- 英
- low transverse arrest, deep transverse position
- 関
- 回旋異常、遷延分娩、異常分娩
概念
- 児頭が骨盤を下降するが、第2回旋がおこらず骨盤底に達し、矢状縫合が骨盤横径に一致するもの(NGY.450)
原因
- NGY.451
- 産道の問題:広骨盤、児頭過少
- 回旋の障害:骨盤底の強靭、微弱陣痛、臍帯巻絡
治療
- 微弱陣痛を伴う場合は陣痛促進をはかる。
- 陣痛が整調になっても分娩の進行が見られない場合やnon-reassuring fetal statusが生じた場合には、急遂分娩(吸引分娩・鉗子分娩)。(NGY.451)
国試
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/11 10:51:40」(JST)
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低在横定位(ていざいおうていい)とは異常分娩のひとつである。第2回旋が起こらなかったため生じ、骨盤底に達しても矢状縫合が横径に一致して分娩が停止した状態となる。
治療
- 児頭の後頭側を下にして側臥位をとらせる。
- 無効な場合は陣痛促進薬を与える。
- 胎児仮死あるいは分娩の遷延化で吸引分娩、鉗子分娩の適応となる。
吸引分娩、鉗子分娩の適応
- 子宮口が全開大であること。
- 経腟分娩が可能であること。
- 吸引カップや鉗子がかけられること。
- 児頭がSP+2cm以下に下降していること。
- 胎児が生存し、成熟していること。
関連項目
UpToDate Contents
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- 1. 後頭横位 occiput transverse position
- 2. 後頭後位の胎児のマネージメント management of the fetus in occiput posterior position
- 3. 吸引補助による手術的経膣分娩の手順 procedure for vacuum assisted operative vaginal delivery
- 4. 正常分娩および遷延分娩、分娩停止 overview of normal labor and protraction and arrest disorders
- 5. 下肢深部静脈血栓症が疑われた場合の診断 diagnosis of suspected deep vein thrombosis of the lower extremity
Japanese Journal
- 第2回旋の異常(後方後頭位,低在横定位,過剰回旋)への対応 (特集 胎位・胎向・回旋を見極める 分娩機序から学ぶ正常・異常の判断と対応)
- 4)回旋異常(10.異常分娩の管理と処置,D.産科疾患の診断・治療・管理,研修コーナー)
- 骨産道と回旋異常 (特集 待つ?待たない!の見分け方 難産:正確な診断と迅速な対応)
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- 円形の骨盤の女性は高在縦定位を起こしやすい。低在横定位では第1回旋は行われて いる ...
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★リンクテーブル★
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- 28歳の初産婦。妊娠経過は順調であった。妊娠39週5日に陣痛発来のため入院した。身長160cm、体重63kg。妊娠中の体重増加は11kgである。子宮底長34cm、腹囲90cm。内診所見:児頭は骨盤入口部固定、子宮口3cm開大、頚管の硬度は軟。入院後、陣痛は増強し、子宮口10cm開大、SP+2cmで自然破水した。矢状縫合は横径に一致し、先進する小泉門は母体の左側に触れた。破水後、陣痛はさらに増強したが、4時間経過しても分娩の進行はみられなかった。再び内診したところ、児頭の所見は不変であった。胎児心拍数陣痛図で、早発一過性徐脈がみられる。
- 診断はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [098B003]←[国試_098]→[098B005]
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- 30歳の1回経産婦。前回の妊娠は妊娠40週2日で3.200gの男児を自然経膣分娩した。今回の妊娠中の経過は順調であり、妊娠38週4日に陣痛が発来したので入院した。入院後も陣痛は次第に増強して子宮口も徐々に開大した。8時間後、子宮口全開大、児頭の下降度SP+2~+3cm、小泉門は9時の方向に触知した。その2時間後も所見は変わらず、坐骨棘は触知困難で、産瘤を認めない。胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
- この時点で考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H011]←[国試_101]→[101H013]
[★]
- 30歳の初産婦。妊娠38週4日。陣痛が発来したので入院した。妊娠中の経過は順調であり、入院後も陣痛は次第に増強して子宮口も徐々に開大した。8時間後、子宮ロ9cm開大、児顕の下降度SP+2cm、児頭の小泉門は9時の方向に位置したままで分娩進行は遷延している。胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D001]←[国試_097]→[097D003]
[★]
- 分娩中の異常とその対応の組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107B017]←[国試_107]→[107B019]
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[正答]
※国試ナビ4※ [105B028]←[国試_105]→[105B030]
[★]
- 経腟分娩における第2回旋の異常はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A009]←[国試_113]→[113A011]
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[正答]
※国試ナビ4※ [106G005]←[国試_106]→[106G007]
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- 英
- abnormal labor
- C.産科疾患の診断・治療・管理 6.異常分娩の管理と処置
分類
娩出力の異常
陣痛の異常
腹圧の異常
産道の異常
骨盤の異常
児頭骨盤不均衡
軟産道の異常
胎児の異常
胎位異常
胎勢異常
回旋異常
屈曲位における回旋異常
反屈位における回旋異常
進入異常
肩甲難産
胎児付属物の異常
[★]
- 英
- orientation
- 関
- 見当識、配向、配向性