酪酸菌(Clostridium butyricum) とは 酪酸菌とは長年医薬品又は飼料として使われてきた微生物です。安全性についても確立されています。尚、弊社が培養に使用している菌株も同様です。 酪酸菌は増殖の際に酪酸・酢酸・プロピオン酸な ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビオスリー配合散
組成
有効成分
- 1g中※
ラクトミン10mg
酪酸菌 50mg
糖化菌 50mg
※ビオスリー配合散1gとビオスリー配合錠2錠がほぼ等しい生菌数となるように調製している。
添加物
- ポリビニルアルコール(完全けん化物)、ポビドン、バレイショデンプン、乳糖水和物
効能または効果
・ビオスリー配合散
- 通常成人1日1.5〜3gを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
・ビオスリー配合錠
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
腸内細菌叢の正常化1)
- 細菌性下痢症の乳幼児にビオスリー配合散を投与し糞便内細菌叢を検索したところ、ビフィズス菌は増加し、腸内細菌叢の改善度の指標とされる好気性総菌数に対する嫌気性総菌数の比率は有意に増加することが認められた。
共生による増殖性向上11)
- 本剤の酪酸菌と乳酸菌の混合培養では、酪酸菌の菌数は単独培養時に比較し、約10倍に増加した。また、糖化菌培養ろ液を添加して培養するとき、乳酸菌の菌数は約10倍に増加した。
共生による整腸作用1) 12)
- 本剤は、三種の活性菌の共生により、ヒト腸管内において増殖し、有害菌の発育を阻止して腸内細菌叢の正常化を図り整腸作用を発揮する。
共生による病原性細菌に対する抑制作用
- 連続流動培養において、酪酸菌と乳酸菌を混合培養し、病原性細菌(大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ディフィシール菌、ボツリヌス菌、MRSA)に対する拮抗作用を確認したところ、各菌の単独培養時より顕著に認められた。
一方、ビフィズス菌、ラクトバチルスに対しては抑制せず、共生関係を維持した。12)〜15)
- 小児のサルモネラによる下痢症において、ビオスリー配合散を構成する菌株は、共生作用によりサルモネラ菌に対して抑制作用を有した。16)
- 本剤の投与により内分泌系及びリウマチ性疾患由来の便通異常に対してBifidobacterium の増加、Clostridium perfringens の減少等が観察され、腸内細菌叢の正常化による症状改善が認められた。17)
有用菌の助長作用1) 18)〜20)
- 本剤の投与によりBifidobacterium の助長作用が認められ、また、Bacillus mesentericus TO-Aの代謝産物にBifidobacterium の分裂促進作用が認められた。
有効成分に関する理化学的知見
ラクトミン(乳酸菌)
- Streptococcus faecalis (Streptococcus faecalis T-110の生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。21)
酪酸菌
- Clostridium butyricum (Clostridium butyricum TO-Aの生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに灰褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
糖化菌
- Bacillus mesentericus (Bacillus mesentericus TO-Aの生菌菌体、又はそれらの生菌菌体を含む培養物の乾燥粉末)
形態:
性状:
- 白色〜わずかに灰褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。21)
★リンクテーブル★
[★]
- ラ
- Clostridium butyricum
- 同
- ミヤBM
- 関
- 酪酸菌
- 細菌分類学上Clostridium butyricum に属するグラム陽性、有芽胞、偏性嫌気性の桿菌
- 酪酸、酢酸などの短鎖脂肪酸を産生する
[★]
- 関
- 止しゃ剤,整腸剤
[★]
- ラ
- Clostridium butyricum
- 関
- 酪酸菌
[★]
- 英
- butyric acid, butanoic acid
- 同
- ブチル酸、ブタン酸
- 関
- カルボン酸
関連物質
[★]
- 英
- fungus、fungi、microbial
- 関
- 菌類、真菌、真菌類、微生物