- 32歳の初産婦。妊娠32週。昨夜から悪寒、嘔吐および背部痛が出現したので来院した。身長156cm、体重58kg。体温38.2℃。脈拍96/分、整。血圧120/82mmHg。軽い子宮収縮はあるが圧痛はない。尿所見:蛋白2+、沈査に赤血球2~5/1視野、白血球多数/1視野。血液所見:赤血球380万、Hb11.2g/dl、Ht35%、白血球12,000。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
- 7歳の女児。意識障害のため救急車で搬入された。
- 現病歴 : 2か月前から夜間排尿に起きるようになり、その都度水を飲んでいた。2週前から、学校から帰ると疲れたと言って昼寝をするようになった。1逓前から咽頭痛、耳下腺部痛および発熱を認め、近医で流行性耳下腺炎と診断された。入院前日から頭痛と発熱とを認め、食欲が低下した。体重が2か月前に比べて3kg減少した。入院当日の朝、頭痛を訴えて嘔吐した。その後、急速に意識状態が悪化し、呼名に反応しなくなった。
- 発育歴 : 在胎39週、正常分娩。身長49cm、体重3,000gで出生した。新生児期の黄疸は正常であった。成長・発達に異常はない。
- 家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識混濁があり、痛みにかろうじて反応する。身長119cm、体重22kg。体温38℃。胸腹部に異常はなく、肝・脾を触れない。項部硬直とKernig徴候とを認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖4+、ケトン体3+。血液所見:赤血球460万、Hb14.6g/dl、Ht40%、白血球11,000。血清生化学所見:血糖782mg/dl、尿素窒素35mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、Na130mEq/l、K4.0mEq/l、Cl92mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.00、HCO3- 8mEq/l、BE -23mEq/l.
- a. 生理食塩液点滴
- b. インスリン持続点滴
- c. 7%重炭酸ナトリウム静注
- d. 腹膜透析
- e. 人工呼吸管理
[正答]
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- 30歳の初産婦。妊娠38週4日。陣痛が発来したので入院した。妊娠中の経過は順調であり、入院後も陣痛は次第に増強して子宮口も徐々に開大した。8時間後、子宮ロ9cm開大、児顕の下降度SP+2cm、児頭の小泉門は9時の方向に位置したままで分娩進行は遷延している。胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
[正答]
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