- 30歳の1回経産婦。前回の妊娠は妊娠40週2日で3.200gの男児を自然経膣分娩した。今回の妊娠中の経過は順調であり、妊娠38週4日に陣痛が発来したので入院した。入院後も陣痛は次第に増強して子宮口も徐々に開大した。8時間後、子宮口全開大、児頭の下降度SP+2~+3cm、小泉門は9時の方向に触知した。その2時間後も所見は変わらず、坐骨棘は触知困難で、産瘤を認めない。胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
- この時点で考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 小学3年生10名が軽い吐き気を訴えて来院した。当日は学校で改装工事が進行中であった。ボイラー室内壁の古くなった吹きつけ剤を剥がす工事、玄関にあるコンクリート製段差を削り取る工事および昇降口扉の塗装工事が行われていた。児童は全員が当該校舎で授業を受けていた。当日は晴天、無風、気温は23℃であった。
[正答]
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- 2か月の乳児。左眼の角膜混濁と流涙とを主訴に来院した。左眼の角膜径は縦径、横径ともに13.0mmである。右眼に異常はない。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 英
- low transverse arrest, deep transverse position
- 関
- 回旋異常、遷延分娩、異常分娩
概念
- 児頭が骨盤を下降するが、第2回旋がおこらず骨盤底に達し、矢状縫合が骨盤横径に一致するもの(NGY.450)
原因
- NGY.451
- 産道の問題:広骨盤、児頭過少
- 回旋の障害:骨盤底の強靭、微弱陣痛、臍帯巻絡
治療
- 微弱陣痛を伴う場合は陣痛促進をはかる。
- 陣痛が整調になっても分娩の進行が見られない場合やnon-reassuring fetal statusが生じた場合には、急遂分娩(吸引分娩・鉗子分娩)。(NGY.451)
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