アゾセミド
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- アゾセリック(浮腫(むくみ)の治療薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 腎臓に働いて尿量を増す作用があるので、体内にたまった余分な水分を排泄(利尿)して、むくみをとります。
- アゾセリックとは。効果、副作用、使用上の注意。 腎臓(じんぞう)でつくられる尿の量を増やし(利尿)、体内の余分なナトリウムや水を体外へ排泄(はいせつ)してむくみを解消するほか、血圧も下げます。利尿効果は高く、チアジド系降圧 ...
- アゾセリック錠60mgの薬効やアゾセリック錠60mgの薬剤コードや画像は下記の通りです。 アゾセリック錠60mgは専門医師の指導の下、用法用量を守って正しくお使いください。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アゾセリック錠60mg
組成
- 1錠中 アゾセミド 60mg含有
- 添加物として、乳糖水和物,トウモロコシデンプン,セルロース,リン酸水素ナトリウム,カルメロースカルシウム,ステアリン酸カルシウム,ヒプロメロース,マクロゴール,酸化チタン含有
禁忌
- 無尿の患者[本剤の効果が期待できない。]
- 肝性昏睡の患者[低カリウム血症によるアルカローシスの増悪により肝性昏睡が悪化するおそれがある。]
- 体液中のナトリウム,カリウムが明らかに減少している患者[電解質異常を起こすおそれがある。]
- スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 心性浮腫(うっ血性心不全),腎性浮腫,肝性浮腫
- 通常成人1日1回1錠(アゾセミドとして60mg)を経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 進行した肝硬変症のある患者[肝性昏睡を誘発するおそれがある。]
- 重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少,血液濃縮をきたし、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがある。]
- 肝疾患・肝機能障害のある患者[肝性昏睡を誘発するおそれがある。]
- 本人又は両親,兄弟に痛風,糖尿病のある患者[痛風発作を起こすことがある。糖尿病が悪化することがある。]
- 下痢,嘔吐のある患者[電解質異常を起こすことがある。]
- 手術前の患者[1)昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させるおそれがある。2)ツボクラリン等の麻痺作用を増強するおそれがある。「相互作用」の項参照]
- セファロスポリン系抗生物質,アミノグリコシド系抗生物質,ジギタリス剤,糖質副腎皮質ホルモン剤,ACTH,サリチル酸誘導体又は非ステロイド性消炎鎮痛剤の投与を受けている患者(「相互作用」の項参照)
- 減塩療法時の患者[低ナトリウム血症を起こすことがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「小児等への投与」の項参照)
- 1.〜11.項は「副作用」の項参照
重大な副作用
電解質異常:低カリウム血症,低ナトリウム血症等の電解質異常があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 2-Chloro-5-(1H -tetrazol-5-yl)-N 4 -(2-thenyl)sulfanilamide
分子式
分子量
融点
性状
- アゾセミドは白色〜黄白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。N ,N -ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。光により徐々に黄色に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diuretic、diuretic drug
- 関
- 利尿、利尿薬
商品
[★]
- 英
- azosemide
- 商
- アゾセリック、ダイアート、ダイタリック
- 関
- 利尿薬、ループ利尿薬
- 健康成人では経口投与後1時間以内に作用が発現し、9時間後まで持続((株)三和化学研究所 社内資料(薬物動態に関する資料))。
- 浮腫患者においては12時間後まで作用が持続した(山田和生 他:基礎と臨床 18(9):4471,1984)。